5色結集(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 7月 30日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 本日も引き続き、『マジック・オリジン』発売直後にシカゴで行われた「SCG Open」(リンク先は英語)から、エキサイティングなデッキをご紹介します。緑を中心にした墓地を利用するデッキはここ最近よく見受けられ、大きな人気を集めています。それらは《サテュロスの道探し》や《神々との融和》といった自身のライブラリーを削る手段を用いて、その後《エレボスの鞭》などの呪文で墓地からクリーチャーを戻す形です。しかしマシュー・ティカル/Matthew Tickalは、やや異なるアプローチで墓地を利用しました。彼は『運命再編』のレア《先祖の結集》を駆使し、1ターンの大きな動きで勝利を掴むデッキを操ったのです。

 『マジック・オリジン』で新たに加わった《群れの結集》は、自身のライブラリーを削る手段としておそらく最高の1枚となるでしょう。これは一度に5枚のカードを削り、クリーチャーまでもたらしてくれます。さらに《群れの結集》は、「魔巧」を達成すればもう1枚クリーチャーを手札に加えることもできるのです。

 さて、このデッキはどのようにして勝利を得るのでしょう? まずは、できる限り素早く墓地を肥やしていきます。そして時が来たら《先祖の結集》をX=3で唱え、墓地のあらゆるクリーチャーを戦場に戻してその利益を享受します。そこで主な勝ち手段となるのは、《モーギスの匪賊》で自軍に速攻と「威嚇」を与えて攻撃することです。勝利するのに十分なダメージを与えられない場合は、《ナントゥーコの鞘虫》でクリーチャーを生け贄に捧げて《不気味な腸卜師》の能力を誘発させ、カードを引いて続くターンに備えることになります。クリーチャーを生け贄に捧げてやれば、それらは《先祖の結集》の効果で次のアップキープの開始時に追放されず墓地に残り、次に繋げることができるのです。

 このデッキにはまた、『マジック・オリジン』の新しい両面プレインズウォーカーも採用されています。《ヴリンの神童、ジェイス》はゲーム序盤に墓地を肥やす助けとなり、そしてプレインズウォーカーに変身すれば《先祖の結集》に「フラッシュバック」を与えてくれます。《異端の癒し手、リリアナ》は、このデッキならかなり簡単にプレインズウォーカーへの変身を遂げられます。《ナントゥーコの鞘虫》でクリーチャーを1体生け贄に捧げるだけで、プレインズウォーカーと2/2のゾンビが戦場に現れるのです。そしてプレインズウォーカーとなったリリアナは、ゲームの序盤に墓地へ行った重要なクリーチャーを戦場へ戻してくれます。

 もうひとつ、このデッキのクールな点がサイドボードに見受けられますね。《先祖の結集》で《前線の僧侶》を4枚戦場に戻すと、それらの誘発型能力はそれぞれが4体すべてを参照します。つまり能力がすべて解決されると、戦場にある《前線の僧侶》4体がそれぞれ8点ずつライフをもたらし、合計32点も回復できるのです!

Matthew Tickal -「5色結集」

スタンダード
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(デッキリスト:StarCityGames.com より引用)

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