ラウンド 2: 大塚高太郎 vs.阿南剛

更新日 Event Coverage on 2003年 1月 8日

By 丸山智寛

大塚は白緑青、阿南は白緑。
勝負の分け目は《栄光/Glory》をいかに引くか、捨てるか。
デッキも似てるがキャラも似てる。 2 人の若手の勝負の行方に注目したい。

Game 1

大塚高太郎先攻は阿南。《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》 2 、《栄光/Glory》、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、土地 3 枚という順風満帆の手札。
一方の大塚は 1 マリガンからのスタート。

順調に《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》と展開する阿南は、3ターン目には《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》を召還。一気に場の圧力を高める。

一方の大塚は《極楽鳥/Birds of Paradise》から《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》と繋げて阿南の攻勢に対峙する構え。

が、阿南の勢いは止まらない。《栄光》を《野生の雑種犬》で捨て、即時起動。全員にプロテクション緑を付けて総攻撃。大塚のライフを 17 → 8 と大幅に削る。さらに《ラノワールのエルフ》を送り出してターン終了。

《栄光》によって圧倒的な不利被った大塚。場には 森が 3 枚と《極楽鳥》、《貪欲なるベイロス》、《野生の雑種犬》。手札は《栄光》、《生ける願い/Living Wish》と、あと一枚・・・ん~見えない。

大塚の選んだ選択肢は《貪欲なるベイロス》で攻撃、《極楽鳥》を出して 3 マナを残し、ターン終了。次のターンの阿南の攻撃に対し、《野生の雑種犬》を起動しての《栄光》からブロックも可能、《貪欲なるベイロス》を生贄にしてライフを得ることも可能と、選択肢の広い形。

 その阿南の場は次の通り。《幻影のケンタウロス》、《野生の雑種犬》、《ラノワールのエルフ》 2 体。墓地には《栄光》。

阿南 《栄光》を起動、色指定は緑。攻撃クリーチャーは《幻影のケンタウロス》と《野生の雑種犬》。

大塚は予定通り《野生の雑種犬》を起動。《栄光》を捨てて青に変え、《野生の雑種犬》をブロック。大塚のライフは 3 となった。
攻撃を終えた阿南は Face-down Creature を出しターン終了。

大塚、《生ける願い》で《争乱の崖地/Contested Cliffs》を入手。
《貪欲なるベイロス》で阿南の Face-down Creatureを除去。墓地に落ちたのは《賛美されし天使》。

ターンを得た阿南、《幻影のケンタウロス》で攻撃。もちろんプロテクション付き。大塚、《貪欲なるベイロス》でライフを得てしのぐものの、ライフ 2 。阿南、《ラノワールのエルフ》を召還。これで阿南の場には

《幻影のケンタウロス》(攻撃済み)、《ラノワールのエルフ》 3 体。

大塚の手札は《貪欲なるベイロス》、《生ける願い》、《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》の3枚。場には森が 3 枚に《争乱の崖地》、《極楽鳥》、《野生の雑種犬》。

大塚はここから《貪欲なるベイロス》を召還。さらに《生ける願い》で《起源/Genesis》を持ってきて、次に繋ぐ構えを見せるが、すでに詰んでいる。

 阿南が《栄光》を起動して攻撃。大塚は《野生の雑種犬》を起動。《野生の雑種犬》の色を白に変えるが、阿南はそつなく《栄光》をもう一度起動。手札がなく、これ以上《野生の雑種犬》を起動できない大塚は投了した。

大塚 0 - 1 阿南

Game 2

阿南剛先攻は大塚。《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》から《アクアミーバ/Aquamoeba》、《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》と展開。一方の阿南も《野生の雑種犬》、《藪跳ねアヌーリッド》と展開。両者ともに順調な滑り出し。

しかし大塚はここ土地が止まる。何もせずにターンを返した。
阿南は土地 4 枚から Face-down Creature (裏向きの変異クリーチャー)を出す。大塚は《栄光》を捨てて墓地を増やし、《堂々巡り/Circular Logic》でカウンター。阿南の《賛美されし天使/Exalted Angel》が墓地に落ちる。

 危機をしのいだ大塚はまたも何もせずにターンを返す。ここで阿南、 2 枚続けて変異を出す。手札は残り 1 枚。もし大塚に《神の怒り/Wrath of God》のを撃たれれば《藪跳ねアヌーリッド》を逃がすことも出来ず、クリーチャー陣が全壊。圧倒的な不利を被る。

大塚の手札にはその《神の怒り》が。しかし平地を引かない。
《尊大なワーム/Arrogant Wurm》2 体を次々にマッドネスで召還、ライフを削ってこの状況を打開する手に出た。

阿南の変異は 2 枚とも《鞭縄使い/Whipcorder》。大塚の《尊大なワーム/Arrogant Wurm》を止めようとするが、大塚は先刻捨てておいた《栄光》を起動、強引に阿南のライフを削りにかかる。あっという間に残りライフは 4 。

 Game 1 と同じく、捨てられた《栄光/Glory》が強力に場を支配する。大塚のライフを削る手段もないことを確認した阿南は投了した。

大塚 1 - 1 阿南

Game 3

阿南、2ターン目に《生ける願い》から《豪胆な勇士》を入手。続く3ターン目にも《拒絶魔道士の代言者》を《生ける願い》。しかし土地が 2 枚で止まり、なんとも苦しそう。《拒絶魔道士の代言者と《極楽鳥》を召還し、大塚の攻勢に耐える構えを見せる。

 一方、大塚はフェッチランド 2 枚を経由して3 ターン目に《藪跳ねアヌーリッド》と、順調そのもの。阿南が召還した《藪跳ねアヌーリッド》の前に停滞を強いられるものの、阿南の《豪胆な勇士》をがっちりと《堂々巡り》、十分な構え。

阿南、《鞭縄使い》、《ラノワールのエルフ》と展開。

停滞を嫌った大塚は《尊大なワーム》を召還して攻撃。
しかしこれには阿南の《復仇/Reprisal》が突き刺さる。さらに大塚が送り込んだ《尊大なワーム》にも《復仇》。

阿南の場には《鞭縄使い》、《ラノワールのエルフ》、《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》、《極楽鳥》、謎のFace-down Creature、《藪跳ねアヌーリッド》とがっちり態勢。

一方、《神の怒り》を持ちながらもライフに余裕のある大塚は3体目の《尊大なワーム》を召還。ところが、これにはまたも《復仇》が応じられる。大塚、さすがに憮然。 ここで阿南の Face-down Creature が表がえり、《賛美されし天使》が登場。

 大塚、ここらが《神の怒り/Wrath of God》の使いどころ、と《藪跳ねアヌーリッド》で攻撃。阿南、《拒絶魔道士の代言者》を起動(墓場からは土地 2 枚を選択)。大塚は《藪跳ねアヌーリッド》を起動して隠し、《神の怒り》! 

阿南、かろうじて《藪跳ねアヌーリッド》を逃がすが、大量のクリーチャーを失ってしまう。

大塚《藪跳ねアヌーリッド》《野生の雑種犬》、阿南《藪跳ねアヌーリッド》のにらみ合いの中、静かにお互いがクリーチャーを並べる展開。待っているのはもちろん《栄光/Glory》か、それを持って来れる《生ける願い/Living Wish》。

 ジャッジが終了時間を宣言。ここで大塚が《生ける願い》から《栄光》を入手。ライフは大塚 5 、阿南 19 。大塚、必死に計算を開始。

 大塚の場には《野生の雑種犬》 2 、《藪跳ねアヌーリッド》、《アクアミーバ》。大塚は《野生の雑種犬》 1 体を残し、《栄光》を起動して攻撃。さらに《栄光》を 1 回起動できるマナが残っている。

 迎え撃つ阿南の場には《藪跳ねアヌーリッド》、《野生の雑種犬》、《極楽鳥》が 2 体。阿南はこれをスルー。ライフは 10 へ。

ターンを得た阿南はここで長考。残りわずか 5 ライフが削れない。

次のターン、大塚は《栄光》を起動、プロテクション緑をつけて総攻撃。阿南、《野生の雑種犬》の能力を起動するが、どうブロックしても ライフは 0 に。
この《栄光》ゲームは、大塚が制した。

Final Result:大塚 Win

Otsuka Kotaro

Download Arena Decklist
クリーチャー (17)
4 Wild Mongrel 4 Aquamoeba 4 Anurid Brushhopper 3 Ravenous Baloth 2 Glory
ソーサリー (7)
3 Living Wish 3 Deep Analysis 1 Upheaval
インスタント (4)
4 Circular Logic
他 (8)
4 Bards of Paradise 4 Arrogant Warm
60 カード

Anan Go

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サイドボード (15)
1 Glory 3 Ray of Revelation 3 Reprisal 3 Compost 1 Aven Cloudchaser 1 Intrepid Hero 1 Spurmage Advocate 1 Génesis 1 Revenous Baloth

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