行動記録

Posted in Magic Story on June 21, 2013

By Nik Davidson

Nik Davidson makes games, writes stories, solves problems, and plays Magic. He's almost certainly doing one of those things right now.

原文を読む

日記

 今日は最高の日だ! ママが跳ね顎の卵を市場で買ってくれたんだ! 僕はきちんと世話をしてフンの後始末もして、大切なものを食べないようにしつけるって約束した。跳ね顎は最高のペットだもん! レヴも飼ってたけど、それ以来誰もあいつと一緒にご飯を食べない。僕らは最高の友達になるんだ!

 ラスラン


日記

 今日でクバが生まれて三週間。すごく大きくなった! ネズミを取ってくれるのでママはクバを気に入っているけど、クバはあげた物を何でも食べる。どこへでも僕の後をついてきて、すっごく可愛い。お昼ご飯の残りをあげると、僕の顔をなめてくれる。クバに飼い犬を食べられたってアリーナがすごく怒ってたけど、クバがそんな事するわけないし、僕は昨日アリーナの所のバカ犬に噛まれたんだ。いい気味だよ。

 ラスラン


日記

 クバが逃げちゃった。何かを追いかけて下水道に入っていって、そのまま戻ってこなかった。別の跳ね顎を飼えばいいってママは言うけど、別のはいらないよ。クバ、帰ってきてよ。

 ラスラン



グリーフの月12日、労働監視人の記録

 汚水再生は特に異常なく進行している。先週は三人の労働者が巡回し、うち二人が戻ってきた。我々の部門に純損失はない。

 今日、一体の跳ね顎が腐敗農場へと向かった。思うに地上から来たと思われる。以来、そいつは戦いと食事を止めようとしない。それがどれだけ長く生きられるか、我々のうち二人が賭けをしている。

グリーフの月19日、労働監視人の記録

 あの跳ね顎は手に負えなくなった。労働者二人が食われたので、我々はそいつをよりよく利用するため調教師を連れてきた。そうしたら奴は調教師を食った。あの獣を有効利用すべく十分な努力をしてきたことは確かだが、その努力と損失が見合っているとは思いがたい。私はそいつをイゼット団の縄張りへと流れ込む格子の向こうへと連れて行くことを考えている。奴らを食わせてやろう。本当にやるべき仕事ができた。



実験計画#1547 第三部類 機械的増強専門担当 ケーレン・ジェク

 背景的情報:歴史的に、生物化学的増強システムの充足は移植された有機体の心的機能における、新たな装置との突然の統合を扱うための本能的神経系パスの欠如に阻まれてきた。

 問題:神経増幅剤は、本能的生化学プロセス強化を統合する能力を被験体へと与えるため、移植された機械的強化に調和して適用されるだろうか?

 方法:神経系増幅剤(定式#R-25J12))と共に、生物学的有機組織へと単純なミジウム機械的増幅構造を埋め込む。その生物学的有機組織と機械的増幅構造が共に破壊されることなく、精神的制御が行われるかどうかを測定するために。

 安全手順:衝撃は最小限に留まると予想されます。低レベル安全性の生物隔離庫を要望します。



言論者トリフォン様へ

 一連の計画がこのたび終了し、結果をお知らせできることを嬉しく思います。御存知の通り、数週間前に我々は北部海岸沿いにて、重傷を負った生物を発見致しました。我々はその治療を行うために宥めて保育器へと入れ、そして予想外の一連の反応が始まりました。

 私はその生物がごく普通の跳ね顎として生まれたと想定しましたが、間違いなく波乱万丈の生き方をしてきたようです。サイズと筋組織の増大はゴルガリによって育てられた生物のものです。ですがその増強された骨格系は明らかに悪意あるイゼットの修繕の結果です。我々は外科的にそれらの機能を切除しました。ですが中央神経系へと損傷を与える危険性から、全てを除去することはできませんでした。

 私は保育器に基本混合液を使用しましたが、この跳ね顎は起源よりも、それどころか私が意図したものよりも何か大きなものへと向かっているように思います。それは驚くほど知性を増し、汚染のためかもしくは(私の仮定ですが)それ自身に発生しつつある意識の、ある種の理想的本質のためか――それは人間的な姿形へと発達接近を開始しました。私は、今にもそれが知性を示すのではないかと信じています。この成果を再現することは決してできないでしょう、私は感激しておりますがそれだけが残念です。

 言論者様にも、勿論、その被験体の発達を報告し続けます。ですが私は時間をかけ、被験体の生き方と選択は次第にその自由意思に任せて行くつもりです。

 育殻組の生術士、スタニシル



 スタニシルは僕に言ってきた、僕の考えたことや感じたことを書いておくように。僕と、あいつらが、築いたように。僕はこの手を見たけど、自分のものだってよくわからなかった。手があったら、って考えたことは覚えてる。それと前脚をそんなふうに使ってたことも。僕が今この羽ペンを掴んでるのは、前脚でも手でもない。僕は欲しいもの、感じたことがあったけど、どう言えばいいのかはわからなかった。シミック連合は僕をすごく世話してくれてるし、僕を大切にしてくれてる。でも何よりも感じたのは、僕を珍しいものを見る目で見てること。僕は研究されてる。それは好きじゃない。

 僕は行きたいところへ行っていいし、したいことをしていいと言われた。その考えに怖くなった。たまに日向ぼっこできる場所があれば他に何もいらないのに。何もかもが新しく感じる。

 僕の心にずっとあるのがもう一つ、だけどこれはスタニシルにだって言いたくないんだ! 人間の男の子。あの子の優しさをずっと覚えてる。幸せだったのを覚えてる……

 家。

 家に帰りたい。道は、覚えてる気がする。


(Tr. Mayuko Wakatsuki / TSV Yohei Mori)

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