Round 7: 鍛冶 友浩(埼玉) vs. Frank Karsten(オランダ)

Posted in Event Coverage on November 30, 2005

By Yusuke Yoshikawa

全勝対決に挑む「世界のKJ」

2日目の幕開けは初日全勝対決。北九州チャンプ・"KJ"こと鍛冶 友浩(埼玉)Frank Karsten(オランダ)の顔合わせだ。

緑黒タッチ白のパワーあふれるデッキに仕上がった鍛冶だが、2枚の《遥か見/Farseek》と《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》からマナをうまく伸ばせるかが鍵であろう。彼のドラフトの詳細は別項にてお伝えするので、そちらもご参照いただきたい。

一方Karstenのデッキも3枚の《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》をはじめとして非常に強力。鍛冶は難敵を乗り越え、電車道を走り続けられるか。

Game 1

ダイスロールで鍛冶先攻に決まる。Karstenがお茶目に「ガンバッテー」(日本語)と声をかけて、ゲームスタート。

後攻Karstenはマリガン宣言するが、シャッフル中に《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》がポロリと。そしてダブルマリガンに陥るKarsten。ガンバッテー。

鍛冶は《遥か見/Farseek》《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》でマナベースを拡張して《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》と好調なスタート。Karstenも初手5枚ながら、《護民官の道探し/Civic Wayfinder》と不利を感じさせない動き。

鍛冶はひとまず攻撃せずに《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》《よろめく殻/Shambling Shell》を追加し、Karstenは《ボロスの印鑑/Boros Signet》を出すだけ。

これを見て、鍛冶は《臭い草のインプ》《よろめく殻》《ケンタウルスの護衛兵》で攻撃。Karstenは《ケンタウルスの護衛兵》をブロックして、ダメージスタック後に《かき集める勇気/Gather Courage》を使って《護民官の道探し》を救う。鍛冶は《ケンタウルスの護衛兵》2枚目を追加した。

ここで強力カード第1弾。Karstenはここでフルタップの《トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood》である。

鍛冶はこれに考えに手を止めるが、攻撃の手は止めない。先ほどの3体で攻撃し、《ケンタウルスの護衛兵》と《護民官の道探し》が交換になった。

いよいよKarstenのデッキが本領を発揮し始める。《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》と《根の血族の同盟者/Root-Kin Ally》がプレイされ、いよいよ地上は制圧の雰囲気だ。

ならばと、鍛冶は地上を捨てた。アップキープに《よろめく殻》で《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》に+1/+1カウンターを載せる。そしてドロー時にこれを発掘、プレイ、再度能力を使用、という過程を経て、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を3/4飛行とした。
この攻撃によりKarstenのライフは9。つまり、この過程を2度繰り返せば、きっちりライフを削りきれる、という寸法になる。守りに《ごみ引きずり/Junktroller》をプレイして、ターンを返す。

Tolsimir Wolfblood

Karstenもそれは承知で、生み出したVojaトークンとともに全軍突撃していく。鍛冶のライフが一気に10点削れていく。

しかし、ここで鍛冶の《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》によるライフが活きてきた。2度の攻撃を受けてもライフはまだ6残っている。

Karstenには除去も飛行ブロッカーもなく、致死ダメージを受ける間際に墓地を確認、情報を集めた後の投了となった。

鍛冶 1-0 Karsten

Game 2

早くもマッチを終えたAntione Ruel(同じドラフト卓)が観戦する中、Game 2はKarsten第3ターンの《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》から開幕。

《遥か見/Farseek》発進の鍛冶は、《死足虫/Mortipede》と迷いながらも《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》を場へ。しかしKarstenの2体目のクリーチャーは、またしても《セレズニアの福音者》なのであった。

早くも攻めを急がなければならない立場になった鍛冶は、《虚無魔道士の番人》で攻撃して《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》を場に送る。

トークンをひとつ得たKarstenは、ここで4マナ+《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》2体による召集で《根の血族の同盟者/Root-Kin Ally》。

鍛冶は《根の血族の同盟者》に《すがりつく闇/Clinging Darkness》をつけ、《ゴルガリの腐れワーム》《虚無魔道士の番人》で攻撃を続行。《虚無魔道士の番人》が《根の血族の同盟者》にブロックされKarstenのライフは13に。鍛冶は《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》を追加した。

Karstenが《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》で場を固めにかかる。だが鍛冶も虎の子の《死足虫》をプレイして、一撃必殺を狙う。

ライフを確認して、《死足虫》を確認して、ニヤリと笑うKarsten。だがもちろん打つ手は持っている。つまり《感電の弧炎/Galvanic Arc》。

希望を絶たれた格好の鍛冶は《根の血族の同盟者》に《信仰の足枷/Faith's Fetters》を張り、何とか攻撃を続行せんとする。

だが、《ゴルガリの腐れワーム》をブロックした《夜番の巡回兵》に《かき集める勇気/Gather Courage》がプレイされる。そうしてエースが失われると、あとはKarstenの大攻勢。

だがその間も、鍛冶の鋭い目つきはじっとKarstenを見つめていた。

鍛冶 1-1 Karsten

Game 3

鍛冶は三たび《遥か見/Farseek》のスタート。序盤の要件は完全に満たして好調だ。

第3ターンに《よろめく殻/Shambling Shell》、返しでおなじみの《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》。

鍛冶は《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》、Karstenは《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》で遅れながらもついていく。

《ゴルガリの腐れワーム》の攻撃は一度通るものの、ここからは《セレズニアの福音者》でチャンプ祭りになるのは目に見えている。そこで、鍛冶はたった今プレイした《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》で《よろめく殻/Shambling Shell》作戦を早くも実行していくことにした。今回はKarstenのライフ15からスタート。

Shambling Shell

まずは載せる、自分のターンに拾う、また載せる。これで3点。残り12。最後の手札の《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》を場に。Karstenは《蔦の踊り手/Ivy Dancer》を追加。

鍛冶は拾い、また載せる。これで4点、残り8。もちろん《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》が殴れるうちは一緒に攻撃し、Karstenにチャンプブロックを強いて、トークンを消費させておく。

ここでKarstenの戦線に《議事会の乗馬兵/Conclave Equenaut》が現れる。すでに《臭い草のインプ》はそれを上回る4/5というサイズになっているとはいえ、ブロックできるという事実はそれなりに厄介だ。

それでも、ここは押しの一手。鍛冶は再度拾い、《よろめく殻/Shambling Shell》を出してから4/5の《臭い草のインプ》のみで攻撃。既に《ゴルガリの腐れワーム》の射程に捕らえているので、これは温存。

土地が全てアンタップ状態であるKarstenに何があるか不気味なところではあるが…Karstenは《議事会の乗馬兵》でのブロックを宣言し、そしてニヤリと笑みを浮かべ…それを墓地に置いた。

そうなのだ。戦後に鍛冶が言ったように、「そうそう(除去が)あるわけではない」のだから。
攻めるべきときに勇気を持って攻めること。それは蛮勇ではなく、不可欠な力。
もちろん、逆転などする暇を与えず、鍛冶は一気にKarstenを寄り切った。

フランク・カーステン

鍛冶 2-1 Karsten

「(相手が黒緑だから)《エルフの空掃き/Elvish Skysweeper》抜いて《蔦の踊り手/Ivy Dancer》を入れたんだ。で、それを3本目で引いたんだけど、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》にやられたってことは、《エルフの空掃き/Elvish Skysweeper》なら何とかなってたってことだよね…」

とこぼすKarsten。

一方、鍛冶はこの《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》+《よろめく殻/Shambling Shell》で負けていた記憶があったからこういうことができた、という。

敗北から何かを学ぶことができるプレイヤーは、強くなる。彼は今や、この世界選手権で2人しかいない全勝プレイヤーだ!

Frank Karsten - Seat one

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Tomohiro Kaji - Seat two

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