今週の投票は、若く才能のある最高のプレイヤーたちの饗宴です。過去12ヶ月間において、ここに並んだプレイヤーたちはこのゲームにおいて達成できるほとんどすべてを手に入れている計算です。その中には、ジュニア・スーパーシリーズの優勝者、構築戦プロツアーの優勝者、限定戦プロツアーの優勝者、チーム戦グランプリの優勝者、複数のグランプリを――両方の部門に渡って――勝っているプレイヤー、プロツアートップ8到達者などが並んでいます。
彼らの一連の成績の中に足りないのは、インビテーショナルの優勝ぐらいでしょう。あなたの投票により、これらのフレッシュなプレイヤーたちの中から、自分がデザインしたマジックのカードに顔を残す機会を得るプレイヤーが1人選ばれます。
ライジング・スター部門からインビテーショナルに送り込むプレイヤーを決めるために、あなたの一票を入れてください。投票ページへはこのページの一番下から行けます (プロフィール文責はブライアン・デヴィッド=マーシャル)。
ピエール・カナーリ(Pierre Canali)
ピエール・カナーリが現在のプロツアーシーズンを始めたとき、彼はアマチュアで、1ポイントのプロツアーポイントも持っていませんでした。しかし彼がコロンバスのトーナメントを終えたとき、彼のアマチュアの資格が過去の物になったばかりでなく、彼は年間最優秀プロプレイヤー争いのトップに立っていたのです。このフランス人のサルサのインストラクターは、現在でも年間最優秀プロプレイヤー争いのトップ近くにいるだけでなく、最優秀新人の争いでは堂々のトップで、彼がコロンバスで残した活躍を再び見せるなら、両方のタイトルを手に入れることもできるでしょう。
2003-2004 プロポイント: 0 | 名古屋時点でのプロポイント: 28 (43位タイ)
ジェフ・ガルザ(Jeff Garza)
ジェフ・ガルザは、昨シーズンは大活躍でした。彼は参戦可能な最後の年にジュニア・スーパーシリーズ選手権で優勝しました。その後彼は、グランプリ・オーランドでトップ8、グランプリ・ニュージャージーで優勝したことにより、そのままプロツアーに参戦することになります。彼のそのシーズンは後半のみの参戦にしてはなかなかのもので、最優秀新人争いで6位の成績を残すこととなりました。彼はそれに続く今シーズンで最初のプロツアーでトップ16に入り、若きプロプレイヤーとしてのキャリアを重ねています。
2003-2004 プロポイント: 9 (207位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 17 (88位タイ)
小室 修
小室修の名が初めて登場したのは、彼が一昨シーズンのグランプリ横浜で、準決勝で黒田正城をやぶり、その後優勝のトロフィーを掲げたところに遡ります。彼と黒田は互いに因縁があるようで、二人はプロツアー名古屋のトップ8に再び上がり、アントン・ヨンソン(Anton Jonsson)に準々決勝で敗れた黒田の仇をとるようにこのスウェーデン人を決勝で倒し、日本人2人目のプロツアーの優勝者となっています。修は現在、グランプリ大阪でのトップ4進出のおかげで年間最優秀プロプレイヤー争いのトップに立っています。
2003-2004 プロポイント: 12 (156位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 36 (19位タイ)
イーオ・パケット(Aeo Paquette)
彼はすべてのプロツアーでトップ8に入っています。これは嘘じゃありません。イーオ・パケットはプロツアーに2回だけ参戦し、その両方で日曜の座を獲得しているのです。昨シーズン、イーオはこのゲームにおける超新星としてアムステルダムでトップ8に入り、世界選手権では決勝に進出しています。彼が参戦すれば、あらゆるプロツアーで大本命間違いなしなのです――もっとも、参加しなくては始まらないのですが。明らかに彼はコロンバスと名古屋には参戦していません。
2003-2004 プロポイント: 36 (35位) | 名古屋時点でのプロポイント: 24 (50位タイ)
テリー・ソー(Terry Soh)
テリー・ソーはマジックの世界で華々しい活躍を続けています。この17歳のマレーシア人は、アジア太平洋地区のグランプリで2回のトップ8を記録した後、サンフランシスコでの世界選手権でプロツアーのトップ8デビューを果たしました。その後彼はプロツアー・名古屋でもトップ8に入り、そこで彼はフランク・カルステン(Frank Karsten)との準々決勝において巧みなブラフを見せたことでマジックの伝説の仲間入りをしました。これにより、アジア太平洋地区は日本だけではないことを示したのです。
2003-2004 プロポイント: 20 (84位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 36 (19位タイ)
ガディエル・スライファー(Gadiel Szleifer)
ガディエルは、昨シーズンは最優秀新人を争っていて(しかもいまだにジュニア・スーパーシリーズで戦える年齢です)、現在のプロツアーでの最強のアメリカ人の一人として数えられています。昨シーズンの一連の賞金獲得に続き、2005年のシーズンも北アメリカからは唯一プロツアー・コロンバスのトップ8に入ったプレイヤーとしてスタートしています。さらにプロツアー・シアトルでも、ティム・アトン(Tim Aten)やジョン・ペルチャック(John Pelcak)と組んだチームで、アメリカ人のチームとしては最高順位に入っています。そのチーム(:B)は12月にグランプリ・シカゴを勝ち、早くもプロツアー・アトランタの本命に名乗りを上げています。
2003-2004 プロポイント: 19 (88位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 33 (27位タイ)
ニック・ウェスト(Nick West)
ニックはコロンバスでトップ4に残ったことで、マジックのシーンで一気に頭角を現しました――これは彼の初プロツアーでした。そのデビュー以来、ウェストの決め細やかに練り上げられたセプター・チャントデッキはメタゲームの中核に名乗りを上げたのです。この親しみあるイギリス人プレイヤーはプロフェッショナルのシーンに参加して間もないですが、その人格からプレイヤーとしてもライターとしても人気者となっています。彼のデッキ構築技術は先週のアイントホーフェンでも実証され、多くのプレイヤーが彼の作によるデッキ――セプター・チャントとドラコ・エクスプロージョンの融合デッキ――で活躍していました。カナーリ同様、ウェストも年間最優秀プロプレイヤーと年間最優秀新人の座まで、あと少々の活躍の差につけています。
2003-2004 プロポイント: 0 | 名古屋時点でのプロポイント: 18 (82位タイ)