Round 8: 鍛冶 友浩(埼玉) vs. Antoine Ruel(フランス)

Posted in Event Coverage on November 30, 2005

By Yusuke Osaka

会場内ただ一人の全勝をかけて戦う鍛冶 友浩

全勝でぶつかりあうのは先日行われたPTロサンゼルス優勝者で、世界最強Ruel兄弟の兄Antoine Ruelと、ベスト8が史上最も濃いと言われたGP北九州優勝で絶好調の鍛冶だ。

互いに、最近行われたプレミアイベントの優勝者で、更に世界選手権7勝0敗同士という、とても熱い一戦だ。

ドラフトで鍛冶が上、Antoineが下という位置関係で、黒緑、白赤と綺麗に別れたため、二人のデッキはかなりの強さだ。鍛冶の反対側の4人が色の協調を上手くできなかった事も考えると、この二人の対決は1番卓最強決定戦という意味を持つ。

Game 1

ダイスロールで3度同じ目が出た後に鍛冶が勝利し先攻。

鍛冶は2ターン土地を出すのみで、Antoineが《ボロスの速太刀/Boros Swiftblade》をキャストするところからゲームが始まる。クリーチャーのパワーを上げるカードが複数枚入ったAntoineのデッキにおいて二段攻撃の強さは盤面に見えるそれより遥かに高い潜在能力を持っている。

鍛冶は3ターン目に平然と《木彫りの女人像/Carven Caryatid》をキャストした。Antoineは《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》を追加するのみ。鍛冶は更に《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》をキャストし盤面を固める。Antoineは《古参兵の武具師/Veteran Armorer》を追加した上で《ボロスの速太刀/Boros Swiftblade》で攻撃。Antoineが保有するマナはの2マナで、環境に存在するカードを頭の中で検索した上で鍛冶は《木彫りの女人像/Carven Caryatid》一体でブロック。《稲妻のらせん/Lightning Helix》で《木彫りの女人像/Carven Caryatid》が一方的に除去された。

鍛冶は《ごみ引きずり/Junktroller》で守りを固め、Antoineは場に並んだクリーチャー達をじっくり確認した後で《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》を出して自軍のクリーチャーに速攻と+1/+1を与え4体でアタック。《ごみ引きずり/Junktroller》と《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》がブロックに参加するが、Antoine側のクリーチャーも《古参兵の武具師/Veteran Armorer》でタフネスが上がっているため、クリーチャーは一体も死なず、鍛冶のライフが20→14となるだけであった。

Primordial Sage

鍛冶は《よろめく殻/Shambling Shell》と《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》を並べ、Antoineの猛攻にストップをかける。Antoineは今までタフネス1のクリーチャーがいなかったために手札で温存していた《火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice》をキャストし《よろめく殻/Shambling Shell》を狙撃するが、《よろめく殻/Shambling Shell》は《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》へと+1カウンターを乗せた。

鍛冶は《始原の賢者/Primordial Sage》をキャストして、Antoineは苦しい顔をしながら《始原の賢者》に《信仰の足枷/Faith's Fetters》を付ける。鍛冶がクリーチャーを引くたびに《始原の賢者》で追加のドローをしてしまうため、Antoineは思い切ったように少し不利なフルアタック。1体のクリーチャーを鍛冶は本体で受け、残り3体はブロック。Antoineはクリーチャーを2体失い、鍛冶は1体を失ったが、ダメージをスタックに乗せた後に《虚無魔道士の番人》の能力で《信仰の足枷》を破壊し、《始原の賢者》が攻防に参加できるようになった。

鍛冶は2体目の《よろめく殻》をキャストし、《始原の賢者》の効果でドロー。更に《遥か見/Farseek》でマナを増やし、《始原の賢者》でアタック。Ruelは鍛冶の圧倒的な場を見て鼻で笑いながら《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》をキャストするのみ。

鍛冶は墓地に落ちていた《よろめく殻/Shambling Shell》を発掘して即キャスト。通常の発掘ではドローが止まってしまうが、《始原の賢者》の効果でドローできるため、毎ターン発掘し続けながら手札を増やす事が可能だ。

Antoineは《野良剣歯猫》で攻撃を加え、鍛冶は《ごみ引きずり》でブロックし、《よろめく殻》1体を生贄に捧げ、《ごみ引きずり》に+1カウンターを乗せ、《野良剣歯猫》を一方的に倒した。

鍛冶は《すがりつく闇/Clinging Darkness》を《ボロスの速太刀/Boros Swiftblade》に付け、《よろめく殻》と《始原の賢者》でアタック。ブロックしてしまうと先が見えなくなるAntoineはスルー。鍛冶のアタックはとても正確だ。綿密に計算をし、相手のデッキや手札のカードを的確に予想した上で、一番有利になるようにアタックをしている。鍛冶の強さは正確に場を把握し、攻撃をする能力の高さなのかもしれない。

Antoineは諦め気味に《山/Mountain》を出し、鍛冶はそのエンドステップに《よろめく殻》で《よろめく殻》に+1カウンターを乗せた。

鍛冶は《よろめく殻》を発掘し、キャストして更にドロー。4/2になった《よろめく殻》と3/5になった《虚無魔道士の番人》で攻撃を加え、多少考えた後にAntoineはブロックせずにライフを9へ。

Antoineは白マナを4つ残して《オルドルーンの猛士/Ordruun Commando》を出して防御する体制を整えた。しかし、次のターンに鍛冶の手札から《信仰の足枷》が唱えられるとAntoineは即座に投了した。

鍛冶 友浩 1-0 Antoine Ruel

Keening Banshee

序盤から生物で激しく攻め立ててくるAntoineのデッキを見て、戦闘に影響しないカードを抜き、防御力を高める2枚を入れた。

+1《かき集める勇気/Gather Courage
+1《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi
-1《特権階級/Privileged Position
-1《幽体の照明灯/Spectral Searchlight

Game 2

Antoineが先攻。

Antoineは2ターン目《急使の鷹/Courier Hawk》、3ターン目《古参兵の武具師/Veteran Armorer》とまずまずの立ち上がり。

鍛冶は3ターン目に《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》をキャストし、《古参兵の武具師》の攻撃を止める体制。

Antoineは《急使の鷹/Courier Hawk》でアタックした後、土地が止まってしまったようで、何もせずにターン終了。鍛冶は《叫び回るバンシー/Keening Banshee》をキャストし、《古参兵の武具師》を除去した。

Antoineは不機嫌にライブラリーを強く叩いてドロー。土地は引けず。鍛冶は《霊廟の牢番/Mausoleum Turnkey》をキャストするが何も回収せず。土地が止まったAntoineを畳みかけるために攻撃力を持ったクリーチャーをキャストしたという感じだ。

プロツアーロサンゼルスで戴冠をはたしたばかりのルーエル兄

Antoineは6ターン目にようやく4枚目の土地を見つける事ができ、《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》をキャスト。鍛冶は《遥か見/Farseek》と《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を展開し、Antoineは深いため息をついた後に力無くドロー。

Antoineは立て続けに土地を引くことができて、《信仰の足枷/Faith's Fetters》を《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》につけ、《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》で攻撃。鍛冶は《始原の賢者》で返す。

Antoineは《オルドルーンの猛士》をキャストし、ターンを返すが、鍛冶は《叫び回るバンシー/Keening Banshee》で《オルドルーンの猛士》を除去。Antoineは不機嫌な表情を見せながら次のドローをチラっと見て投了。

試合終了後に鍛冶の手札を見てみると、更なる《叫び回るバンシー/Keening Banshee》を持っていた。鍛冶はドラフト2連勝を重ね現在唯一の8連勝中で、ここまで強い鍛冶のデッキから、次のラウンドも簡単に勝利してしまいそうな雰囲気を感じる。

鍛冶 友浩 2-0 Antoine Ruel

Tomohiro Kaji - Seat 2

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Antoine Ruel - Seat 3

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