Round 8: Alan Comer (アメリカ) vs. Billy Moreno (アメリカ)

Posted in Event Coverage on November 30, 2005

By Koichiro Maki

アラン・カマー

最も楽しそうにプレイする殿堂メンバーランキングで、ぶっちぎり第一位の Alan Comer と、プロツアーロサンゼルスをMadness-tog で準優勝したアメリカ期待の新星、Billy Moreno の一戦。

Game 1

 基本土地のセットランドから2マナを生み出すバウンスランドへ。Alan は青黒でBillyが黒緑とギルド色は違うものの全く同じ行動を二人はとった。ただし動きは同じでも先手と後手では手札の枚数が違う。後手のBilly はこのムーブによって溢れた手札から、ちょっと悩んで《沼/Swamp》を墓地に置いた。

互いに土地での祝杯は終えた。いよいよバトルの時間だ。Alan は《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》から《噛みつきドレイク/Snapping Drake》へ。Billy は《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》を召喚し、出たばかりのドレイクへは《最後の喘ぎ/Last Gasp》を。

ここで、Alan はいつもの笑みを浮かべながら《落とし子の仲買人/Spawnbroker》を召喚し、《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》との交換を要求する。Billy はこれに頷くと、《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》をお代わり。場には、4体のパワー1クリーチャーがあまり頼もしくない感じでずらりと並び、互いのライフをちくたくちょこまか削りあい始めた。

Billy の一石が場に投げ込まれる。《不死の断片/Strands of Undeath》で奪われた《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》を狙い、まだまだ豊富にある Alan の手札を狙ったのだ。

「ちょっと待って、ナイスな考えがあるんだ。」

Alan は再びニヤリと笑った。《現実からの剥離/Peel from Reality》で狙われた《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》と、相手の場に潜入していた《落とし子の仲買人/Spawnbroker》を互いに戻し、この計画を未然に防ぐ。そして、さぁまた交換ごっこで遊ぼうぜとニヤリ。

このニヤリが効いたかどうかは分からないが、ゲームは少しずつ Alan のペースに。一時は止まっていた土地を順調に延ばすと、次々とクリーチャーを召喚。逆に、Billy は土地が詰まったまま。そこに Alan の《ヴィダルケンの放逐者/Vedalken Dismisser》が泣きっ面の鉢気味に、ぶすっ。

青黒ランド・平地・森。思わせぶりな土地構成を展開したものの、特に見せ場を作れぬまま Billy は静かに投了を宣言。その様を、2ターン目に捨てられた《沼/Swamp》は無言で見つめていた。

Swamp

Alan 1 – Billy 0

Game 2

《検分するスプライト/Surveilling Sprite》から《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》、更には《噛みつきドレイク/Snapping Drake》、まずは Billy が軽快にダメージソースを展開する。だが、笑顔の天才デッキビルダー、Alan も当然黙っちゃいない。《幻の漂い/Drift of Phantasms》の連打によって、効果的に相手の攻撃を防いでいく。守る時は守る。笑う時は笑う。笑えない時もやっぱり笑う。それが Alan スタイルだ。

こつこつと《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》が攻撃を続ける間に、次第に戦場は賑わいを増していた。Bily の場には《潮水の下僕/Tidewater Minion》が登場し、Alan の場には、《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》が。

これで十分。Billy はそう感じたのか、コストを支払い《潮水の下僕/Tidewater Minion》《噛みつきドレイク/Snapping Drake》《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》とレッドゾーンに送り込む。目の前には2体の0/5が居るので、そのままでは攻撃が突き抜けない。なので勿論そこには種と仕掛けが用意されている。4/4の《潮水の下僕/Tidewater Minion》をブロックした0/5の壁に向かって《暗黒破/Darkblast》を使用し、防御シールドを1枚削る。

多少マナが詰まっている Alan はここで一度防御を緩め《空想の飛行/Flight of Fancy》で手札を補充にかかった。だが、その代償として、発掘された《暗黒破/Darkblast》によってもう一枚の壁も失うことに。

一体誰が気付けるだろうか。それこそが Alan の仕掛けだったと。発掘は、ご存じのように使用時にライブラリを消費する能力だ。Alan は続けて《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》にも《暗黒破/Darkblast》の利用を迫るブロックを行う。場では Billy が押し気味なのだが、発掘の連続使用はゆっくりとだが確実に Billy のライブラリを蝕んでいく。

頃合いや良し。Alanは、《破れ翼のドレイク/Tattered Drake》で一旦場を落ち着けると、《鐘塔のスフィンクス/Belltower Sphinx》を投入した。既にBilly のライブラリは危険水域の一歩手前。受けたダメージをライブラリに八つ当たりするスフィンクスを前にBilly は動くに動けず、大量にクリーチャーが並んだ戦場を、静かに《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》だけが動き回ることとなった。

ビリー・モレノ

ならば次の標的はそれだ。Alan はライフが12になったところで新たなプランに着手した。順番に低コストクリーチャーをまとめて破壊していく《屍の原形質/Necroplasm》を番犬代わりに放ったのだ。最初は1/1なので《暗黒破/Darkblast》を使用すれば除去は可能だが、《屍の原形質/Necroplasm》にも発掘があるので根本的な解決にはならない。しかも、ここまでにライブラリを消費している分、チキンレースを試みれば Billy の負けは必須。

1ターン後には、《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator》と《検分するスプライト/Surveilling Sprite》は駆逐された。

待てばドローによってライブラリアウト。
動けば、《鐘塔のスフィンクス/Belltower Sphinx》によってライブラリアウト。

前後の門を虎と狼に封じ込まれた Billy 。かなり表情から生気が失われた彼に、Alan が情けの介錯を。

《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer》だ。
勿論、ニヤリと共に。

Alan 2 – Billy 0

Alan Comer

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William Moreno

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