グランプリの楽しみ方は、メインイベントにあたるグランプリ本戦で勝つこと以外にもに、様々なものがある。
例えば、パブリックイベントでは大規模なレガシーのトーナメントも開催され、ブースに出店されているお店には普段お目にかかれないレアカードが並び、久しぶりに会う友人と談笑、ご当地料理を食べる約束を取り付けるなど、限られたお祭り期間中にスケジュールはパンパン、時間は全くもって足りないだろう。
しかも今回のグランプリ・名古屋はスタンダードと、国内最多の競技人口のフォーマットで競われることから、国内新記録となる1,689名もの本戦参加者が来場している。
このイベント全体ではそれ以上に多くの人が集まり、それぞれ違った楽しみ方をしているのだ。
その一つの選択肢として、お気に入りのカードやデッキケース、イラスト集にサインを求める長蛇の列に並ぶ人々を、会場入口付近から簡単に見つけることができた。
基本的に、ゲームをプレイする上ではカードの判別以外にイラストは重要ではないのだが、マジックを楽しむ上では、ストーリーラインやフレイバーテキストと濃密に絡むこの要素は見逃すことはできない。
それが特に、物語に強く影響するいわゆる「主人公クラス」のカードならばなおさらだ!
さて、前置きが長くなったが、事前に グランプリ・名古屋2012 開催案内 が公開された時にも一部で話題になった、今回のアーティストをここで改めて紹介しよう。
それはなんと、Aleski Briclot とRebecca Guay!
Aleksi Briclot
ローウィンで初めてカード化されたプレインズウォーカーというカードタイプの登場は、マジックのトーナメントシーンにも多大な影響を及ぼした。
その、気づけば基本セットにも再録した初代プレインズウォーカーたちのイラストを手がけたのが、このAleski Briclotだ。
他にもスタンダードから離れはしたが、カードプールの広いフォーマットで今なお活躍する《思考囲い》や、《原始のタイタン》という過去のスタンダード環境を支配したデッキの核となるカードも手がけており、こちらのイラスト一覧を観ていただければサイン会の列に並ぶ気持ちも非常に共感できる。
Aleksi Briclotがアートを手がけたマジック:ザ・ギャザリングのカード一覧
カードのサイン以外にも大きなプリントも扱っているようですね。
《ギデオン・ジュラ》!
Rebecca Guay
そしてもう一人、まさかこのタイミングで来日するとは誰も考えていなかったであろう。
国内に古くからのファンも非常に多く、今や伝説となりつつあるレベッカだ。
彼女の手がけたこちらのイラスト一覧に目を通してもらえれば伝わると思うが、キャリアの長いマジックプレイヤーならば彼女のが手がけた作品と必ずわかるほどの独特の雰囲気を持っている。
Rebecca Guayがアートを手がけたマジック:ザ・ギャザリングのカード一覧
今日はローウィン時代のスタンダード環境を支配したフェアリーの中核、トーナメントで大活躍した《苦花》と《呪文づまりのスプライト》にサインを求める人が目立った印象だった。
これはデッキを組みたくなりますね!
《呪文づまりのスプライト》!
明日もサイン会は行われます!
アーティストスケジュール(BIG MAGIC)