ラウンド 11: 猪野 健太郎 vs. 竹下 徹

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 28日

By 松井 健治

今大会の総参加人数 941 人の中から残った全勝の 2 人、猪野と竹下。はたしてこの勢いのままベスト 8 まで上りつめるのはどちらか。

Game 1

先手竹下。

《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》から《彩色の宝球/Chromatic Sphere》を出し、続けて《教議会の座席/Seat of the Synod》セットから《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を配置し、 3 ターン目には《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》を。

なかなか良い滑り出しの竹下に対して猪野側。

《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》→《火花鍛冶/Sparksmith》→《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》 & 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》と竹下を超える展開を見せる。

最近の赤いデッキにはほぼ確実と言うぐらい入っている《火花鍛冶》。

これは勿論親和デッキにとって大きな脅威であり、これを即時除去できなかった竹下は《電結の荒廃者》を失う事となる。

しかし、ダメージが入った事に素直に喜びを表し、そのまま続けて 2 体の《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を場に出してターンエンド。

さて、現時点で竹下のライフが 20 点で、猪野のライフが 9 点。

猪野は《真鍮の都/City of Brass》などでダメージを少しずつ食らっているのが効いてきたようで、攻撃するしか術のない猪野は《火花鍛冶》を残して攻撃を加え、竹下のライフを 9 まで落としたが、返すターンに竹下はアタック宣言から《爆片破/Shrapnel Blast》。

一本目は竹下の勝利。

竹下 1 - 0 猪野

Game 2

先手は猪野。

3 ターン目にゆったりと《ゴブリンの戦長》を走らせるのが 2 本目開始の合図。

その間に竹下は《電結の働き手/Arcbound Worker》、《電結の荒廃者》、《金属ガエル/Frogmite》とほど良い展開を見せている。

だが、この《ゴブリンの戦長》も即時除去したい対象であり、今回もそれが叶わなかった竹下は、猪野の次ターンにしてやられる事となる。

猪野のターン。

《火花鍛冶/Sparksmith》、《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》と連打され、一気に竹下の場には《電結の荒廃者》のみが残る場へと。

だがこの事態も予測どおりと、ここで《紅蓮地獄/Pyroclasm》を竹下はキャスト。当然、竹下は自身の《電結の荒廃者》をアーティファクトを食う事によって残し、このまま竹下の勝利と思われた。
 
ここで猪野の土地に目をやると黒マナが 2 つに赤マナが 3 つ。
連想されるカード、そう、《総帥の召集/Patriarch's Bidding》が火を噴いた。

今まで墓地に送られた猪野のゴブリン軍団が再び場へと勢ぞろいし、その圧倒的な数のゴブリン達は、一瞬のうちに竹下のライフを削りきった。

竹下 1 - 1 猪野

Game 3

再び先手は竹下。

1 ターン目に《囁きの大霊堂》から《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》を出し、続くターンに《大焼炉/Great Furnace》セットから《夜の囁き/Night's Whisper》を打ってスピードを上げる。

さて猪野だが、落ち着いて《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》を出した後に《火花鍛冶》を。続けて《秘宝の障壁/Relic Barrier》を出して盤面のコントロールを開始する。

しかし、それをものともしない勢いで、竹下は《電結の働き手》を 2 連打した上で、先ほどの《黄鉄の呪文爆弾》を用いて《火花鍛冶》を除去。

勢いを殺す事なく攻めてくる竹下を猪野は必死にカードを出しては耐え、そこへ《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を投入。

この盤面を見つつ、ゆっくり自ターンに入る竹下。

まず序盤にセットしていた《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をクリーチャー化し、 あわせて4 体のクリーチャーで攻撃宣言をすると、猪野は《秘宝の障壁》を使って《電結の荒廃者》のタップを選択。

そのまま残った 3 体のクリーチャーで攻撃し、ブロック宣言が終わった後に、竹下は唯一通った飛行である《ちらつき蛾の生息地》に対して、まず 2 体の《電結の働き手》を《電結の荒廃者》に食わせ、大きく膨れ上がった《電結の荒廃者》を、さらに《荒廃者》自身を食うと言う行動をとって、宙に浮いた電結トークンを全て《ちらつき蛾の生息地》の上に乗せた。これによって猪野ライフを一気に 10 とする。

一見無謀にも見える行動だが、すでに竹下の場に 2 枚の赤マナを含む土地 5 枚と、竹下の手札が 3 枚。明らかに「あのカード」を 2 枚とももっているの表情。

それでも諦める訳には行かない猪野は、更に《包囲攻撃の司令官》を場に放ってフルタップでターンエンドを宣言。すると、竹下は猪野に 2 枚の《爆片破》を持っている事を開示して、この試合の決着とした。

Final Result : 竹下 2 - 1 猪野

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