13回戦を終えて未だ1敗という、スタンディングトップからの一戦。
残り3ラウンド、ここで勝てばトップ8にぐっと近づく正念場。
永井はナヤ、Aryabhimaはラクドスビートである。
ゲーム1
先手はAryabhima。《墓所這い》スタートだが、永井に《アヴァシンの巡礼者》《ロクソドンの強打者》のロケットスタートからの素打ち《忌むべき者のかがり火》X=1と動かれる間、淡々と土地を置くのみ。
一応4ターン目にお供がいない状態で《ファルケンラスの貴種》を走らせてはみるが、永井は2枚目の《忌むべき者のかがり火》を「奇跡」し、《ロクソドンの強打者》でのアタックを継続しつつ、さらに《ケッシグの狼の地》をセットする。
Aryabhima、わずか5ターンで投了。
永井 1-0 Aryabhima
ゲーム2
先手で《戦墓のグール》《悪名の騎士》と展開するAryabhimaに対し、永井は《遥か見》。間に合うか。
対し、《血の芸術家》をプレイして3ターン目にして十分形を築いたAryabhima。永井は不気味に4マナを構えるが、ダメ押しとばかりに《ファルケンラスの貴種》をプレイして構わず3体アタック。
Rahman Aryabhima
これには予定調和の《修復の天使》が飛び出るが、《戦墓のグール》をブロックしても永井のライフは残り6。
だがここで永井、起死回生の《忌むべき者のかがり火》奇跡! 素晴らしいタイミング……だが、Aryabhimaも負けてはいない。
《修復の天使》に《ひどい荒廃》が付けられると、猛火から生き延びた《ファルケンラスの貴種》が永井のライフを削りとり、決着は3本目に持ち越された。
永井 1-1 Aryabhima
ゲーム3
ここでAryabhima、土地が1枚しか来ずにダブルマリガン。しかも5枚の中にも土地は1枚と追い詰められてしまう。
何とか《アヴァシンの巡礼者》を《火柱》するが、永井は構わず《遥か見》でマナを伸ばす。
返すAryabhima、とりあえずもう1枚《沼》を引き込んで《墓所這い》をプレイするが、ここで永井はみたび《忌むべき者のかがり火》を「奇跡」し、1点たりともAryabhimaがライフを削ることを許さない。
それでも、ここで祈るようなAryabhimaのドローは…値千金の3枚目の《沼》!
《ゲラルフの伝書使》で一気に優勢に立ったAryabhima、さらに永井に動きがないと見るや、2枚目の《ゲラルフの伝書使》を叩きつける。
永井 守
一転窮地に追い込まれた永井。ひとまず《雷口のヘルカイト》をプレイ、立たせてエンド。
だがAryabhimaはここに《ひどい荒廃》。6点アタックで永井のライフを7として、さらに余った2マナから《血の芸術家》。
パーフェクトムーブ。と思われた。
しかし永井が2枚目の《雷口のヘルカイト》で9点アタックすると、Aryabhimaのライフは1ターン目の《血の墓所》アンタップインと合わせて9。
…9点アタックして残り9?
永井は7。《ゲラルフの伝書使》2体。《血の芸術家》にパワーはない。
そして永井は1点を残し。
双龍がAryabhimaの希望を摘み取ったのだった。
Aryabhima「《ひどい荒廃》つけない方がよかった・・・プレイミス」
Aryabhima、痛恨の極み。
永井 2-1 Aryabhima