ラウンド 10: 金子聖徳 vs Adam Fischer

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 4日

By 平林和哉

森勝洋とともに 2 日目に残っている金子。
初手に《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》を流してまで《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》をドラフトし、見事な黒緑デッキを完成させた。
ややデッキが重いために Tom van de Logt の青黒には負けてしまったが、十分ここから 3-1 が狙えるだろう。
対する Adam は白黒。

Game 1

初手は森 2 枚というやや不安な手札。
そして危惧していた通りにそのまま土地が止まってしまう。
なんとか続けて土地を引いて事故負けは回避するが、続いてくるのも森が 2 枚。

さらには最初に出したクリーチャーの《小枝を歩くもの/Twigwalker》がインスタントで出てきた《ティーロの先兵/Teroh's Vanguard》にブロックされてしまう-まあさすがにそれは《森の力/Sylvan Might》でなんとか回避する。

さらには沼を連続でドローしてきたため土地事故の心配は解消されたのだが、展開が遅れた分を取り戻そうと焦ったのか、 Adam の《ティーロの信者/Teroh's Faithful》を《ナルシシズム/Narcissism》と《小枝を歩くもの》まで使って無理に除去しようとして《避難/Shelter》で回避されて一気に苦しくなる。

《聖餐式/Divine Sacrament》が出ているために場がかなり不利な状況から、《にじり寄るストーカー/Slithery Stalker》で《秘教の幻想家/Mystic Visionary》をキャッチ、《凶暴象/Rabid Elephant》をプレイして一気に反撃に出ようとする金子。
場には《ナルシシズム》、手札には《苛性タール/Caustic Tar》が眠っており、十分逆転が視野に入ったのだが・・・

Mutilate
Adam 「《もぎとり/Mutilate》!」

Adam の場には《薄汚いネズミ人間/Dirty Wererat》、《聖餐式/Divine Sacrament》で強化された《ティーロの信者》《秘教の幻想家》(いずれもスレッショルド)が残り、金子ができたのは《ナルシシズム》で《凶暴象》を救うことだけだった。

かくして金子の戦線は崩壊した。

金子 0-1 Adam

Game 2

今度は 1 戦目とうって変わって黒マナも緑マナにも事欠かず、《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》《巣立つインプ/Fledgling Imp》《凶暴象》とスムーズな展開が期待できそうな手札で一安心。

《催眠の悪鬼》で・・・白いクリーチャーがいっぱいなので《聖餐式》をキャッチするスタート。

そのまま《巣立つインプ》、ドローしてきた《ワームの咆哮》を捨ててフラッシュバックと展開するが、 Adam も《美徳の巡礼者/Pilgrim of Virtue》《尊い癒し手/Hallowed Healer》《薄汚いネズミ人間》となかなかがっちりな展開をみせる。

だが一見膠着している状況が続いているうちに、気づくと金子の場に 3 体のワームトークン、 2 体の《凶暴象》 が並んでいるではないか。
Adam の場にも《サイカトグ/Psychatog》《ボールシャンの協力者/Balshan Collaborator》が追加されているのだがしょせん焼け石に水。

《考え直し/Second Thoughts》を警戒していた金子だが、さすがにここまで来て手を止める必要もないわけで。
2 回の突撃の後、オーバーキルな《苛性タール》を見せると Adam は笑って投了した。

金子 1-1 Adam

Game 3

後手、土地 5 枚に《象の待ち伏せ/Elephant Ambush》《森の力》という初手をマリガン。

マリガン後の手札は森が 1 枚から覚悟を決めてスタートして、幸いにも立て続けに土地を引いてくる。
一方の Adam も沼が 3 枚だったりして事故気味なところから土地を引き続けて何とかデュエルの格好はついた。

まず金子が《催眠の悪鬼》で《顔なしの解体者/Faceless Butcher》をキャッチ。
ただ 5 枚目の土地がなかなか引けずに、 Adam が《薄汚いネズミ人間》《魂の災い魔/Soul Scourge》《尊い癒し手》と展開してくるのを見ていることしかできない。

せっかくの《ナルシシズム》、凶悪な《苛性タール》も押されている状況では・・・

なんとか土地を引いた金子はクリーチャーを展開していくが今や遅し。
地上クリーチャー主体の金子のデッキは《魂の災い魔》を止めることができず、さらに戦線に追加された《ティーロの信者》によってさらに差は開くばかり。

《ボールシャンの協力者》は《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》で除去するも、最後まで《魂の災い魔》が止まらずに投了することになった。

金子 1-2 Adam

1 本目は強引に攻めに出ないで《苛性タール》だけで削りにいく展開にしたならば、もしかすると勝っていたのかもしれない。
何にせよ、金子のデッキの飛行が止まらず除去の薄いという欠点がそのまま出てしまったマッチに終わってしまった。

Fianl Result :金子 1-2 Adam

Adam Fischer Wins!

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