第16回戦:日比野 泰隆(愛知) vs. 中山 貴嗣(岐阜)

Posted in Event Coverage on March 2, 2013

By Nakatani Shinji

 39点ライン、このマッチを勝つとトップ8への道がほぼ確定する、重要なマッチである。お互いに緊張しているはずだが、しかしその雰囲気は見せず、雑談を交わしている。果たしてどちらが先にトップ8へ足を掛けるのか。

中山 貴嗣

ゲーム1

 日比野の先手でスタート。《ディミーアのギルド門》から《平地》と並べ、早々に3色を明らかにする。中山は《エリマキ眼魔》を出してターンを返す。

 日比野の3ターン目に《オルゾフの魔鍵》が戦場に出るが、このゲームでマナを出すことはできなかった。中山が《帰化》をメインでプレイしたからだ。メインからの《帰化》に驚いた様子だが、日比野は気を取り直して《欄干のスパイ》をプレイ。《神秘的発生》《都の進化》《尖塔なぞり》が落ちる。

 中山は《エリマキ眼魔》で殴り、日比野のライフを18にする。そして《神出鬼没の混成体》を出し、ターンを渡すが、日比野は《破壊的な逸脱者》をプレイする。呪文をプレイするたびに大きくなっていくこの怪物が現れたことにより、中山には猶予がなくなった。

 ここで《》をセットし、中山も3色であることが明らかになる。《向こう見ずな技術》を《エリマキ眼魔》につけてなんとかライフを削りにいく。

 そんなことはお構いなしに日比野は《聖なるマントル》を《破壊的な逸脱者》につけて10点ダメージを与える。ライフが一気に8まで削られ、これには中山も投了するしかなかった。

日比野 泰隆 1-0 中山 貴嗣

中山「《大祖始の遺産》をサイドインしたかったんだけどなー」

日比野「レガシーじゃないんで!」

ゲーム2

 中山が先攻、2ターン目の《エリマキ眼魔》を迎えるのは日比野の《果敢なスカイジェク》。これを見て中山は、《エリマキ眼魔》で攻撃した後、《雨雲を泳ぐもの》をX=1でプレイした。日比野は《果敢なスカイジェク》をレッドゾーンに送り出し、《雨雲を泳ぐもの》と相打ちになる。そして《死教団のならず者》を後続として用意する。

 中山は《エリマキ眼魔》で殴りパンプアップ、日比野のライフは16となる。戦闘終了後に少考して、《闘技》で《死教団のならず者》を倒す。ディミーアの十八番である暗号呪文を警戒し、自軍の強化よりも除去することを選んだのだろう。

 日比野は《予言のプリズム》《ディミーアのギルド門》とマナベースを整える。6ターン目に中山が《サファイアのドレイク》を出すと、日比野はこれを《ディンローヴァの恐怖》で対処する。これにより《向こう見ずな技術》が墓地に置かれる。中山は《サファイアのドレイク》を出し直してエンド。

 ターンが帰ってきた日比野は《聖なるマントル》を《ディンローヴァの恐怖》につけ、勢い余ってレッドゾーンに送ってしまう。そこで見せたのは《束縛の手》であった。ジャッジを呼んで確認するが、巻き戻しはできない。本来は戦闘前にプレイすべきであった。済んでしまったことは仕方なく、戦闘終了後に《束縛の手》をプレイし、《ディンローヴァの恐怖》に暗号化する。

 厳しい状況の中山だが、ここで《首席議長ゼガーナ》をプレして一気に5枚ドロー。打開策を探す。日比野は《ディンローヴァの恐怖》で攻撃し、暗号化で誘発した《束縛の手》で《サファイアのドレイク》をタップする。そして《都邑の庇護者》を出す。中山に何もなければ、天使トークンと《ディンローヴァの恐怖》で勝つことができる。

 しかし5枚も引いている中山は対応策もキッチリ引いていた。《》をセットし、《両生鰐》《神出鬼没の混成体》を出してターンを返す。日比野は《ディンローヴァの恐怖》と天使トークンを攻撃に送り込むが、《聖なるマントル》に《帰化》をプレイし、《首席議長ゼガーナ》でブロックして対処、天使トークンは《神出鬼没の混成体》でキャッチ。

 一気に劣勢に立たされた日比野、《外出恐怖症》を貼ってみるものの、数の脅威には対処できず、カードをたたんだ。

日比野 泰隆 1-1 中山貴嗣

ゲーム3

 日比野が先手をとり、お互いにキープ。

 初動は中山の《エリマキ眼魔》である。3ゲーム皆勤賞のクリーチャーである。日比野は《聖堂の護衛》を出す。中山は《エリマキ眼魔》2枚目を出すが、《聖堂の護衛》がしっかりと仕事を果たしているため、突破できない。日比野は《死体の道塞ぎ》を追加し、ガッチリと固める。

 地上が膠着したら、空しか攻撃の道は開いていない。《雨雲を泳ぐもの》をX=2でプレイする。日比野は5マナオープンでターンを返し、中山が《雨雲を泳ぐもの》で殴ったところで《処刑人の一振り》でこれを落とす。

 日比野のターンになるが、中山は土地を置いて5マナ立たせている。1ゲーム目に《欄干のスパイ》が《神秘的発生》をしっかり偵察してくれている。怪しいが、《不敬の粛清》を打つと、案の定《神秘的発生》がプレイされ、4/4トークンが場に出る。中山はこのトークンで攻撃し、日比野のライフを17とする。

 日比野は《ディンローヴァの恐怖》を出し、トークンを戻そうとする。対応して中山は《闘技》を使い《ディンローヴァの恐怖》とトークンを相打ちにする。これにより対象がなくなったため、スタックに乗っていたバウンス+ディスカードの能力は失敗に終わる。中山が巧くかわした形だ。

 とはいえ、このトークンを失ったのは痛い。日比野がコントロールする1/4の壁たちを乗り越えるのにはファッティが必要だ、

 数ターン、ドローゴーが続く。

 日比野は《聖堂の護衛》の2枚目をプレイ。次のターンには《欄干のスパイ》を出す。ここで2回強請できるのだが、あえて3マナ残して、強請は1回のみ。

 中山は《鍵達人のならず者》を出すが、相手の強請によってダメージレースは不利な状況にある。《心理的打撃》が透けて見えるが、中山はフルタップで《一族の誇示》。X=8という、通れば勝ち確定である。

 日比野が手札から見せたのは《心理的打撃》。

 中山の心を打ち砕いた。

日比野 泰隆

日比野 泰隆 2-0 中山 貴嗣

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