緑白星原(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 8月 14日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 本日ご紹介するのは、『マジック・オリジン』で新たに登場した《ニクスの星原》と、再録を果たした《空位の玉座の印章》を用いた、素敵なエンチャント・デッキです。このデッキはプロツアー『マジック・オリジン』にてカイル・ボージェム/Kyle Boggemesの武器となり、彼は31位という誇らしい結果を残したのでした。

 このデッキのプランは、《払拭の光》や《絹包み》といったエンチャントで盤面をコントロールしつつ、《クルフィックスの洞察力》や《開花の幻霊》、そして《クルフィックスの狩猟者》でカード・アドバンテージを得ていくというものです。これらで素早くライブラリーを掘り進めると、やがて勝ち手段を引き込みます――それが《ニクスの星原》や《空位の玉座の印章》です。大抵は、《ニクスの星原》が戦場に出るなりすべてのエンチャントが「目覚めて」攻撃に向かってくれるため、即座に勝利をつかめます。《空位の玉座の印章》はやや時間がかかるものの、それでも勝利は揺るがないでしょう。

 たとえこれらの勝ち手段が対処されても、ひとたびエンジンが動き出せば再び勝ち手段を用意することは極めて簡単です。大量のドローと、《開拓地の包囲》や《万神殿の伝令》によってもたらされる豊富なマナによって、さらなる脅威を展開できるのです。この「緑白星原」は、かつての「エンチャントレス」デッキにとても似ている部分があります。動き出すまでに時間がかかるものの――ひとたび動き出せばそれを止める手段はそう多くない、という点です。

 「緑白星原」は、現在のスタンダード環境でかなり有利な立場にあります。このデッキの対策をするには、他のマッチアップではまるで役に立たないカードにサイドボードの枠を費やす必要があるため、対策がとても難しいのです。例えば、《自然に帰れ》はこのデッキにとっては1枚でゲーム終了になるほどのカードです。しかしあまりに範囲の狭いサイドカードであるため、エンチャント対策の際はきっと多くの人が(《自然に帰れ》と比べてまだ致命的でない)《再利用の賢者》の方を採用することでしょう。

Kyle Boggemes -「緑白星原」

プロツアー『マジック・オリジン』 / スタンダード
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