Draft Report:平林 和哉

Posted in Event Coverage on May 15, 2004

By 森 慶太

「孤高のデッキビルダー」平林和哉。

実は彼はマジックオンライン上で世界総合2位のレーティングを保持していたりするのだが、やはり一般的な評価は「構築屋」というものなのではないだろうか?
 
しかしながら、大礒とともに彼はマッチポイント30点という素晴らしい成績で第5ドラフトでのファーストポッドに席を確保したわけであり、もはや彼の実力が構築ばかりに偏重しているなどとは・・・もはや誰も言えないはずだ。

Pod 1

Nicolai Herzog (NOR)
Mark Herberholz (USA)
Oiso Masashi (JPN)
Aniol Alcaraz (ESP)
Christophe Haim (FRA)
Hirabayashi Kazuya (JPN)
Michael Turian (USA)
Angel Perez del Pozo (ESP)

Mirrodin–Pack 1

1:《ニューロックのスパイ/Neurok Spy
ほかの主なカード:《血のやりとり/Barter in Blood》、《レオニンの古老/Leonin Elder》、《捕食者の一撃/Predator's Strike》、《ヴァルショクの狂戦士/Vulshok Berserker》、《カルドラの剣/Sword of Kaldra》、《兵士の模造品/Soldier Replica》、

《血のやりとり/Barter in Blood》とで少し考えこんでいたようだったが、ここでは《ニューロックのスパイ/Neurok Spy》を。ちなみに上のHaimがピックしていたのは《拘引/Arrest》。

2:《粉砕/Shatter
ほかの主なカード:《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》、《伝承の樹/Tree of Tales》、《ウィザードの模造品/Wizard Replica

3:《鉛のマイア/Leaden Myr
ほかの主なカード:《金のマイア/Gold Myr》、《解体/Deconstruct》、《発展のタリスマン/Talisman of Progress》、《ヨーティアの兵/Yotian Soldier》、《レオニンの古老/Leonin Elder

4:《爆片破/Shrapnel Blast
ほかの主なカード:《空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol》、《ウィザードの模造品/Wizard Replica》、《テル=ジラードの流刑者/Tel-Jilad Exile》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》、《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets

不気味なほど強力なパック。
同じ宅にすわった大礒正嗣などは「通算で《磁石マイア/Lodestone Myr》を3枚見ましたし、僕が開封したのは史上最強のパックでした」ということだ。

5:《大焼炉/Great Furnace
ほかの主なカード:《オーガの爆走者/Ogre Leadfoot

6:《ウィザードの模造品/Wizard Replica
ほかの主なカード:《まばゆい光線/Blinding Beam

強い気持ちでビームもパス。

7:《ヨーティアの兵/Yotian Soldier
ほかの主なカード:《先陣のマイア/Alpha Myr》、《悲哀を持つもの/Woebearer

Icy Manipulator

8:《大焼炉/Great Furnace
ほかの主なカード:《屍賊の殴打者/Nim Lasher》、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》、《鋼の壁/Steel Wall

9:《権威の確立/Assert Authority
10:《血の壁/Wall of Blood
11:《レオニンの古老/Leonin Elder
12:《ドロスをうろつくもの/Dross Prowler
13:《ちらつき蛾の井戸/Blinkmoth Well
14:《血の臭い/Bloodscent
15:《地護りの歩哨/Wanderguard Sentry

《拘引/Arrest》スタートの上家Haimは装備系白に。下のTurianも平林が6手目で取らなかった《まばゆい光線/Blinding Beam》というメッセージをしっかり受け止めてビーム・ビートダウンへ。

すみわけという意味では上手く行ったということだろうか。

Mirrodin–Pack 2

1:《氷の干渉器/Icy Manipulator
ほかの主なカード:《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》、《粉砕/Shatter》、《鉄のマイア/Iron Myr》、《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets》、《上昇スリス/Slith Ascendant

定番のコモンソートにまじって《上昇スリス/Slith Ascendant》と《氷の干渉器/Icy Manipulator》という強力なアンコモンが2枚。

2:《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb
ほかの主なカード:《屍賊の殴打者/Nim Lasher》、《レオニンの居衛/Leonin Den-Guard》、《機械仕掛けのヴォラック/Clockwork Vorrac》、《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》、《ゴブリンの戦闘車/Goblin War Wagon

3:《厳粛な空護り/Somber Hoverguard
ほかの主なカード:《悪夢の鞭/Nightmare Lash》、《解体/Deconstruct》、《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》、《迷惑エンジン/Nuisance Engine

4:《ウィザードの模造品/Wizard Replica
ほかの主なカード:《金属ガエル/Frogmite》、《秘宝の破滅/Relic Bane》、《テル=ジラードの流刑者/Tel-Jilad Exile

Shrapnel Blast

5:《ニューロックのスパイ/Neurok Spy
ほかの主なカード:《権威の確立/Assert Authority》、《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》、《機械仕掛けのコンドル/Clockwork Condor

6:《マイアの回収者/Myr Retriever
ほかの主なカード:《ゴブリンの戦闘車/Goblin War Wagon》、《針虫/Needlebug

7:《物読み/Thoughtcast
ほかの主なカード:《コバルトのゴーレム/Cobalt Golem》、《魂の消耗/Consume Spirit

8:《ウィザードの模造品/Wizard Replica
ほかの主なカード:《マイアの回収者/Myr Retriever》、《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets

9:《ルーメングリッドの歩哨/Lumengrid Sentinel
10:《彩色の宝球/Chromatic Sphere
11:《古えの居住地/Ancient Den
12:《溶鉄の雨/Molten Rain
13:《権威の確立/Assert Authority
14:《ドロスの蠍/Dross Scorpion
15:《汚染された結合/Contaminated Bond

さっきまで下だったTurianは、先ほどの《まばゆい光線/Blinding Beam》のお返しか、まったくヘイトなしで平林にカードをスルーしていたのが印象的だった。

Darksteel

1:《光と影の剣/Sword of Light and Shadow
ほかの主なカード:《信仰の試練/Test of Faith》、《尖塔のゴーレム/Spire Golem》、《鋳潰し/Unforge》、《薄黒爪のコウモリ/Grimclaw Bats》、《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》、《テル=ジラードの狼/Tel-Jilad Wolf

文句なしの装備を素直にピック。

2:《とげの稲妻/Barbed Lightning
ほかの主なカード:《ヴァルショクの戦猪/Vulshok War Boar》、《起源室/Genesis Chamber》、《最後の言葉/Last Word》、《ドロスのゴーレム/Dross Golem

少しばかり《猪》と迷っていた模様だった。

3:《ニューロックの神童/Neurok Prodigy
ほかの主なカード:《絶望の使者/Emissary of Despair》、《本質の吸収/Essence Drain》、《電結のとげ刺し/Arcbound Stinger》、《電結の混種/Arcbound Hybrid》

4:《空護りの観察者/Hoverguard Observer
ほかの主なカード:《解体作業/Dismantle》、《オキシダのゴーレム/Oxidda Golem

5:《雷鳴の杖/Thunderstaff
ほかの主なカード:《絡み森のゴーレム/Tangle Golem

6:《鋳潰し/Unforge
7:《精神の過負荷/Psychic Overload
8:《電結の暴れ者/Arcbound Bruiser
9:《死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant
10:《絡み森の蜘蛛/Tangle Spider
11:《カルドラの盾/Shield of Kaldra
12:《よだれ垂らしのオーガ/Drooling Ogre
13:《難題/Vex
14:《炎上/Inflame
15:《ヴィリジアンの見習い僧/Viridian Acolyte

Interview After the Swiss Round

Sideboard:最終戦、相手のスーパードローにやられてしまったのは残念でした。こういったタイミングのインタビューで申し訳ないです。
平林:いや、仕方ないです。あと、今回の結果にはある意味ではすごく満足してますしね。

SB:と、言いますと?
平林:うんと、今回あまりリアルでのドラフトをしっかりできなかったんですよね。でも、そのかわりに徹底的にソーティングを暗記してきたんです。受験勉強みたいに(笑) で、それが覿面でした。非公開情報だけど、上が何をやっているかがよくわかりましたからね。

SB:なるほど。それではそのソーティングに関する知識はこの第5ドラフトでも役立ちましたか?
平林:そうですね。でも、もうちょっとスタンディングを意識して下のTurianをけん制すべきところもありましたね。

SB:たしかに、Turian十八番の白いカードは完全スルーでしたしね。
平林:うん。それで実際にTurianにやられてしまってるわけだし、こっちが白をやっても良い流れだったかもしれませんね。

Hirabayashi Kazuya

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