ラウンド 12: 森勝洋 vs. 逢坂有祐

更新日 Event Coverage on 2003年 8月 23日

By 能西圭一郎

いつもの日程のグランプリならばもうそろそろ通過者がでて来る頃だが、今回は初日8回戦+2日目8回戦というプロツアー級の長丁場だ。つまり、現在2敗同士のこの2人もこのラウンドを含めてあと5戦戦わなければならず、やはりここは落せないところである。

ルーキーオブザイヤーに輝いて以降、個人戦の成績をいまいちあげることの出来ていない森だが、今回は初心に戻ってプレイしているとのことである。その森に相対するのは北海道の強豪、逢坂だ。

森のデッキは赤白コントロール、逢坂のデッキは黒青ゾンビ。果たして軍配はどちらに上がるのだろうか。

Game 1

逢坂の先手でゲームが開始。森も山が無いもののマリガンせずにスタート。

3ターン目にお互いに変異を呼び合うのがファーストアクションとなる(逢坂《朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor》森《賛美されし天使/Exalted Angel》)。

4ターン目逢坂は攻撃前に《ルーンの解読/Read the Runes》をキャストして4枚目の土地を探しつつ《総帥の召集/Patriarch's Bidding》の下地作りをする。その後、前のターンに出した《朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor》を表替えし攻撃した後に《屍肉喰らい/Carrion Feeder》を出してターンエンド。

そして森は返されたターン、迷わず《賛美されし天使/Exalted Angel》を表返して攻撃開始。お互いノンブロックでの殴り合いを開始する。

その間逢坂は2,3枚目の《ルーンの解読/Read the Runes》をキャストし墓地に合計6枚もの《有毒グール/Noxious Ghoul》を含めたゾンビを埋める。

しかし、どうやっても《総帥の召集/Patriarch's Bidding》を引かないことには《賛美されし天使/Exalted Angel》とのダメージレースには勝てない。

そうこうしているうちに森は2枚目の天使を召還しひたすら逢坂を殴り続ける。ついに4枚目の《ルーンの解読/Read the Runes》までを撃つ逢坂だったが...ついに最後まで《総帥の召集/Patriarch's Bidding》が顔を見せることは無かった。

所要時間5分にも満たない超高速の決着であった。

森 1 - 0 逢坂

Game 2

一本目と同じように、先手逢坂が3ターン目変異を召還する。対する森は《霊体の地滑り/Astral Slide》をキャストする。

そして逢坂は返された4ターン目変異を表返さずに攻撃し、後に《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》を召還する。

あまりに強烈なこのカードに森も苦い表情をみせるが対応できない物は仕方ないのでとりあえず変異《金属殻のカニ/Chromeshell Crab》に《ショック/Shock》をうち、さらにメインで変異(《賛美されし天使/Exalted Angel》)を召還してターンを返した。
 
ここで逢坂はさらにもう一体の《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》を召還し徹底的にカードアドバンテージを取りに行く構えを見せる。

打開策を模索する森だがどうやっても手札では除去できず苦肉の策で自分のターンのエンドステップに《霊体の地滑り/Astral Slide》を使用して能力の起動を防ぎにかかる。

さらに《賛美されし天使/Exalted Angel》を表返してして攻撃を開始するのだが、すでに数枚のカードを引き入れている逢坂は森のエンドステップに《ルーンの解読/Read the Runes》を使用する。その中には1本目と違いお目当ての《総帥の召集/Patriarch's Bidding》が含まれておりもちろん逢坂はそれをキャストする。

それにより、《有毒グール/Noxious Ghoul》《屍肉喰らい/Carrion Feeder》《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》を含んだ計6対ものゾンビが逢坂の場に登場し、頼りにしていた《賛美されし天使/Exalted Angel》までが除去されてしまい、逆転の芽が無いことを悟った森は早々に投了を宣言した。

森 1 - 1 逢坂

Game 3

お互いマリガン無しで3本目が開始。先手森が3ターン目に変異(《賛美されし天使/Exalted Angel》)を召還する。

返されたターンで逢坂は地味に《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》をプレイ。返されたターンで森はまたもや即《賛美されし天使/Exalted Angel》を表返し攻撃を開始。1本目を彷彿とさせる展開を見せる。

しかし、今回は逢坂が黙ってはいなかった。《ルーンの解読/Read the Runes》を使用し、《有毒グール/Noxious Ghoul》2体を含む計3枚のゾンビを墓地に送り、即《総帥の召集/Patriarch's Bidding》を撃つ。このゾンビ達は返されたターンに森の《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance》によって一掃される。

これでお互いの場がまっさらに。

だが今回の逢坂は引きが強い。更なる《ルーンの解読/Read the Runes》で墓地をこやしつつ手札を整理し、2枚目の《総帥の召集/Patriarch's Bidding》をキャストする。これにより場にもどった総勢8体ものゾンビに森は対応することが出来ず投了を宣言した。

Final Result 森 1 - 2 逢坂

Mori Katsuhiro

Download Arena Decklist
ソーサリー (6)
4 Akroma's Vengeance 2 Decree of Annihilation
インスタント (4)
4 Starstorm
エンチャント (8)
4 Astral Slide 4 Lightning Rift
60 カード

Osaka Yusuke

Download Arena Decklist
ソーサリー (4)
4 Patriarch's Bidding
インスタント (4)
4 Read the Runes
土地 (25)
15 Swamp 5 Island 4 Polluted Delta 1 Unholy Grotto
60 カード

最新Event Coverage記事

Featured

2015年 11月 16日

2001 Grand Prix Sendai Coverage by, Wizards of the Coast

2001 Grand Prix Sendai Coverage 相次ぐ新星の誕生 10 年ぶりの記録的大雪とのことで、積雪は 20cm 近かった。 2 日目は初日の豪雪が嘘であるかのような快晴となったものだが、やはり北国の冬らしく深々とした寒さが印象的だった。 細かい点にまで言及してはキリがないが、とりあえず今回の上位陣の顔ぶれを見て特に印象的...

記事を読む

Featured

2015年 11月 16日

2002 Masters Series San Diego Coverage by, Wizards of the Coast

2002 Masters Series San Diego Coverage In the first game of the finals, it seemed that Karma was on the side of Humpherys. Fuller only needed a bounce spell to wa...

記事を読む

記事

記事

Event Coverage Archive

過去の記事をお探しの場合 アーカイブのページをご覧ください。人気の著者による、数千にわたるマジックの記事が残されています。

一覧を見る