プレイヤー・オブ・ザ・イヤー:ジョシュ・アター=レイトン

Posted in Event Coverage on May 19, 2013

By Nate Price

A longtime member of the Pro Tour and Grand Prix coverage staff, Nate Price now works making beautiful words for all of you lovely people as the community manager for organized play. When not covering events, he lords over the @MagicProTour Twitter account, ruling with an iron fist.

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 シーズン最後のプロツアーほど、多くのものがかかっているイベントは他に類を見ない。同様に、これほど運命が大きく分岐するトーナメントも他にない。多額の賞金と同時に、1位と101位の間には27点のプロポイントの開きがあり、1つの試合の結果次第で、世界選手権、ワールド・マジック・カップへの招待や、プラチナ、ゴールドレベルの地位が見え隠れする。

 それでもこの激動の中で、誤りを起こさない、確実性でお馴染みの者がいる。ジョシュ・アター=レイトン、2013シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーだ。

おめでとうジョシュ・アター=レイトン、君が2012-2013シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーだ!

 2008年のベルリンでプロツアーデビューを果たしてからというもの、アター=レイトンは安定性のお手本のような人間だ。プロツアーで最も高い平均順位を残しているプレイヤーの1人であるため、アター=レイトンの名前は高成績の代名詞となった。このシーズンだけを見ても、3回のプロツアーでそれぞれ75位以内、24位以内、そしてトップ8入賞以上が確定している。グランプリでも2回の準優勝に加えて、トップ32とトップ16の成績を年間を通じて重ねてきた。イベントを終えて、彼の名前が上位にあるのは当たり前のことになった。

 深い分析能力を持つ彼は、静かな卓上での態度とは裏腹に、ゲームとその社会的な側面に深く魅了されているプレイヤーだ。そして、彼はその中でも、マジックは世界で最も優れているものの一つだと感じている。

「僕はゲームをするのが大好きで、その中でもマジックは最も優れているものの一つだと思います」と彼はプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを確実にした直後、そう言った。「ターンごとに調べながら解き明かし、毎ターン繰り返し組み立てていくパズルなのです。強固な非公開情報も構成要素となっていて、対戦相手の手札やデッキ、そして自分のデッキに何がありえるかを、どうやって考えていくかがとても重要になります。そしてプレイングの個人差や、何より同じパズルを解こうと競争している人がいることも見落としてはいけません。完璧なバランスです。そしてそのバランスこそが、僕がこのゲームが最も優れていると思う理由です。」

 アター=レイトンは最近のマジックのスタープレイヤーたちの多くと同様の道を歩んで来た。つまりマジック・オンライン経由だ。

「僕は長い間プレイしてきましたが、学生時代の多くを休止と再開を繰り返すカジュアルプレイヤーとして過ごしました。」彼は笑顔を浮かべて、思い出しながら語ってくれた。「マジック・オンラインがなければプロツアーでプレイすることなんでなかったでしょう。そのおかげで周りに社会集団がなくても、多数の人間が集まり、交流する場所でプレイすることができるのですから。もちろん、地元のお店に行って人々とプレイするのも同じことですが、学生の間、僕にとってはマジック・オンラインが最も簡単な方法でした」

 マジックに復帰してから、彼はすぐにトップへと上り詰め、復帰したその年にプロツアー予選を勝ち抜いた。この急激な進歩に加え、その後すぐにチーム・ChannelFireballの一員となったことで、さらなる進化を遂げた。

「現在の近しい友人たちは皆マジックを通じて出会いました。僕の生活においてとても、とても大きな存在です。止めることなんてとてもできません。マジックは僕の親友たちや大事な人たちとの絆なんです」

 驚くほどに安定した成績を残したおかげで、アター=レイトンは世界のベストプレイヤーたち15人とともに、昨年のマジック・プレイヤー選手権の出場枠を勝ち取った。そのプレイヤーたちの中には彼のチームメイトと親友たちもたくさん含まれていた。

「マジック・プレイヤー選手権に参加してみて、とても驚きました」と彼は晴れやかな表情で語ってくれた。「それまでに参加したトーナメントの中で、最もカジュアルかつ最も競技性の高いトーナメントでした。僕らは皆友達で、楽しむことができました。なのに、信じられないほど競技性が高いんです。それまで参加したどれよりも偉大な大会でした」

 プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを手にしたことで、アター=レイトンは今年も、新たに世界選手権と命名されたマジック・プレイヤー選手権への参加枠を無事確保することができた。この1年の重労働の報酬として楽しいときを過ごすことができるだろう。彼はまた、アメリカ代表のキャプテンとしてとして第2回ワールド・マジック・カップへの参加権も手に入れた。

 アター=レイトンは比較的短いキャリアの中でも、安定して素晴らしい成績を残してきた。彼が勝ち取った栄誉にふさわしいものだ。カジュアルなプレイ環境から、最高の競技レベルでプレイするようになったため、アター=レイトンはこの階段を上りつめるのがどれほど難しいかを理解している。そして、彼は世界最高峰の舞台でプレイすることを夢見ているプレイヤーのために金言をくれた。

「練習が肝心なのです。でも、賢く練習しなければいけません。切磋琢磨してくれる仲間たちがいなければ、僕はここにはいなかったでしょう。練習を繰り返しても、何かを学び取ろうとする姿勢が無ければ、得るものは何もありません。異なる視点から物事を見ることはあなたをより高いレベルに引き上げてくれるでしょう。これが私のできる最大のアドバイスです。それから…母さん、元気かい。」


(Tr. Masashi Koyama)

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