Translated by Yoshiya Shindo
今日の“お手軽デッキ”は、ちょっと先の未来を見てみようと思う。今回も普段どおりにデッキを組むけれど、普段と違うのは神河物語のプレビューカードを使うことだ……おまけにカード4枚が費用ゼロだしね!
どうしてゼロかって?まあ、単に Magic Online のトレードルームで探してて、結果がゼロだっただけなんだけどね。
かつて、あるプレイヤーは絶大な信頼を置き、他のプレイヤーは一笑に付していた2体のクリーチャーがあった。どちらもかつては笑いものになったものの、構築デッキにも入ってきたこともある。ルールがまだきちんと整備されていなかった頃、この2体のクリーチャーに対して何百万もの「これできるの?」なんて質問が飛び、ジャッジは頭痛を抱えたもんだ。その2体のクリーチャーとは、《卑屈な幽霊/Skulking Ghost》と《卑屈な脱走者/Skulking Fugitive》だ。
それでは、この卑屈軍団の長老の登場といこう……。
4マナ4/4飛行は一笑に付すわけにはいかないだろうけど、そこには能力がついている。えーと、能力だね。パルメザン抜きのピザなんて考えられないだろう? この能力は嬉しくなっちゃうぐらい対称的で、君も相手もその呪いを被るのさ。まあ、いい面から見れば、こいつは何の弱点もないと言えるかもね。なにせ、相手もそれを食らうんだから。別な面から見れば、このクリーチャーはアドバンテージを持っているとも言える。君は自分のデッキをそこを回避するように組める一方で、相手はまあ……何と言うか……卑屈になっちゃうんだから。
お手軽デッキ:崩老卑の軍団(カードが出たら、30チケットぐらいで作れるデッキ)
Building on a Budget: Horobi's Army (about 30 tickets once the cards become available)
他 (60)
13
《平地》
11
《沼》
4
《サマイトの癒し手》
4
《サバンナ・ライオン》
4
《断固》
4
《レオニンの戦闘魔道士》
4
《オーリオックの刃番》
4
《死者の嘆き、崩老卑》
4
《おとりの達人》
4
《まばゆい光線》
4
《夜の囁き》
60 カード
無色 (60)
13
《平地》
11
《沼》
4
《サマイトの癒し手》
4
《サバンナ・ライオン》
4
《断固》
4
《レオニンの戦闘魔道士》
4
《オーリオックの刃番》
4
《死者の嘆き、崩老卑》
4
《おとりの達人》
4
《まばゆい光線》
4
《夜の囁き》
60 カード
コモン (60)
13
《平地》
11
《沼》
4
《サマイトの癒し手》
4
《サバンナ・ライオン》
4
《断固》
4
《レオニンの戦闘魔道士》
4
《オーリオックの刃番》
4
《死者の嘆き、崩老卑》
4
《おとりの達人》
4
《まばゆい光線》
4
《夜の囁き》
60 カード
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このデッキは1つのことを目的としてデザインされた――《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail》を引いたら、対象効果をかき集めて相手を叩きのめすことだ。ほとんどのビートダウンデッキは、強力なカード《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》をあまりうまく使えない。これは(親和やゴブリンのように)部族的な特性に乏しいんだ。このデッキには“対象取りクリーチャー”以外の特段のテーマが無いから、昔ながらの1マナ攻撃クリーチャーは完璧にはまる。このデッキは、序盤からものすごい勢いでクリーチャーを展開する。その全部が《サバンナ・ライオン》並みの脅威だってわけじゃないけど、それにはそれなりの使い道がある。確かに《サマイトの癒し手》は構築でしばらく見ていないけど、これまで膝を伸ばしてくつろいでた彼がベンチウォーマーでなくなるのはいいことだろうね。
通常は仕事が回ってこないような寄せ集め軍団を出しておいて、ここに《死者の嘆き、崩老卑》が来ると、すべてが収まるべきところに収まって、相手の軍団はあっという間に蒸発してしまうんだ。単に相手を《サマイトの癒し手》や《オーリオックの刃番/Auriok Bladewarden》や《おとりの達人/Master Decoy》で対称に取ればいいだけだからね。強烈なトリックは、もちろん、《レオニンの戦闘魔道士/Leonin Battlemage》だ。《死者の嘆き、崩老卑》が場に出たら、このクリーチャーは1ターンに複数のクリーチャーを除去してくれるだろう。《まばゆい光線/Blinding Beam》もこの役割を果たすけど、単純にタップ効果としても十分強いね。
このデッキのプレイングのヒント
- 《死者の嘆き、崩老卑》が出てるときに自分の部隊に《断固/Stand Firm》を撃たないこと――他にも一見プラスに見える能力には注意。本当に相手を助けてしまうことになるよ……。
- 《夜の囁き/Night's Whisper》は後半戦用のカードだ――最初の数ターンは、様々なクリーチャーを出すのに専念すべきだ。こいつにターンを使うのは、他に何もすることが無いか、とにかく土地なり何なりが必要なのでない限り、あまり意義が無い。
- 《おとりの達人》は《まばゆい光線》と非常に相性がいい。押さえ込みたいクリーチャーが2体じゃすまない? 全然オーケー!
- 《オーリオックの刃番》に《断固》を使うと、防御人に若干多くのパンチを与えられる。
さらなる投資
今週は、コラムの特殊性を鑑みて、ちょっと違う風に行きたいと思う。最初は第8版とミラディンだけに限定して考えていたので、そんなにたくさん選択肢があるわけじゃなかった。このセットからカードを足すのなら、《真鍮の都/
City of Brass》がマナの助けになるだろう。でも、むしろ今回提案するのは、もうすぐスタンダードから落ちるカード……《頑強な決意/
Steely Resolve》だ。《頑強な決意》をスピリットにすれば、実に面白いスピリットの部族デッキが組めるだろう(神河物語にたくさんスピリットがいると仮定すれば、こいつは問題にならないだろう)。これがあれば、自分たちが《死者の嘆き、崩老卑》の弱点の影響を受けないようにした上で、デッキの残りの部分を十分有効にすることができるだろうね! 神河物語のどんなスピリットが対象を取ることができるのかわからないけど、少なくとも《天使の従者/
Angelic Page》から始めることはできるんだしね!
それではまた。Skulking Ghostにならずに、ハッピーでいこう!
――ネイト・ハイス
nateheiss and BuildingOnABudget on Magic Online