Round 15 : Carvalho Paulo(ポルトガル) vs. 森田 雅彦(大阪)

Posted in Event Coverage on April 21, 2007

By Yukio Kozakai

森田 雅彦

「ポルトガル語を話すプレイヤーは強い」

と、いう話を初日から幾度と無く繰り返してきたが、その証左とも言うべき新星がまた1つ。ポルトガルからのニューカマーであるCarvalho Paulo(カルバルホ・パウロ/ポルトガル)が、トップ8を争う3敗ラインで森田 雅彦(大阪)の前に立ちはだかる。

Pauloは、限定構築版「ビッグルール」とでも言うべき、赤緑のマナブーストから《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》につなげる豪快なデッキ。森田は、藤田 剛史(大阪)謹製の青単である。

Game 1

《祖先の幻視/Ancestral Vision》《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate》待機と理想的に展開するが、土地が2枚で止まってしまった森田。2枚目……3枚目と《祖先の幻視》を待機させるが、一向に土地は伸びない。

悪いことに、こういう時に限って相手が土地破壊を持っていたりする。《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》が森田が唯一コントロールする青マナ源である《島/Island》を破壊し、《幽体の魔力/Spectral Force》を呼び出す。

しかし、《祖先の幻視》が次々に満期を迎えて、森田にカードの払い出しを始めると、《幽体の魔力》に《応じ返し/Snapback》を連発してターンを稼ぐ。Pauloは返しで《嵐の束縛/Stormbind》を通し、森田が《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》をプレイするのにスタックして、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》で《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を除去。

今度は森田が《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》を「普通に」プレイして《ボガーダンのヘルカイト》に変身してヘルカイトを除去するが、すぐに2体目の「元祖ヘルカイト」によって、森田の模造品は失われてしまう。

おもむろに始まる、《ザルファーの魔道士、テフェリー》と《ボガーダンのヘルカイト》によるダメージレース。序盤に《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》で殴っていた森田が、1ターン分早く勝利する計算だったが、青単ではほぼどうにも出来ない《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》がプレイされると、森田は投了するしか道は残されていなかった。

Paulo -1 森田 -0

Game 2

《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》を《取り消し/Cancel》、《調和/Harmonize》を《陰鬱な失敗/Dismal Failure》と、Pauloの序盤を封じる森田。《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》の待機も明け、《ザルファーの魔道士、テフェリー》も通すが、《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》が抜けられない。攻めあぐねている間に、《鋸刃の矢/Serrated Arrows》《嵐の束縛》と、Pauloの場に砲台が揃ってしまう。

それでも、変異を駆使して攻撃を始め、互角の戦いをみせる森田。

Pauloが、変異をプレイする。おそらく、その正体は先ほど森田を圧倒した青殺しの化身《憤怒の天使アクローマ》に違いない。しかし、森田のプレイした変異は《ヴェズーヴァの多相の戦士》。対消滅を果たせる唯一の回答をきちんと引き当てており、《応じ返し》や、テフェリー環境下での《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を駆使してこれを守り抜いた。

《嵐の束縛》を《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》でバウンスした後、Pauloがたまらず変異をフェイスアップ。森田は《ヴェズーヴァの多相の戦士》をフェイスアップする事も出来たが《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》の存在をちらつかせる脇でしっかりとダメージ計算を行い、対消滅させること無く変異のまま「戦闘力として」Pauloのライフを0に落とし込んだ。

Paulo -1  森田 -1

Game 3

森田 vs. カルバルホ

序盤から、《明日への探索/Search for Tomorrow》《根の壁/Wall of Roots》で爆発的にマナが伸びるPaulo。森田は、静かに《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》を待機させるのみ。

しかし、マナは伸びたものの、肝心の「獲物」を引いて来れない。手札に目をやると、《古えの遺恨/Ancient Grudge》と土地だけと、早くもトップデッキ頼みの状況。だが、この《古えの遺恨》が効いてくる。

と、いうのも。森田が繰り出した手が、2枚の《鋸刃の矢/Serrated Arrows》。そして、引き当てたのは《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》。1:2交換を3度繰り返す理不尽な展開に持ち込まれ、さらにPauloは《鋸刃の矢》を配置。Pauloのトップデッキは止まらず、さらに3枚目の《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》で森田の《島/Island》を破壊すると、残るはたった2枚の《砂漠/Desert》だけになってしまった。

さすがにこうなってしまうと森田は苦しい。明確なダメージソースこそ調達出来ていないが、ここまでマナ差がついてしまっては、充分にビッグクリーチャーの登場を許すまでの時間はPauloに与えられてしまう。

しかも、それが《憤怒の天使アクローマ》であるあたり、流れは完全にPauloのものだった。

Paulo -2 森田 -1

Result:Carvalho Paulo Wins!

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