黒赤ランド・デストラクション(過去のType1)

更新日 Daily Deck on 2015年 7月 1日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 本日も引き続き、私たち開発部からジェイムズ・スーイー/James Sooyの「オリジン・ストーリー」を見ていきましょう。ジェイムズはマジック開発部のデジタル・デザイナーです。テキサス州ダラスで生まれ育った彼は、2007年からウィザーズの社員になりました。ジェイムズは少年の頃から、双子の兄弟であるデイヴィッド/Davidとマジックを大いに楽しみました。デイヴィッドはひとつのデッキを使い続けていました。新しいカードが手に入っても、彼はすぐに自分のデッキを強化できるものとトレードしていたのです。

 このデッキの目的は、対戦相手の土地を破壊し尽くして呪文を唱えられなくすることです。唱えられない呪文を大量に手札に抱えた相手は、そのまま《黒の万力》や《地獄界の夢》でライフを失っていくのです。それから、このデッキには、最も相手にしたくないコンボのひとつが搭載されています。それは《Wheel of Fortune》と《地獄界の夢》のコンボです。《地獄界の夢》が戦場にある状態で《Wheel of Fortune》を唱えると、対戦相手に一度に7点ものダメージを与えることができるのです。《稲妻》や《Chain Lightning》に加えて、毎ターン相手がドローするたびに1点のダメージが重なっていく中でこのコンボを決めれば、勝利はもう目前でしょう。

 このデッキをさらに歯がゆいものにしているのが、このデッキ唯一の4枚積みクリーチャー、《鬼火》です。これはデイヴィッドの戦略を阻もうと迫るクリーチャーをほぼすべて抑えてくれます。しかも(あまり意味がないため)《鬼火》自体は攻撃してこないのです!

 デイヴィッドの持つデッキがこれひとつだったため、ジェイムズはマジックで遊ぶたびにこのデッキを相手にしなければなりませんでした! ジェイムズはいつも《チャネル》と《火の玉》のコンボを搭載した「サリッド」の部族デッキを使っていたのですが、小型のクリーチャーたちでは強力な土地破壊デッキに敵いませんでした。その上、デイヴィッドは《地震》まで採用していたのです! ジェイムズは当時のことを次のように語ってくれました。「あのデッキとは何度も何度も戦ったよ。あれは私に忍耐というものを教えてくれたけれど……もうこりごりだね」

James Sooy -「黒赤ランド・デストラクション」

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