プロツアー『神々の軍勢』編・仲間と行くバレンシア・バルセロナ

Posted in Making Magic on March 20, 2014

By 中村 修平

 プロツアーも終わり、いつものようにこうやって旅行記を書いている昼下がり。

 つらつらと敗戦理由について書いていたら、うっかりプロツアーのドラフトパートについて何も触れていませんでしたが、まあもう過ぎ去ったことをくよくよしても仕方ありませんね。

 何よりもそんなことをしていると貴重な私のシエスタタイム――スペインでは素晴らしいことに文化として昼寝があるのです素晴らしい――が無くなってしまいます。
 そうなってしまうと、遅めのシエスタの結果、もしかしたら寝すぎてしまって晩御飯時。

 それと、この国では夜にレストランが開くのはだいたい20時から、と日本人的感覚では割と信じられないゆっくり具合ですね。
 恐らく日没が遅いのが影響しているのだと思いますが、何せ冬のこの時期でも日没は19時を過ぎたあたり、気温も15度くらいは毎日あって、暑い時には上着なぞ完全に不要なのです。それはそれは私も惰眠を貪りたくなるというものです。

 滞在環境もなかなかに居心地が良いですしね。

 スペインだと「アパートメント」、日本で言うウィークリーマンションがホテルと同じくらい一般的で、今回取ったのは自分でも合格点を付けてあげられるレベルの居心地の良さ。

 いささか内装が男ばかりの滞在にしてはかわいらしいですがそんなことは些事。
 それとネット回線はちょっと弱めで、とある事情からネットに繋がらなければ生きていけないワタナベなぞはやや不満のようですが…

 そんな些細なことでは、このだらけモードの私と、グラム1円な生ハムの前には路傍の石。

 食生活的には相当快適ですね、

 バレンシアでは歩いて5分のところに大型ショッピングモールがあって、上階のレストランフロアで暖かいご飯には不自由しませんでした。

 ここバルセロナでも店には事欠かず、目の前にはスーパーマーケットまであります。

 主な外食先としてはパエリア、

 パエリア、

 そしてパエリア。

 という風にやたらめったらパエリアがあったので、ついつい注文することが多かったのですが、パエリアは「日本人が考える「主食的な料理」というのではなく、こちらの感覚ではサイドディッシュの1つといった感じなのでしょうか。
 冷えた状態でも普通に置いてあったりして、まあ、冷えたおじやというのは私の感覚ではあまり美味しいものではありませんよね。

 それとパスタなパエリアというものもあったりして、こちらはシーフード焼きそばといったような感じでしょうか。

 小魚のフライやグラタンのようなものを攻めてみたりはすれども、それもそこそこにパエリアだけ延々食べてたような気がします。

 それ以外に食べたとものとして印象的だったのはイタリアン。
 実は地中海を挟んですぐ近くという土地柄もあるのでしょうか、イタリア本土で食べた時と同じくらいの品質がけっこうお手軽に食べられるのは大助かり。
 ホテル近くのイタリアンには通いすぎて店主に顔を覚えられるまでになってしまいましたね。

 あとパスタについて珍しく美味しかったというのが印象に残ります。
 日本人の感覚だとスパゲティ的なものこそがパスタ、そして主食の麺となるものがパスタ、という感覚に引きずられてひどい目に合うというのが相場なのですが…

 この国、というかこの地方のパスタはどちらかというと日本人の感覚に近い気がします。「食通」ウェブ(デイビッド・オチョア)がリサーチしたお店だから美味しいのは当たり前だけど、それにしても美味しかったなあ。

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ウェブ「私が選びました」

 あ、そういえば今、ワタナベがパスタ自炊に挑戦していましたね。
 もっとも私は生ハムさえあれば生きていけるので、生温かく見守っていることにしてみますが。

 あ、次は「いべりこ」なるラベルから直にそぎ落としてパッキングしてもらったこの生ハムを行ってみることにしましょうか…

どうやら無事出来上がったようです

 ということで現在、バルセロナのアパートメントにて、今週末のチーム戦グランプリ・バルセロナに参加する日本人たち、斉藤、津村、渡辺の「チーム晴れる屋」、プロツアーでトップ8入賞を果たしたリー・シー・タンと台湾のツーチン・クオの「アジアン・オールスターズ」で挑む行弘と滞在しているわけなのですが、その間に遭遇したちょっと面白いことなどをトピック形式で挙げていきたいと思います。

さいえんてぃすといんたーなしょなる?

 プロツアー前の土曜日から、プロツアーが始まる直前までの6日間。
 ウィザーズ提供のホテルにて、会議室を借り続ける謎の集団がいたとかいないとか…、ってはい、それはもちろん私達ルイスコと愉快な仲間達、改めチャネルファイアーボールご一行様のことです。

 事の発端はルイスの至極もっともな提案でした。
「前回のように会議室借りようと思うけどチャネルではマズいからクールな名前にしといたわ」
 それでどんなんだろうなとわくわくしながら見に行くとこれです。

 しかも待っていたのは、
 ルイス(ジャージ)、ウェブ(ジャージ)、ベンスタ(ジャージ)。

 危うくその姿を写真付きでツイートしそうになったのは言うまでもありません。

こうして見ると会議らしい?

ぷろぷれいやーおうとぐらふ?

 プロツアー決勝戦が行われている日曜日のことです。急遽入ったニコニコ生放送での解説のお仕事とは別件で、実は事前に「日曜日に30分くらいやって欲しいことがある」という内容のメールをもらっていたのです。

 そのメールにはカードにサインする仕事云々。
 大したものではないだろうと思って二つ返事でOKし、一応こういう事情で少しの間席を外さなければならないとは伝えて言われた場所に向かってみると…

 あ、なるほど。
 そして、そのカードを見たワタナベ。

 というか写真写り悪すぎじゃないですかね…

バレンシア観光

 月曜日、1日延泊して市内観光するというパット、ルイス、ラプター、ウェブたちにくっついていく形で、帰りの便が夜の鍛冶、坂東さんを誘ってバレンシアの市街地へ。

 前回のバレンシア(2007年のプロツアー)では台風が直撃でそもそも会場が水没していた上に、翌日にはインビテーショナルなる大会のためドイツのエッセンまで飛んでいたので、市内観光は初めて。

 バレンシアの火祭を1週間後に控えて、準備に忙しい街中を30分ほどで中心地に到着。
 そこから中央市場でカラスミ話すらしいサメと記念撮影に興じたり、

 お約束的な大聖堂に行ってみたり、

 猫と戯れたりチョコクレープをかぶりついているウチの総帥を激写してみたり、

 物見櫓的なものに登ってみたり。


 そういえば「水夫」服ですよね、日本人的バイアスにもろに引っかかってショーウィンドウにギョッとしたり。

 普段なら自分で調べてから行くのですが、人任せで適当に見て回るというのもなかなか楽しいものです。

 ただし食べ物についてはしっかり予習or説明は聞きましょう。
 でないと、「まんだりーな」なる響きとおそらく小さな丸いのというスペイン語の説明のみで注文してしまって悲しみに暮れる事態となってしまいます。

コレジャナイ

 あまりのショックに呆然としている私に、わざわざ剥いてくれて、わずかに残っていた返品のチャンスも潰してくれた店員にはある意味感謝。

 お陰で帰る道すがら、通りの先々で生っているオレンジの木を指しながら、
「そんなにあれが食べたかったのか」と言われっぱなしになる羽目となりましたとさ……

バルセロナへ

 そんなこんなでのバレンシア滞在も木曜日まで。
 チェックアウトを済ませてからタクシーで中心部にある駅に向かい、そこから電車で3時間と少々の旅です。

 一応バルセロナの方のアパートメント管理会社からは、「現地で16時に落ち合おう、その住所にある美容院に入ってきてくれ」と、電話で連絡をもらっています。
 少々謎のやりとりですが、私の英語聞き取り能力によるとそう言っているように聞き取れるので仕方ありません。ちょっとだけ余裕を持って動くことにします。

 ここでもスペイン語という壁に切符がなかなか買えず、ちょっとだけ右往左往してしまいましたが、なんとか切符の購入に成功。
 むしろ定刻寸前になっても電車が来なかったので大分余裕がありました。

 急病人が発生して電車が緊急停止するアクシデントや、バルセロナに着いてからタクシーでアパートメントの住所に行こうとすると(恐らく)近すぎるからという理由で断られ、仕方なく地図から向かってみるなどしてみると、

 そこには本当に美容院。しかも訪ねる前からドアを開けてくれて、
「セニョールナカムラ?」
 と尋ねられるではないですか。

 ようやく合点がいきました。
 つまり電話してきた相手はアパートメントの管理会社で、美容院はオーナーが経営しているもの。
 そしてこの美容院の上、エレベーターなしでたったの3階層上が、我々が現在滞在しているアパートメントだったということです。

 不満点がもう1つありましたね。旅装を新しくしていて荷物がそこそこ軽量だった私以外にとってはかなり厳しかったようです。
 ですがそれ以外は同行者にもかなりの高評価。

 テラスがあるというのも素晴らしい。そして部屋決めじゃんけんに勝てて、3部屋あるうちの1部屋を1人で独占できたというのも素晴らしいです。

 あとはバレンシアの借りをバルセロナで返してもらえれば最高ですね。

 今回のチームメイトは、何時も組んでいる暇なチェコ人が、
「暇なオランダ人か、暇なブラジル人か、暇な日本人の誰が良い?」
 って聞いてきた中で、恐らく私のチーム史上最強のメンバーになってますからね。

 先々週のトップ8駆けマッチで負けたにもかかわらず、トップ8に失格が発生して繰り上がりトップ8なパウロに死角はないはずです。

追記/グランプリ・バルセロナ

グランプリ・バルセロナ2014 イベントカバレージより

 できれば前回同様にひっそりとマジック勝ちました報告がしたかったのですが、初戦にいきなり1敗1分けスタートだったということもあり今回は叶わず。
 11勝3敗1分けで13位、プロポイント1点獲得も既にキャップ最低点が2点なのでシーズンポイントは変わらずの33点のまま、という結果に終わってしまいました。

 それでもそこから7連勝で2日目に進出して、一応はあと1勝でプレイオフのタイブレーカーにまで行けましたし、私としては久しぶりに自分らしくチーム戦でマジック。
 1本取ってチームメイトを見てみると2人とも1本落としていて、とりあえず自分が勝たないとお話にすらならないという、ある意味緊張感のある状況を丸2日間、なんだかんだで付き合いの長くて気のおけない2人と楽しめたので満足しています。

 ある意味これが私流のリフレッシュ休暇ですね。
 マジックでの敗戦の気分転換は、マジックでそこそこ納得のいくゲームをすること。

 さて、次回はどこへの旅となることやら。それではまた世界の何処かで。

中村修平

追記その2

 代わりと言ってはなんですが、決勝ラウンドに残れなかったのでFCバルセロナの試合を見にカンプ・ノウへ。

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 こちらは流石世界最強チームで、余裕の4-1。

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 素人目から見ても対戦相手とは格が違い過ぎました。写真は大はしゃぎする行弘と津村。

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