金子と塚本の「勝てる!マジック」 第5回:デッキの種類・その1『ビートダウン』

Posted in Feature on April 2, 2015

By 塚本 樹詩

登場人物:

金子 真実:ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの人。塚本に押しかけられ突然弟子をとることになった。好きな外国はモルディブ

塚本 樹詩:マジック初心者。マジックの大きな舞台での活躍を夢見て、金子に弟子入りした。とにかく元気。好きな外国はロシア

前回の勝てマジ!

金子からフォーマットと大会の種類を教えてもらった塚本は、さらにやる気が上がり、早速イベントに参加しようと話も聞かず駆け出してしまう。そして塚本が組んできたデッキとは……!?


金子「さて……今日の仕事はこれくらいにして帰るか……。」

塚本ちょっと待ったー!!

金子「つ、塚本さん! どうしたんですか! そんなボロボロになって……。」

塚本「つ……ついにデッキができたんですよ……これで僕もイベントに……ガクッ」

金子「つ、塚本さああああああん! これが塚本さんが全てを懸けて作ったデッキか……! ……ってこのデッキ……。

塚本作成 すぺしゃる赤単

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金子なんじゃこりゃぁぁぁぁ!

塚本「僕の大好きな赤のカードで、すぺしゃるな打線を組んだデッキです!」

金子「1マナのクリーチャーから8マナのクリーチャーまで入っている……。」

塚本「これが最強打線です!」

金子打線とか、それは野球ですよ! それにクリーチャーだけでなく、呪文もいろんなものがバラバラに入ってる……。」

塚本「いろんな場面で役に立ちそうなカードを吟味して選びました!」

金子「(頭を抱えながら)初めてデッキを作るんですもんね……わかりました、今回も1からちゃんと教えますね。まず、塚本さんのデッキは分類でいえば『ビートダウン』ですね。

塚本「びーと……だうん……? なんだか凄いアツくなれそうな響きです!

デッキの種類について

金子マジックのデッキの種類について説明しますね。『デッキタイプ』と呼んだりもします。大きく分けると以下の3つになるのですが……。」

ビートダウン

クリーチャーによる攻撃を中心とした、早いターンのうちに決着をつけることを目的とした「攻め」のデッキ。基本的にはコストの小さい優秀なクリーチャーと、サポートする呪文を組み合わせた構成になる。「アグロ(Aggro)」とも呼ばれる。

コントロール

相手のクリーチャーを破壊する呪文など、相手の行動に合わせて効果的なカードを選択し、ゲームをコントロールしながら勝つ「守り」のデッキ。じっくり時間をかけて戦うので、「ビートダウン」と比較するとマナコストの重いカードも使う。

コンボ

「攻め」でも「守り」でもなく、特定のカードの組み合わせにより勝利を狙うデッキ。特定のカードを集めるためにカードを引いたり、探したりする他に、相手の展開を邪魔して時間を稼ぐこともある。

金子「大まかに3つを説明しましたが、今回は一番上の『ビートダウン』について詳しく説明しましょう。

塚本「レッツ・ビートダウン!」

金子「先ほどの説明のとおり、ビートダウンは、基本的にはクリーチャーでの攻撃によって勝つことを目的としています。サポートする呪文の性質は色によって違うのですが、赤の場合はクリーチャーの攻撃に加えて、プレイヤーやクリーチャーに直接ダメージを与えることのできるカードを使うことが多いですね。」

金子「このような、通称『火力』と呼ばれる呪文は基本的にどのフォーマットにも存在するので、マナ・コストの低いクリーチャーをたくさん並べながら、相手のクリーチャーを『火力』で焼き払い、最後のトドメにも使う。といったのが赤い『ビートダウン』の基本戦術です。」

塚本「他の色ではどうするんですか?」

金子「それでは、それぞれの色の代表的な戦術を見ていきましょうか。」

金子白は自身のクリーチャー全体を強化する呪文や、『プロテクション』をつけるカードでクリーチャーを守ったりします。他にもクリーチャーをタップする呪文や、その能力を持ったクリーチャーもいますね。」

塚本「団結や守護! まさに白そのものですね!」

金子「ボケそうでボケない!」

金子青は相手の呪文を打ち消したり、パーマネントを手札に戻したりといった妨害をしながら『ビートダウン』していきます。また、この色には『飛行』を持ったクリーチャーや『ブロックされない』という能力を持ったクリーチャーが多くいるので、そういった通称『回避能力』を持ったクリーチャーを使うこともあります。」

塚本「白とは逆で相手の力を弱めて勝つんですね。知的でかっこいい!」

金子「塚本さんも頑張って知的でかっこよくなりましょう!」

塚本「この現実を《否認》したい……。」

金子黒は相手のクリーチャーを破壊したり、相手の手札からカードを捨てさせたりと、青と同じく相手の妨害をしながら戦うことが多いです。手札を捨てさせるときに相手の手札を確認できるカードもあるので、相手の状況を把握できるのがいいですね。また『接死』や『再生』といった、相手にとって厄介な能力を持ったクリーチャーが多いのも黒のクリーチャーの特色ですね。」

塚本「死や精神の荒廃を表している色なんですね。」

金子「色の自己解釈がどんどん酷くなってきていますよ!!」

金子赤では、先ほど説明したクリーチャーやプレイヤーに直接ダメージを与える、いわゆる『火力』呪文の他に、クリーチャーを一時的にブロックさせなくしたり、『速攻』を与えたりするのも特色です。元から速攻がついているクリーチャーが多いのも特徴の一つですね。」

塚本「うおおおおお!(体で速攻を表す)」

金子「塚本さん、速攻ついてそうですね!」

金子緑は元からパワー、タフネスが大きいクリーチャーが多いのに加えて、クリーチャーを一時的に強化する呪文や、『格闘』という擬似的にクリーチャー同士に戦闘させる能力を使います。この二つの動きの相性も良く、クリーチャーを強化してから『格闘』すれば、相手のクリーチャーを倒した後に強化したクリーチャーで攻撃できるので大変お得です。」

塚本「パワーを上げて、物理で殴ればいいんですね?」

金子「……? ちょっと何を言っているかわからないのですが、こういった各色の特色を活かして『ビートダウン』することを意識すればデッキも作りやすいと思います。また、単色に慣れてきたら2色や3色のデッキを作ってみるのもいいですね!」

塚本「セットによっては単色を優遇していたり、多色がやりやすかったりするみたいなので、その時々にあわせてデッキを組むのが良さそうですね!」

金子「おかしい時と真面目な時の差が激しすぎます!」


塚本「これで『ビートダウン』については大体わかったので、次はコントロールについて教えてください。」

金子「では次回じっくりと教えるので、それまでに塚本さんはいつもどおり、自由に自分の思うコントロールデッキを組んできてください!」

塚本「ではここで……閃きが降りてくるまで瞑想していますね……。」

金子「いいですけど、朝から会議でこの部屋使うので、それまでには閃いていてくださいね?僕はお先に失礼しまーす。」

続く。

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