ラウンド 1: 重原 聡紀 vs. 谷口 雄亮

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 27日

By 松井 健治

名古屋で行われるグランプリはこれで 3 度目となり、今回は全てのプレイヤーが必ず行っているであろうスタンダード・フォーマットにて 2 日間を戦い抜いてもらう事となる。

また、夏休みに開催されるイベントであるのが幸いしたか、 940 人ものプレイヤーが参加し、今回も激闘が予想される展開となった。

さて、今回のラウンド 1 は今最も「旬」なプレイヤー、重原を迎えてのフィーチャーマッチとなる。

彼は先日行われた Magic Online 世界選手権予選を見事踏破し、ヴァーチャルではなくリアル世界で行われる世界選手権の権利を得たのだ。

住まいは山口県で、近郊にマジックを遊べる環境がないので主にオンラインのみでのマジックをプレイしていたようである。リアルでのレーティングはなんと 1600 台。思ったより低めであり、今大会をラウンド 1 から参加することになり、当然アマチュア権利も保有している。

そんな本日の初戦、重原対谷口戦を送りしよう。

Game 1

先手の権利を谷口が得、手札を確認した後プレイを宣言。

重原は 1 ランドと多数の重い手札をマリガンし、続く 6 枚の手札には《メフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampire》を含む重いクリーチャー達と 0 枚の手札で再びマリガン。
 
苦しい重原の 2 度のマリガン後にゲームが開始され、重原の勢いがないうちにと先手である谷口は《森の占術/Sylvan Scrying》→《永遠の証人/Eternal Witness》→《森の占術》と一気にウルザ地形を整えて行く。

そのまま 5 ターン目には地形を揃え、《刈り取りと種まき/Reap and Sow》を双呪でキャストし、重原の少ないマナを更に刈って行く。

さて、序盤の出足を挫かれた重原だが、谷口が《歯と爪/Tooth and Nail》などの勝負を決めに行くカードを引けないでいる間に、《ぶどう棚/Vine Trellis》 2 枚を並べ、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》でマナをかき集め、壊された土地を《永遠の証人》で回収と、まだまだゲームの行方は見えない状況。

そこへとうとう決め手となりそうなカード、《隔離するタイタン/Sundering Titan》を谷口がドロー。更に重原のマナを奪ってゲームを進行する事となる。

さあこのまま一本目は終了となるかとおもった所で重原、サーチを使わずに普通の自力ドローでウルザランド 3 枚をなんと揃え、《精神隷属器/Mindslaver》を場に放つ。

ここで谷口の攻撃を 1 ターン回避し、重原の起死回生となるかと言った所だが、《隷属》中の谷口のドローに光るものは無く、そのままタイタンに殴りきられて重原のライフは 0 となる。

重原 0 - 1 谷口

Game 2

先手は重原に移り今回は 7 枚の手札をキープ。
今度は対する谷口が 1 回のマリガンを経て 2 本目開始。

先手重原、軽快に 2 ターン目に森、《ウルザの塔/Urza's Tower》の 2 枚の土地から《森の占術》をキャストし、《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》を手に入れ、続く 3 ターン目に《永遠の証人》でこれを回収し、続けてキャストして早々に 3 枚のウルザ地形を場に配備完了。

そのまま場には森 2 枚とウルザ地形 3 種揃った状態での《歯と爪》を双呪で放ち、場へ《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》と《レオニンの高僧/Leonin Abunas》を。

素晴らしいデッキの周りを見せきった重原に対し、ほんの少し出足が遅れた谷口は対処のしようがないまま、 2 本目を落とす。

重原 1 - 1 谷口

Game 3

3 本目。
今回は重原が 7 枚の初手に悩むも、互いにマリガンを介さずゲーム開始。

重原は今回後手で手札には森が 1 枚だが、《森の占術》を 2 枚と《刈り取りと種まき》を抱え、もう 1 枚土地を引けば一気にデッキが展開する初手を 2 分ほど悩んでのキープだった。

この賭けがどう出るか。

まず後手の初回ドローは森。
この時点で重原は賭けに勝ったのだが、続くターンに引いたのは《ぶどう棚》とおいしくマナを伸ばす事に成功。

そのまま続けて引くのが森。 3 ターン目には《刈り取りと種まき》を使って、谷口の土地を破壊するまでに至る素晴らしいゲーム展開を見せる事となる。

しかし、対する谷口もただ黙っている訳ではない。

この後に重原が撃つ《森の占術》から持って来るウルザ地形を片っ端から《刈り取りと種まき》や《忍び寄るカビ/Creeping Mold》でもって、叩き壊していく。

そして気がつけば場は 5 分と 5 分となり、そのまま均衡が崩れて谷口優勢に。

谷口はコツコツと重原のマナソースを削り、重原は引いてきたカードを使うマナをガッチリ拘束されてしまい、手札が渋滞気味に。

そんな重原とは対照的に、谷口は順調にマナを伸ばして、とうとう 9 マナたまった時点で《歯と爪》を双呪でキャスト。《隔離するタイタン》と《永遠の証人》を出し、今使った《歯と爪》を回収しつつ重原のマナを更に締め付け、次のターンに再び谷口が撃つ《歯と爪》によって、《トリスケリオン/Triskelion》が2 匹場に放たれ、そのトークン(カウンター)を谷口が投げつける。

かくて重原のライフは 0 を割り、ラウンド 1 フィーチャーマッチは谷口の勝利が確定した。

Final Result : 重原 1 - 2 谷口

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