ラウンド 12 : 大礒 正嗣 vs. 加藤 一貴

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 21日

By Isamu Fujieda

友人である2人。しかし、開始前こそ緊張感もなさそうに笑いながら話していたのだが、試合が始まれば真剣そのものである。

おそらくは《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》と内包している大礒デッキの方が強いだろうが、果たしてどうなるだろうか。

Game 1

序盤からクリーチャーの出し合いの殴り合いとなった両者。

加藤は《灯籠の神/Lantern Kami》《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》《空民の雨刻み/Soratami Rainshaper》と飛行クリーチャーばかり3体並べれば、大礒は《残酷な詐欺師/Cruel Deceiver》《狐の刃遣い/Kitsune Blademaster》と並べてダメージレースになるかと思われた。

だが、加藤の《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》が最悪のタイミングで場に貼られてしまい、展開が一方的になってしまう。

展開すると殴れない。だが殴らないとダメージレースで負けてしまう。

まさにアンビバレンツな大礒は若干考えてからフルアタック。返しでもちろん加藤もフルアタックして加藤の5ターン目時点で既に大礒9対加藤14、加藤は《過酷な詐欺師/Harsh Deceiver》を出してターンエンド。

5マナ目が置ければ《百爪の神/Hundred-Talon Kami》が出せるために気合を入れてドローするが土地は引けず。

仕方なく《霊魂の奪取/Rend Spirit》を《灯籠の神/Lantern Kami》に打ち込んで終了。

次のターンも加藤は当然のフルアタックで大礒のライフを削り続ける。今度も土地を引けば……となるが、無念にも《狐の癒し手/Kitsune Healer》ドロー。一応は場に出すが、これでは間に合わない。さらに次のターンに《百爪の神/Hundred-Talon Kami》を出すも、これに《秘教の抑制/Mystic Restraints》を貼られてゲームセット。

大礒 0 – 1 加藤

Game 2

Kitsune Riftwalker

2戦目は先手の大礒が《残酷な詐欺師/Cruel Deceiver》《希望の盗人/Thief of Hope》と出して殴る展開になるかと思われたが、加藤が《狐の裂け目歩き/Kitsune Riftwalker》を出す事によってぴたりと止まってしまう。

殴る展開ならばクリーチャーを並べていくのだが、そんな状況でもなくなったので大礒は《夜陰の本殿/Honden of Night's Reach》《狐の癒し手/Kitsune Healer》とゆっくりとした展開を選ぶ。

特に《夜陰の本殿/Honden of Night's Reach》が出たときには、ゆっくり攻める予定だったであろう加藤の顔が歪む。コントロール戦術には大きな大きな痛手となる手札への攻撃だからだ。

しかも、加藤の手の中は《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》や《秘教の抑制/Mystic Restraints》など重くて1ドローしか取れないカードが揃っている。

だが、要となるこれらを捨てるわけにもいかずに、引いたカードを捨てていきながら、ゆっくりとマナを待つ加藤。だが、3枚目の《島》がなかなか引けない。

その間にも大礒は《欠け月の神/Kami of the Waning Moon》《血の語り部/Blood Speaker》と順調に展開。

加藤はやっと《島》を引いて《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》を召喚。しかし、《血の語り部/Blood Speaker》の能力で《内臓捻りの鬼/Gutwrencher Oni》を出し、更に《血に飢えた大峨/Bloodthirsty Ogre》を出す大礒。

なんとかしたい加藤は、元からいる《空民の雨刻み/Soratami Rainshaper》に加えて《空民の鏡守り/Soratami Mirror-Guard》を戦線追加。

総勢4体となったウィザードで兎に角引きまくる加藤に対して、何も攻め手を引かない大礒。並んでいる数こそ大礒の方が多いのだが、何も手を出せずにターンエンドを繰り返すのみだ。

対照的に加藤は《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》の能力で引きまくり。《浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire》《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》と展開する。

ただ、《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》を出した時に3マナしか残せず《空民の雨刻み/Soratami Rainshaper》を殺されてしまうが、《秘教の抑制/Mystic Restraints》で完全に《血に飢えた大峨/Bloodthirsty Ogre》を封じた加藤。ここで加藤ペースになるかと思われた。

しかし、ここから大礒の引きが凄い。

フルタップとなった時に加藤の《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》を殺す《霊魂の奪取/Rend Spirit》を引き、次のターンには《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》をトップデッキ。

しかし、逆転なるかと思われた《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》を会心の《密の反抗/Hisoka's Defiance》でカウンターする加藤。そのまま場を制して《半弓/Hankyu》と《過酷な詐欺師/Harsh Deceiver》をキャスト。飛行が止まらない大礒を航空部隊と《半弓/Hankyu》で完璧に押し切ったのだった。

途中、「引いても引いても土地」という状況が続いてしまった大礒。
……悔しい敗北となった。

Final Results : 加藤 一貴 Win

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