感染(レガシー)

更新日 Daily Deck on 2015年 7月 14日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 本日も、グランプリ・リール2015(リンク先は英語)よりレガシーのデッキを見ていきましょう。リカルド・サンチェス/Ricardo Sanchezはこの大会で「感染」デッキを操り、トップ4入賞という成績を収めました。モダンではよく見るこのデッキですが、レガシーでもお目にかかるとなれば話は別です。一見するとモダン版の「感染」とよく似たリストに見えますが、大きく強化されている部分があるのです。

 まず挙げられるのは、《Force of Will》の採用でしょう。このマナいらずの打ち消し呪文は、モダンで使うことはできません。このデッキでの《Force of Will》は、《巨森の蔦》や《使徒の祝福》と同じ役割を持っています。つまり、除去からクリーチャーを守るのです。もちろん《Force of Will》には、対戦相手の切り札を含めて「何でも」打ち消せるという強みもありますね。それから、この「感染」デッキには対戦相手がマナを構えていなければ打ち消し呪文として機能する《目くらまし》も採用されています。このデッキでは2ターン目か3ターン目に決着をつけることを目指すため、対戦相手が呪文を唱えたときにタップ・アウトの状態であることがほぼ確実と言えるのです。

 そして、おそらくレガシー版の「感染」で一番大きな利点となるのが《激励》でしょう。このカードはリミテッドで使っても素晴らしく強かったことを覚えていますよ。対戦相手にわずか3点のライフを与えるだけで、マナを支払わず戦闘中のクリーチャーを守れるというのは、テンポを一気に稼ぐ手段となるのです。「感染」デッキにおける《激励》は、もっぱら相手を打ち倒すのに使います。「感染」デッキでのダメージは毒カウンターとして与えられるため、3点のライフ回復などまったく問題にならないのです。

 「探査」メカニズムもまた、レガシーで極めて強力です。当たり前のようにフェッチ・ランドを起動しキャントリップ呪文を唱えるレガシーでは、自然と墓地にカードが溜まっていきます。「探査」呪文のコストが1マナか2マナになるのは日常茶飯事であるため、《強大化》のようなカードは悩むまでもなくこのデッキに採用されるのです。(引き過ぎてしまうと墓地の枚数が足りず使いこなせないため)あまり枚数を多くとることはできませんが、全部で10点のダメージを与えればいいところに6点もの追加ダメージが望めるというのは、もう言うことなしですね。

Ricardo Sanchez -「感染」

グランプリ・リール2015 3位 / レガシー
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