Round 16 : 大礒 正嗣(広島) vs. Aaron Brackman(ドイツ)

Posted in Event Coverage on April 21, 2007

By Daisuke Kawasaki

大礒 正嗣

この二日間で幾度と無く書いてきたことだが、この「パシフィコ横浜」という会場は、多くのプレミアイベントで使用されてきた。

世界選手権・グランプリだけでなく、この会場でプロツアーが行われるのも今回が初めてではないのだ。

フィーチャリングエリアに呼び出された、3人の日本人のひとり、「世界のISO」大礒 正嗣(広島)。生活環境の変化によってマジックから離れた生活を送っている大礒だが、元々は世界屈指の実力者と評された男。今回、メタゲーム的にも勝ち組である赤緑のマナ加速系ビートダウンを使用し、最終戦に望みをかけるこの位置にくらいついた。

今回、このアーキタイプが勝ち組のひとつであることは間違いないようだ。

最終戦の相手はAaron Brackman(アーロン ブラックマン/ドイツ)。PTプラハで大澤 拓也(神奈川)と決勝戦で死闘を演じた彼だが、この横浜の地では、大礒とトップ8の座を駆けて死闘を繰り広げる。

Game 1

大礒のマリガン。土地が1枚だが、《明日への探索/Search for Tomorrow》のあるハンドをキープ。しかし、土地は《山/Mountain》。

2ターン目3ターン目と土地を引けない大礒。そこへ、《巻物の大魔術師/Magus of the Scroll》が果敢にアタック。

2枚の《死亡/Dead》で、《巻物の大魔術師》《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》と、さばく大礒だったが、さらに2体の《巻物の大魔術師》。やっと、《森/Forest》を手に入れて、《根の壁/Wall of Roots》から、《明日への探索》へとつないでいく大礒だったが、《根の壁》には《退場/Gone》が打ち込まれ、防御手段とマナソースを同時に失ってしまう。そして、それによって、手札が1枚となったAaronは、《呪われた巻物》よろしく、大礒自身を焼き尽くしていく。

大礒の3枚目の土地が場に出るよりも、大礒のライフがなくなってしまうほうが早かった。

Aaron -1 大礒 -0

Game 2

大礒 vs. ブラックマン

Game 1とうってかわって、マナに恵まれた手札をキープする大礒。1ターン目に《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》待機から、2ターン目に《根の壁》、3ターン目に《調和/Harmonize》という理想的な展開。

一方のAaron。こちらはGame 1と同じく、2体続けざまに《巻物の大魔術師》を展開する。Game 1は、確かに大礒がマナに恵まれていなかった為、これでも十分な脅威となったが、今回の大礒は、4ターン目には2枚目の《根の壁》をキャストしつつ、《獣群の呼び声/Call of the Herd》キャストと、非常に順調であり、むしろ「Aaronが不利な場」となってしまう。

Aaronは《嵐の束縛/Stormbind》をキャスト。続いて《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を2枚待機、フラッシュバックも含めた2体の3/3トークンへの回答とする。

だが、大礒のトークンたちは、1度のアタックで十分な仕事を果たしていたのだった。2体のアタックでAaronのライフは14。

大礒の場には、8マナ分のマナソース。手札は2枚の《分解/Disintegrate》。7×2の掛け算の答えは決まりきっている。

Aaron -1 大礒 -1

Game 3

デジャブという言葉がある。日本語に訳せば、既視感だろうか。目の前で起こった出来事を「前に見たことがある」と錯覚する現象で、原因はよくわかっていない。この説明からもわかるように、「実際に二回起こった出来事」に対しては、デジャブという言葉は普通使わない。

《巻物の大魔術師》→《血騎士/Blood Knight》→《厚皮のゴブリン/Thick-Skinned Goblin》とクリーチャーを順々に展開するAaronに対して、大礒は《死亡》で対処しつつ、《明日への探索》と《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》で、マナソースを伸ばしていく。

4ターン目にして、7枚の土地を並べた大磯は、1枚の《獣群の呼び声/Call of the Herd》で2体の3/3を場に呼び出す。続くターンに、この2体がアタック。チャンプブロックをする理由も無いAaronは、この攻撃を通して、ライフを14とする。セットランドして、大礒の土地は8枚。

一瞬、デジャブではないかと思った。だが、それは紛れも無い現実だった。大礒の手札には、2枚の《分解》。

アーロン・ブラックマン

Aaron -1 大礒 -2

全16 Round終了後、大礒の名前が高らかに読み上げられる。
これも、デジャブではない。大礒、自身2度目の「プロツアー横浜」プロツアーサンデー。

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