Voice of Soul:小宮忠義
名うての「青使い」として知られる小宮忠義が対戦する事になったのは、対面の Robert Dougherty 。奇しくも、結果としては似通ったデッキ同士での対決となったものである。一番最初のパックを開封した小宮にとって、選択肢といえたカードは以下の 6 枚。
Armadillo Cloak , Fires of Yavimaya , Exclude ,Shackles , Jade Leech , Power Armor。
そして、予想通りに Exclude からスタートした小宮は、青白黒にデッキを仕上げたのだった。Wash Out や Probe 、Repulse、Exotic Curse、Bog Down といったスペルにサポートされた 3 体のタッパーを含むデッキとなったのであった。ちなみに、Dougherty も小宮も Samite Archer と Stormscape Battlemage というパワーカードを一枚ずつお互いにドラフトしている。
Loafing Giants:Robert Dougherty
Your Move Games のチームシャツの印象的な Dougherty は、チームメイトの Alex Shvartsman が緑系を好み、Michael Pustilnik が青黒赤ないしその中から 2 色を選択したカラーコンビネーションを好むが故に、「必然的にそうなって」青白黒のデッキという小宮忠義との同色対決となってしまったのだった。
ただ、小宮のそれよりも Dougherty のクリーチャーの方がサイズ的に一回り大きく、Vodalian Serpent 、Urborg Shambler 、Faerie Squadron 、Blind Seer 、Benalish Lancer 、Angel of Mercy といった優良クリーチャーを多数抱えているのが強みか。ちなみに、小宮陣営の目玉といえるのは Waterspout Elemental である。
Voice of Soul:桧垣貴生
いわゆるデアリガズカラーに落ち着いた桧垣。Void を中心に Fires of Yavimaya 、Magma Burst といった優良スペルに支えられたビートダウンを構築して Alex Shvartsman の赤緑白と対戦する事となった。
Loafing Giants:Alex Shvartsman
Elvish Champion が効果的に作用しそうなビートダウンデッキで、2 枚ずつ投入されている Llanowar Knight と Armadillo Cloak という典型的なビートダウンパターンも内包しており、増強型スペルも数多く含んでいるためにクリーチャー戦闘ではかなりの攻勢が期待できる。
Angel of Mercy 、Flametongue Kavu 、Jade Leech 、Mirrorwood Treefolk といった優良クリーチャーも多く、Alex 曰く「1 勝を計算できそうだね」とのことだ。
Voice of Soul:堂山剛志
典型的なクローシスカラーの Michael Pustilnik に対抗すべく、早いうちに 2 枚ずつ Galina's Knight と Shoreline Raider をピックした堂山。2 体のタッパーをうまく機能させた上での Charging Troll や Nemata, Grove Guardian といったカードの活躍に期待したい。惜しむらくは、まるで Acolyte が出てこなかったことだろうか。
基本的にトリーヴァカラーで、Magma Burst のためにタッチカラーで赤いカードを投入している。
Loafing Giants:Michael Pustilnik
Skizzik、Doomsday Specter、Flametongue Kavu 、Lava Zombie といった強力なクリーチャー陣を Bog Down 、Tribal Flames、Crosis's Charm、Exclude などのスペルでサポートする内容だ。
また、堂山の 2 体の Galina's Knight や Charging Troll に配慮して、Planeshift の Phyrexian Bloodstock をそれなりに早い順目に 2 体ピックしてもいたものだった。