Round 14 :森田 雅彦(大阪) vs. Dane Young(アメリカ)

Posted in Event Coverage on April 21, 2007

By Daisuke Kawasaki

森田 雅彦

「限定構築といえば、藤田 剛史(大阪)」

そんな言葉を我々に再認識させるかのような、今大会の藤田の快進撃。藤田のみならず、森田 雅彦(大阪)も、3敗とギリギリではあるものの日曜日への望みを残す位置につけている。これは、完全にデックテックの勝利であるといえるだろう。

というわけで、ここでは国内でも屈指の巧者である森田のゲームをフィーチャーしてみたいと思う。

対戦相手は、Young Dane(ヤング・デイン/アメリカ)。使用するデックは、Round 12でも紹介した赤緑の重量系のデックに青を足したもの。ちなみに、青のカードは《永劫の年代史家/Aeon Chronicler》と《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》である。

ちょっと、ここでざっくりとではあるが、周りを見回してみると、どうやら二日目の勝ち組は、この手の赤緑系デックであるようにも思われる。

相手にとって不足なし。森田の華麗な美技に酔いしれよう。

Game 1

後手のYoungが、ダブルマリガンというスタート。

2ターン目に《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate》待機、3ターン目に《ヴェズーヴァの多相の戦士》を変異でキャストする森田に対して、Youngは《嵐の束縛/Stormbind》で対抗する。

続くターンにもキャストされ、2体になった変異を、Youngは両方《嵐の束縛》で除去。その《嵐の束縛》は《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》で手札に返される。マナを残してエンドする森田。当然のようにカウンターを警戒し、Youngは《嵐の束縛》は手札に温存、森田のターンエンドに《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》をキャストしてダメージレースに持ち込む。

この時点で、森田の土地が4枚でストップしており、このままダメージレースを続けると、どこかしらのタイミングで森田が動かざるを得なくなる。そこで、《嵐の束縛》をキャストする、そんなプランなのだろう。だが、先に動いたのは、Youngだった。変異(《ヴェズーヴァの多相の戦士》)をおとりに、《嵐の束縛》を場に出すことに成功する。

他でもない、このタイミングで森田は5枚目の土地をドロー。《永劫の年代史家》を待機。

この《永劫の年代史家》を《嵐の束縛》で除去できないYoung。《硫黄の精霊》のアタックに対応して《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》がキャストされると、ダメージレースは一方的なものとなったのだった。

森田 -1 Young -0

Game 2

デイン・ヤング

このまま勢いに乗りたいところの森田。2ターン目3ターン目と連続して《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を待機する。

しかし、Youngは3ターン目に《嵐の束縛》を設置すると、続くターンから、2枚の《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》と2枚の《なだれ乗り/Avalanche Riders》で森田のマナソースを縛りに行く。そして、ついに2枚の土地を残して、森田は完全に土地を引かなくなってしまう。そう、盤面を見る限り、《嵐の束縛》で緩やかにYoungがボードを支配していくことは確実なのだ。

だが、森田の目には、違う未来が映っていた。

森田は、まずは《嵐の束縛》を、そして地上をとめる《根の壁/Wall of Roots》を次々とバウンスしながら、2体の《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》と変異(《ヴェズーヴァの多相の戦士》)で、果敢にYoungのライフを削っていく。そして、Youngが手札を全て費やして、ボードを一掃しようとしてきたところで、2枚の《応じ返し/Snapback》(うち一枚はピッチコスト)で《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を手札に返す。Youngが、1体ずつ除去していれば、これに対応する方法もあったのだろうが、Youngは目先の優位で明らかに油断をしていたのだ。

これを順々に待機する森田。まだ、森田の土地は2枚のままである。《嵐の束縛》のコストに当てられていた《獣群の呼び声/Call of the Herd》のフラッシュバックこそ、《応じ返し》で対処するものの、Youngは2枚目の《獣群の呼び声》を手に入れ、一気に場を展開し始める。だが、森田の可能性が全て失われたわけではない。ここにきて森田はついに土地を置き始め、《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》の待機があけるころには、カウンターに十分なマナを残せるようになっていた。

森田は1体目の《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》で《嵐の束縛》をバウンスし、2体目で《獣群の呼び声》のトークンをバウンス。ダメージレースの優位を譲らない構えを見せる。耐え切れず、Youngは《嵐の束縛》をキャストするが、それは《陰鬱な失敗/Dismal Failure》。

そう、確かにYoungは一瞬だが、場を制圧しきっていた。しかし、その一瞬が油断を生んだ。森田は、その油断を見逃さず、きっちりと勝てるプレイングをしただけなのだ。

最後の抵抗である《ヴェズーヴァの多相の戦士》が《取り消し》されると、Youngは勢いよく手を差し出した。

森田 -2 Young -0

Latest Event Coverage Articles

October 7, 2019

Grand Prix Montreal 2019 Final Standings by, Wizards of the Coast

Rank Player Points Prize Money 1 Hayne, Alexander [CA] 38 $7,000 2 Bergerac, Michael [US] 37 $3,500 3 Gauthier, Martin-Eric [CA] 37 $1,750 4 ...

Learn More

September 23, 2019

Grand Prix Atlanta 2019 Final Standings by, Wizards of the Coast

Rank Player Points Prize Money 1 Corman-Gill, Cyrus [US] 40 $7,000 2 Blackner, Austin [US] 37 $3,500 3 Tomizawa, Shin [JP] 39 $1,750 4 Stech...

Learn More

Articles

Articles

Event Coverage Archive

Consult the archives for more articles!

See All

We use cookies on this site to personalize content and ads, provide social media features and analyze web traffic. By clicking YES, you are consenting for us to set cookies. (Learn more about cookies)

No, I want to find out more