Round 7: 尹 壽漢(東京) vs.
原野 誉大(神奈川)

Posted in Event Coverage on June 23, 2012

By Wizards of the Coast

R7_harano_VS_yoon.jpg

 尹 壽漢(ユン スハン)は独自のチューンに定評の有る関東のデッキビルダーだ。
 当然今回も、オリジナルチューンの《シルヴォクののけ者、メリーラ》-《出産の殻》デッキを持ってきた。
 今回はあの渡辺 雄也にもデッキがシェアされ、ユン・渡辺ともにここまで全勝で話題となっている。

 原野は神奈川で練習を積むプレイヤーで、友人の家での練習やPWCに積極的に参加している。デッキの調整を繰り返し、グランプリトライアル上海でトップ8に入って自信を付けての参加だ。
 こちらもかなりオリジナルの構成で、根幹パーツは《出産の殻》デッキに似ているのだが、《けちな贈り物》から様々なユーティリティが飛び出す面白いデッキになっている。

ゲーム1

尹 壽漢

 先手を取った原野、手札を少し確認しキープを宣言。《湿った墓/Watery Grave 》からゲームが始まる。一方のユンもノータイムでキープを宣言し、《極楽鳥》をプレイ。両者順調な立ち上がりのようだ。

 《前兆の壁》でターンを返した原野に対して、ユンは少し考えたうえで《出産の殻》をプレイ。戦場に残れば圧倒的な展開となりえる。

 両者同じく《台所の嫌がらせ屋》をプレイするが、ユンは当然《出産の殻》を起動。《台所の嫌がらせ屋》は頑強したうえで、《エレンドラ谷の大魔導師》が登場する。現在は起動マナが無いが、次のターンからは強烈なプレッシャーとなるだろう。
 これには原田もたまらず《流刑への道》を打ち込むが、自身のターンに打ったためマナ差の不利は否めない。
 ユンの《思考囲い》により公開されたのは《謎めいた命令》と《けちな贈り物》、そして土地が2枚。《けちな贈り物》が指定され墓地へ送られる。

 安全を確認したうえで《イーオスのレインジャー》から《臓物の予見者》を2枚手札に加え、さらに《出産の殻》により《イーオスのレインジャー》が《目覚ましヒバリ》に変化。着々とコンボの準備を整えていく。

 既に準備万端となってしまったユンに対して、手札の有効牌が《謎めいた命令》だけではどうしようもなく、力なくターンを返す。

 ユンは《出産の殻》で《極楽鳥》を生け贄に捧げ、《幻影の像》が《目覚ましヒバリ》となり、さらに《シルヴォクののけ者、メリーラ》がプレイされ、どうやっても「無限ライフ」が止められなくなってしまった原野は投了した。

ユン 1-0 原野

ゲーム2

 お互い7枚をキープし、原野は《貴族の教主》からスタート。
 ユンが《新緑の地下墓地》を置き、原野のターンエンドに起動したところで、《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor 》が突き刺さる。上から4枚には森も沼も無かったため、土地がただ消えてしまった。

 しかたなく、といった感じで土地を置き《根の壁/Wall of Roots 》をプレイしていくが、原野の側にも《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor 》が追加され、クロックが強化されていく。

 ユンもとりあえずという感じで《出産の殻》をプレイするが、ここで《けちな贈り物》から《堀葬の儀式》と《大修道士、エリシュ・ノーン》「のみ」が持ってこられ、それを見てユンはカードを片付けることになった。いわゆる《けちな贈り物》パッケージの一つである。

ユン 1-1 原野

ゲーム3

原野 誉大

 ユンが《出産の殻》から連鎖でのコンボを、原野が《けちな贈り物》による一発勝利をお互いに見せ合ったところで3本目。

 双方マナクリーチャーをプレイし、原野はユンのドロー後に《ヴェンディリオン三人衆》をプレイする。ここで《出産の殻》を下に送ってしまいクロックが用意できれば、手札の《流刑への道》や《けちな贈り物》、《修復の天使》を構えていける盤石の体制だ。

 …そう、《出産の殻》さえなければ。公開された手札は《エレンドラ谷の大魔導師》、《化膿/Putrefy 》という単品でも強力な2枚に加え、なんと《出産の殻》が2枚!

 片方を下に送ってももう1枚をプレイされてしまうが、しかしそれでも手札に《クァーサルの群れ魔道士》を抱える原野は「1回はしかたない」ということで《出産の殻》の片方を山札の下に。そう、ずっと《出産の殻》を起動され続けるような状況よりは、他のカードのほうがマシだ。

 注文通りこのターンに《出産の殻》をプレイしたユンは《根の壁/Wall of Roots 》を生け贄に捧げ、《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff 》により《貴族の教主》と《ヴェンディリオン三人衆》は墓地に送る。原野は何はともあれ《出産の殻》は破壊するが、後手に回ってしまっていることは否めない。場には土地しか無いのだ。

 ユンは《エレンドラ谷の大魔導師》を追加し、盤石の体制を目指していく。

 原野は《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff 》の攻撃に合わせ《修復の天使》を場に出してみるものの、ここには見えている《化膿/Putrefy 》が飛びクロックを作れない。仕方なく、マナが無いうちにと自身のターンに《流刑への道》を《エレンドラ谷の大魔導師》へ。

 一応ながら場にクロックはほぼなくなり、手札にはまだ《流刑への道》を2枚と《けちな贈り物》を抱えている原野。盤石に見えるが土地が4枚で止まっており不足気味なのが難点か。

 と、ここでユンは都合3枚目の《出産の殻》をプレイ!
 仕方なく場に出る前に《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff 》を《流刑への道》するが、貴重な除去を使わされてしまっている。ユンは《根の壁/Wall of Roots 》を生け贄に捧げ、《永遠の証人》から《化膿/Putrefy 》を手札に戻す。

 《出産の殻》自体に対処することが出来ない原野は、仕方なく《永遠の証人》を《流刑への道》していく。これまた損な取引だが、場を綺麗にしたうえで《けちな贈り物》が打てれば逆転の可能性は十分にある。

 ユンは生け贄に捧げるクリーチャーを手に入れるために、《罪+罰/Crime // Punishment》の《罪/Crime // Punishment》で原野の《ヴェンディリオン三人衆》を釣り上げ、原野に《けちな贈り物》をプレイすることを強いる。原野も仕方なく注文通りの《堀葬の儀式》《大修道士、エリシュ・ノーン》パッケージを。

 ユンはすぐさま《ヴェンディリオン三人衆》を《イーオスのレインジャー》にして、《臓物の予見者》2枚を手札に加えターンを返す。

 原野は《堀葬の儀式》により《クァーサルの群れ魔道士》を釣り上げ《出産の殻》を割ってみるものの、ユンの《イーオスのレインジャー》と追加された《残忍なレッドキャップ》が止められず、守るカードが引けなかった原野はライフが尽きて無念の投了となった。

ユン 2-1 原野

By Masami Kaneko

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