シールドデッキ構築:

更新日 Event Coverage on 2004年 3月 19日

By 松井 健治

恒例となったシールドデッキ構築解説。

毎回、旬のプレイヤーを取り上げてデッキ構築風景をお送りするのだが、今回は勿論この人、プロツアー神戸を日本人悲願の初優勝を飾った大阪の黒田正城である。

プロツアーの環境は限定構築であったわけだが、本日行われるのはリミテッド。「構築は勝ったがリミテッドはどうなのか?」と言われると、彼は森田雅彦と森勝洋とのユニット「PS2」で、チーム・マスターズを優勝した経歴の持ち主でもある。

社会人となっても、なおマジックに対する情熱を絶やさない黒田に本日与えられたカードは以下の通りだ。

:《空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol》、《オーリオックの貫通者/Auriok Transfixer》、《オーリオックの刃番/Auriok Bladewarden》、《レオニンの居衛/Leonin Den-Guard
 
:《物読み/Thoughtcast》、《無効/Annul》、《精神の過負荷/Psychic Overload》、《水銀のビヒモス/Quicksilver Behemoth》、《立ちはだかる空護り/Looming Hoverguard》、《コバルトのゴーレム/Cobalt Golem

:《残響する勇気/Echoing Courage》、《本質の吸収/Essence Drain》、《騒がしいネズミ/Chittering Rats

:《手綱取り/Grab the Reins》、《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》、《ゴブリンの模造品/Goblin Replica

:《腐食ナメクジ/Molder Slug》、《銅の蹄のヴォラック/Copperhoof Vorrac》、《絡み森の蜘蛛/Tangle Spider

アーティファクト:《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、《レオニンのボーラ/Leonin Bola》、《バンシーの刃/Banshee's Blade》*2 、《苦痛の鉤爪/Talon of Pain》、《一望の鏡/Panoptic Mirror

主要なカードを上げてみたが、とりあえず《腐食ナメクジ》をメインに据えた緑と、《火と氷の剣》を中心としたパワーアーティファクトをデッキに組み込む事を決定。
 次に除去カラーとして赤と黒に目が行くが、《ゴブリンの模造品》がある事で軍配は赤に。

現在、緑と赤は決定。
 赤いカード枚数は 3 枚なので、タッチカラーで良し。
 
 ではメインカラーの 2 色目の決定に行こう。

候補に上がるのは白と青だ。

白のカードはぱっとしないが、5,6 マナ圏が既に緑のカードとアーティファクトに占領されている事を考えると、2 マナ圏の充実させるのが白である。

青は単体で優秀なカードが多く、デッキに厚みをつけるカードが殆どではあるが、序盤の展開に不安が残る。

ここでじっくりと 2 択に悩む黒田。
 双方、甲乙つけがたいとじっくり考え、最終的に選んだのは白。

「自分の持ってるカードが強いのは解ってるから、そこまで粘れるデッキにしたいね」と、《レオニンのボーラ》や《レオニンの居衛》や《オーリオックの刃番》+装備品などで序盤は強力な物となった。
 そして、あとは《腐食ナメクジ/Molder Slug》を筆頭とする強力カードを引き当てるのを待てば良い構成を黒田は選んだ。

さて、比較的良いカードが揃った黒田のデッキだが、デッキ構築終了間際に彼がこう一言。

「この環境のシールドって腕が出るよね。他のグランプリの全勝デッキとか見ても結構普通のデッキやったりするし。」

確かに強力なカードの 1 枚ぐらいは入っているが、前の環境であった《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》や《賛美されし天使/Exalted Angel》などの破壊的な強さを持ったカードが、全勝デッキなどに使われている事が非常に少ない。

ここで本人が「腕」と言ったのは、気を引き締めて行こうと言う彼なりの自戒の言葉だろうか。

そんなストイックな彼に幸運はおとずれるだろうか。

Masashiro Kuroda

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