ラウンド 10: Pi-taso vs N.G.O.K

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 12日

By 平林和哉

互いに 1 敗 1 分け、決勝ラウンドへの進出を賭けての予選ラウンド最終戦。

今回のグランプリで再びブレイクを果たした"八王子組" Pi-taso 、藤田"ローリー"剛史と東野将幸のコンビに"教祖様"長岡崇之を加えた N.G.O.K が激突することになった。

湯浅が《踏み荒らし/Overrun》を擁する強力な赤緑ということで、 4 色の藤田はやや辛い。
つまり問題は両脇の二人。

白黒の浅原は《神秘の使い魔/Mystic Familiar》を 3 枚持っていても切り札となる《不快な夢/Sickening Dreams》はドラフトできず、代わりに《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》《陰謀団の総帥/Cabal Patriarch》を持っている。
対する長岡は青黒で《夢繰り/Dreamwinder》が無駄になっているのがネックだが、デッキ的には有利だ。

荒堀は《霊気の噴出/AEther Burst》 3 枚《もぎとり/Mutilate》を持っているがクリーチャーが薄いため、《陰謀団の総帥/Cabal Patriarch》を持つ赤黒の東野には苦しい。

どちらのチームがベスト 4 に駒を進めることができるのだろうか?

Game 1

開始早々に《天使の壁/Angelic Wall》の後に土地が止まってしまった浅原。
その間に長岡は《アクアミーバ/Aquamoeba》 2 体、《綿密な分析/Deep Analysis》《エイヴンの風読み/Aven Windreader》と攻め立てる。

苦しい浅原は《苦悩/Afflict》でのキャントリップで待望の 4 枚目の土地を得て、《道理の領域/Sphere of Reason》を設置。これにより長岡が攻め手を奪われてしまう。

さらには《ティーロの信者/Teroh's Faithful》まで出されてしまっていきなり止まってしまったような長岡だが、ここで《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》!

浅原も《顔なしの解体者/Faceless Butcher》という回答を用意していたが、長岡は《拒絶の儀式/Rites of Refusal》で弾いて《セファリッドの仲介人/Cephalid Broker》までもプレイ。

《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》が浅原の戦線に加わるも、手がつけられない《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》はどうしようもない。

何とか回答策を探す浅原は、飛行クリーチャーを並べながらのチャンプブロックで耐え続けてついに《神秘の使い魔/Mystic Familiar》を手に入れる。
だが《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》もいるというのに長岡の《蒸気爪/Steamclaw》による妨害でスレッショルドに達していないので、浅原は《励まし/Embolden》によって耐えようとするも、ここでも長岡の《拒絶の儀式/Rites of Refusal》が決まって浅原は一気にクリーチャーを失ってしまう。

浅原は 2 体に増えた《神秘の使い魔/Mystic Familiar》で耐え続けるながらほとんど用済みの《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》をサクるつもりで《無垢の血/Innocent Blood》を使うが、スタックされた長岡の《やつれ/Waste Away》によって《神秘の使い魔/Mystic Familiar》を失って《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》《薄汚いネズミ人間/Dirty Wererat》を止められなくなってしまい、結局オーバーキルな《魂の災い魔/Soul Scourge》が最後のライフも削りきった。

浅原 0-1 長岡

この段階で東野が《陰謀団の総帥/Cabal Patriarch》による蹂躙で荒堀を下し、 N.G.O.K が先勝している。

Game 2

浅原が《ミリキン人形/Millikin》からのブーストで《薄暗がりを漂うもの/Gloomdrifter》を出し、返しで長岡が《墓をこじ開けるもの/Gravegouger》を出したところで《サディストの催眠術師/Sadistic Hypnotist》!

3 体のクリーチャーを生贄に捧げての 6 枚ディスカードであっという間に裸になる長岡。

だがすぐに《綿密な分析/Deep Analysis》をトップデッキしてきて手札の回復を図り、《ティーロの先兵/Teroh's Vanguard》に《処刑/Execute》まで撃つが、これはさすがに《避難/Shelter》で回避される。

ここで出てくるのが《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》-だがこの《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》はブロッカーにせざるを得なく、苦しい長岡。

微妙に遅れて出てきた《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》は《やつれ/Waste Away》で何とか除去するものの、《サディストの催眠術師/Sadistic Hypnotist》による手札へのダメージが響いており《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》が攻めにいくことができない。

そこで登場した《神秘の使い魔/Mystic Familiar》-プロテクション黒は今の長岡にはあまりにも酷だ。

続けて姿を見せた《陰謀団の総帥/Cabal Patriarch》は《拒絶の儀式/Rites of Refusal》したものの、そのまま《神秘の使い魔/Mystic Familiar》が残り少ない長岡のライフを奪い去った。

浅原 1-1 長岡

浅原と長岡はなかなかの好勝負を繰り広げているのだが、残念なことにこの勝負の決着を迎えないままに
N.G.O.K の勝利が決まってしまった。
ほとんど事故っていてクリーチャーを出せてない藤田が、《ガージゴスト/Gurzigost》《かそけき翼/Ghostly Wings》で強引に湯浅を下したのだ。

Game 3

浅原の《神秘の使い魔/Mystic Familiar》を長岡が《処刑/Execute》、長岡の《薄汚いネズミ人間/Dirty Wererat》を浅原が《無垢の血/Innocent Blood》で除去しあった後に、お互いの《魂の災い魔/Soul Scourge》がぶつかり合う。

《避難/Shelter》は《拒絶の儀式/Rites of Refusal》で防いで《魂の災い魔/Soul Scourge》同士が相討ち、長岡が《エイヴンの風読み/Aven Windreader》で攻められるようにみえるところで、《道理の領域/Sphere of Reason》《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》と一気に浅原有利の場が出来上がる。

次々に互いの土地が《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》に食われていく中で、《神秘の使い魔/Mystic Familiar》《ティーロの先兵/Teroh's Vanguard》《遊牧の民のおとり/Nomad Decoy》《薄暗がりを漂うもの/Gloomdrifter》とトップデッキを繰り返す浅原の前に長岡は完全にジリ貧。

このままでは長岡の負けかと思われたのだが・・・

何とここでタイムアップ。
既に終わっている勝負ということで、時間切れの宣告を聞いた二人は素直に引き分けにすることを選んだ。

浅原 1-1 長岡

Final Result: Pi-taso 0-2 N.G.O.K

N.G.O.K Wins! Advance to Semifinal

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