ラウンド 1 小野田倫久 vs. 岡本尋

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 30日

By 能西圭一郎

過去最大の賞金と参加人数になった 2002 年日本選手権。

一回戦フューチャリングマッチに選ばれたのは 2000 年度日本代表他グランプリベスト8などの戦績を持つ中国地方の若手、小野田倫久 vs. APAC 優勝を始め世界でもその実力を評価されている岡本尋。

優勝賞金2万ドルと日本代表の座に向かって幸先のいいスタートを切れるのはどちらのプレイヤーであろうか。

Game 1

ラッカカラーのトレンチコントロールを駆る岡本と黒白ブレイズコントロールの小野田。岡本の先手でゲームはスタート。

序盤は小野田のキャストした《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》に地味にライフを削られつつ、他のクリ-チャーをバウンス、火力で岡本がいないていくという展開となった。

しかし 6 ターン目、小野田の《イチョリッド/Ichorid》が走り始め岡本は動かざるを得なくなる。返しのターンで《ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches》をキャストするが、小野田はお構いなしに《イチョリッド/Ichorid》を場に出し《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》とキャストし攻め立てる。

が、さすがに《ナントゥーコの影》は《吸収/Absorb》で返す岡本。

その後、小野田が《名誉回復/Vindicate》を《ゴブリンの塹壕》にキャストするが岡本はこれまた《吸収》。そして次ターン小野田の《ジェラードの評決/Gerrard's Verdict》にスタックして岡本は《嘘か真か/Fact or Fiction》をキャスト。めくれたものがなんと《対抗呪文/Counterspell》 2 枚と《嘘か真か/Fact or Fiction》 2 枚そして土地。場には青マナが 2 つ立っている。あまりの強さに小野田も苦笑い。岡本は《嘘か真か》 2 枚を手札に入れることを選択する。

しかし小野田も負けてはいない。

2 枚目の《名誉回復》で《ゴブリンの塹壕》を割り、墓地の状況、手札、ライフを合わせるとほぼ 5 分の状況となった。

 そして小野田のキャストした《よろめく大群/Shambling Swarm》にスタックしてさきほどの《嘘か真か/Fact or Fiction》を打つ岡本。

小野田はそれを《ゴブリンの塹壕》とそれ以外の 4 枚に分ける。そして岡本は《ゴブリンの塹壕》を選択。

先ほどの《吸収》 2 連発でライフに余裕が出来たため《ゴブリンの塹壕》を張らずに、次ターン岡本はもう一枚の《嘘か真か》をキャストする。小野田が《よろめく大群》と《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》を並べたところへその《嘘か真か》で出た《予言の稲妻/Prophetic Bolt》が突き刺さりあっという間に場は一掃され状況は岡本有利となる。小野田も墓地にいる《イチョリッド》を残りライフ 4 の岡本めがけて走らせるのだが先ほど手札に入った《ゴブリンの塹壕》がそれを阻む。

その後引いていたスペルを順にキャストしていく小野田だが、岡本はそれを捌ききり、結局アドバンテージを得つつクリーチャーを除去しきった岡本に軍配が上がった。

小野田 0 - 1 岡本

Game 2

小野田が《強迫/Duress》で《ゴブリンの塹壕》を抜き《ナントゥーコの影》でダメージを稼ぎに行く。岡本の手札を見て安全を確認しているため躊躇の無いフルパンプ。

この猛攻撃によって一気に岡本のライフは 5 となり 5 枚のランドが並んだところで引いてきた 2 枚目の《ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches》を仕方なくキャスト。

しかし《ナントゥーコの影》の勢いは止まらず、トークンを呼ぶためにタップアウトしたところで 2 体目の《ナントゥーコの影》。岡本の手札はカウンター 4 枚と《オーラの旋風/Aura Blast》であり 2 対のクリ-チャーを毎ターンチャンプブロックしていかなければならない岡本はジリ貧になっていき投了。駆け引きも何も無いあっという間の勝負だった。

小野田 1 - 1 岡本

Game 3

岡本手札にフィルターランド 2 枚でマリガンをせずスタート 3 ターン目にタップインランドを引くが、《ナントゥーコの影》と《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》が通ってしまい苦しい展開。

何とか《排撃/Repulse》を《ナントゥーコの影》に撃つが今度は肝心の 4 枚目の土地を引かない岡本。《吸収》で微妙に耐えたりしているのだが、その間に小野田の手札破壊を受け《陰謀団の先手ブレイズ》が通る。ただでさえ 3 枚しかパーマネントの無い状況でこのクリーチャーが勝負を決められないわけも無く…ここで岡本は投了。

2 本目 3 本目をあわせても 1 本目の時間に満たなかった。そう。あっという間の小野田の逆転劇であった。

Final Result : 小野田 2 - 1 岡本
小野田 Wins

Michihisa Onoda

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Jin Okamoto

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ソーサリー (2)
2 Wrath of God
エンチャント (2)
2 Goblin Trenches
他 (8)
4 Skyshroud Expanse 4 Fire/Ice
60 カード

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