白黒ミッドレンジ(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 11月 11日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 Magic Onlineを用いたものといえば、著名な配信者やプレイヤーが誇りと栄光をかけて戦う「Magic Super League」という企画があり、その模様は毎週放送されています。中でも今回の「Super League」は、とりわけ熾烈な戦いになるでしょう。過去に行われた各リーグの上位入賞者が集まり、「Super League Championship」が行われるのです。先週のフォーマットはスタンダードで、プレイヤーたちは実に様々なデッキを持ち込みました。各デッキリストはこちらからご覧いただけますが、本日は私から、特に興味をそそられたデッキをひとつご紹介しようと思います。

 殿堂顕彰者にしてプロ・プレイヤーのポール・リーツェル/Paul Rietzlは、コントロールとアグロの要素を組み合わせた「白黒ミッドレンジ」デッキを操りました。《衰滅》に《次元の激高》と大量の全体除去を採用し、その上でこちら側のクリーチャーは死亡した際にトークンを残すものなどを採用して、全体除去に巻き込まれても問題ない構成にしてあります。

 《真面目な訪問者、ソリン》と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》はどちらも、《搭載歩行機械》や《捕らわれの宿主》が生み出すトークンと強力なシナジーを持っています。これらのプレインズウォーカーはクリーチャー全体を強化し、また自身もクリーチャーを生み出します。さらに、それらは単体でもゲームを決める力を持っているため、今回のようなミッドレンジ・デッキにおいてこの上なく優れたプレインズウォーカーなのです。

 ポールは、今回の「Super League」はアグロに偏ったメタゲームになると予想したようです。クリーチャーを除去できる《残忍な切断》や《停滞の罠》、それから土地でないパーマネントに広く対処できる《隔離の場》や《完全なる終わり》など、採用されているカードの多くが対戦相手の脅威を除去するものになっていますね。このデッキは、戦場に繰り出されたあらゆるパーマネントに対応できる力を持っているのです。

 しかしこのような形だと、コントロール・デッキ相手には苦戦を強いられます。除去の対象となる脅威をほとんど持たないコントロール・デッキには、クリーチャー除去が機能しない場面が多くなってしまうのです。加えてこちらも勝ち手段が極めて限られているため、そこへ打ち消し呪文を使われると目も当てられないことになるでしょう。 まとめるとこの「白黒ミッドレンジ」はメタゲームに依存するデッキだと言えますが――これが機能する環境なら信じられないほどの力を発揮するはずです。

Paul Reitzl - 「白黒ミッドレンジ」

スタンダード
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