青単「アーティファクトの魂込め」(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 8月 21日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 プロツアー『マジック・オリジン』のカバレージを眺めていると、おそらく「青赤《アーティファクトの魂込め》」デッキの姿を見かけることでしょう。このデッキはプロツアー『マジック・オリジン』を席巻し、トップ8へふたりのプレイヤーを送り込みました。本日ご紹介するのは、そんな《アーティファクトの魂込め》を用いた別のデッキです。リストをご覧の通り、このデッキには赤のカードが使われていません。Drollariaはその代わりに《波使い》や《海の神、タッサ》を採用し、より「信心」に寄せた戦略を選んだのです。その選択は功を奏し、DrollariaはMagic Onlineのデイリー・イベントで4戦全勝を果たしたのでした。

 このデッキで私が気に入っているカードのひとつは、《タッサの二叉槍》や《飛行機械の諜報網》と似た役割を持つ《軍事情報》です。《軍事情報》は2ターン目に戦場に出すことができ、その点で前者ふたつの4マナ呪文より優れています。またカードを引くために難しい要求をしてこないのも良い点と言えるでしょう。必要なのは、2体以上のクリーチャーで攻撃宣言をするだけです。これにより、パワー0の《羽ばたき飛行機械》2体で攻撃してカードを引く、という面白い動きができるようになるのです。

 「青赤《アーティファクトの魂込め》」と異なり、この「青単」の形はそこまで一点集中したものではありません。「青赤」はマリガンを強いられることが多く、キープできる手札も限られています。初手に《アーティファクトの魂込め》があるかどうかに大きく依存しているのです。一方この「青単」の形はキープできる初手が多く、本当に必要なのは土地とクリーチャーだけです。時々2ターン目に《羽ばたき飛行機械》へ《アーティファクトの魂込め》をエンチャントして、そのまま4ターンで勝つこともありますが、勝利を得るのにその動きが必須ではないのです。

 「青単」のバージョンは「青赤」のものと比べて爆発力と決め手の点ではやや劣ります。赤を使わないということは《爆片破》を使わないということであり、勝ち手段が攻撃のみに限られるのです。それでも《海の神、タッサ》がクリーチャーに回避能力を持たせて、大きく後押ししてくれます。《波使い》もまた、大量のトークンで盤面を埋め尽くし、戦闘に優位をもたらすでしょう。それから、「赤単アグロ」デッキにとって《波使い》が極めて対処しにくいカードであることも、このデッキにとって追い風になっています。『マジック・オリジン』後の現在のスタンダードにおいて、「赤単アグロ」は最も人気を集めているデッキのひとつなのですから。

Drollaria - 青単「アーティファクトの魂込め」

スタンダード
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