ラヴニカへの回帰・ブロックにおける、チーム・シールド・デッキと個人戦との最大の違いは何ですか?

アメリカ代表
デッキがドラフトのものみたいになりますね。このフォーマットは個人戦シールドよりかなり速いものになりますから、マナ・カーブがより重要になります。また「門」がたくさん手に入りますから、《門の維持》と《はじける境界線》が大活躍するような5色デッキを組めますね。

イングランド代表
ベストのカードをすべてプレイするようにすることがより重要になります。個人戦では、爆弾カードを引いても、マナの問題やその色にプレイに値するカードが少ないという理由で、しばしばデッキに入れられないことがあります。チーム・シールドでベスト3のカードがデッキに入らないなら、デッキを組み直すべきでしょうね。

アイルランド代表
個人戦だと単に自分がプレイすべきカードを見つければいいだけですが、チーム戦ではどのデッキにカードを入れるべきかを考える必要があります。多色をサポートするカードがあるので、色を散らすのにも非常に多くの選択肢がありますし、少なくともひとつは色が重なるデッキがあります。例えば、『基本セット2014』で白いデッキを作ろうとしたら、白いカードをアグロ・デッキとコントロールに分ける必要があり、それからそれぞれのグループのカードをよりうまく使えるデッキに振り分けていくことになります。

シンガポール代表
非常にややこしいですね。デッキの組み方が何通りもあり、それぞれに多くの選択肢があります。一番大事なのは、除去をうまく共有することですね。各デッキが除去を持てるように、色を分ける必要があります。

オーストラリア代表
最も大切なのは、デッキをパワフルに、かつ一貫性のあるものにすることです。高コストの爆弾カードを抜くことを恐れないように――このフォーマットは個人戦より速いものですから。例えば、《溶鉄の始源体》や《ボロスの布陣者》を抜いて、土地16枚で良質のボロス・アグロを組むこともできます。

ベルギー代表
個人戦ではマナと爆弾カード次第でデッキが決まるということがありますが、チーム戦には当てはまりません。デッキを組むにも非常に多くの方法があります。特に重要なのは、3つの良いデッキを組むことです。ときおり、カードを見ると2つの超強力デッキと1つの並以下デッキを組みたくなりますが、それは負けにつながる戦略ですよ。
(Tr. Yusuke Yoshikawa)