ラウンド 12: 森田 雅彦 vs. 中野 圭貴

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 28日

By 吉川 祐輔

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森田 – 親和 21pts
中野 – 親和 21pts

「今日2連敗同士」という森田と中野の対決。しかも負けた相手は2人とも全て親和だと言う。
彼らが駆るのもまた親和。そして、成績的にはもはや崖っぷちである。「親和ってホント強い」という彼らのどちらが生き残る?

Game 1

6面ダイス10個を振って小さかった中野先攻。計算が面倒くさそうなんですけど…。某テレビゲームのイベントを模したものなんだとか。

中野は《教議会の座席/Seat of the Synod》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《大焼炉/Great Furnace》《電結の働き手/Arcbound Worker》《物読み/Thoughtcast》発進。

《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》《電結の働き手/Arcbound Worker》、《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》《金属ガエル/Frogmite》の展開は森田。その前に愚痴っていたらしく、「回ってるやん!」とツッコミは中野。

ここは森田一歩リードかと思ったが、中野はさらに《物読み/Thoughtcast》を重ねて《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》《金属ガエル/Frogmite》《マイアの処罰者/Myr Enforcer》《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》、さらに《夜の囁き/ Whisper》から《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》2体目。つぶやいて曰く、「回らん、回らん」。森田笑い。

森田は《頭蓋囲い/Cranial Plating》を先に引くものの、青マナがない状況で《物読み/Thoughtcast》《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》を抱えて苦しそう。《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》&《頭蓋囲い/Cranial Plating》アタックするくらいで、これは中野にチャンプブロックであしらわれる。《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》の除去も出来ず、じりじりとライフを削られていく。

しかし中野のほうはと言うと、残る手札が土地ばかりであしらうことしかできなかったりする。「手札強すぎて使うのもったいない」なんて冗談を言ってみるが、実際使えない。
森田は何を引かれても負ける展開のはずだったのだが、3枚引いた《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》と黒黒のマナをを用意した《頭蓋囲い/Cranial Plating》パワーで、本人も不思議がる勝利を手にしたのだった。

まあ、たまにはそういうこともある。

森田 1-0 中野

Game 2

中野先攻再び。第2ターンに《物読み/Thoughtcast》、第4ターンにはさらに2枚と相変わらず好調のはずだが、なんか足りない気がするのは気のせいか。それでも何もないことはなく、第3ターンに《頭蓋囲い/Cranial Plating》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》と出して先行。一方森田は第3ターンに《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》&《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》の黄金コンビを揃え、手札にはもう1枚の《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》、《爆片破/Shrapnel Blast》。バーン戦法での瞬殺が見込める手札だ。

その第4ターン、中野は《頭蓋囲い/Cranial Plating》つき《電結の働き手/Arcbound Worker》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》で攻撃。森田は《頭蓋囲い/Cranial Plating》付きを《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》でチャンプして《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》に食わせると言うお決まりのパターンをとろうとするが、そこには中野の《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》が突き刺さる。耐えるだけのアーティファクトがない森田は仕方なく《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を墓地に。

描いていた勝ちパターンを閉ざされてしまった森田は《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》2体目を出しつつチャンプで我慢のときだが、手札を補充しまくっている中野の攻めは厚い。ついには《頭蓋囲い/Cranial Plating》2枚目も登場。付けるクリーチャーに少し迷ってから《金属ガエル/Frogmite》に付けて、これと《頭蓋囲い/Cranial Plating》つき《電結の働き手/Arcbound Worker》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》で攻撃宣言。

今度は森田が悩む。ブロッカーは《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》2体と《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》1体。手札には《爆片破/Shrapnel Blast》があるから、なんとか生き長らえて逆転したいところ。…だが、どう見ても凌げる公算が見当たらない。「3本目があるぞ」とは中野の言。

一応、《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を温存してライフ2で自分のターンに入ってはみるものの、《爆片破/Shrapnel Blast》を撃つ赤マナにも困る状況では結局どうにもならなかった。

森田 1-1 中野

Game 3

このマッチで初めて森田先手。

森田の《電結の働き手/Arcbound Worker》に対し中野は《彩色の宝球/Chromatic Sphere》スタート。第2ターンは両者とも爆発的な展開はなく、森田は《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》でプレッシャーをかけながら《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》でダメージを重ねようとする。

しかし、中野は《金属ガエル/Frogmite》を優先して身の安全を図ってから、《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》2連打。これに対し森田は《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》で片方除去。出した《モリオックの装具工/Moriok Rigger》の打撃力に何とかものを言わせたいところだが、中野も森田の《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を除去し、膠着戦の様相。パーマネントが並び、攻撃が通らなくなってくる。

そうは言っても、ドローを重ねている中野のほうが物量が多いのは道理。《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》パワーで突き抜けようとするものの、枚数が微妙に互角なだけに、動きづらい感じだ。

そこで中野が取った行動は、《電結の働き手/Arcbound Worker》《金属ガエル/Frogmite》を《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》に食べさせた上での《紅蓮地獄/Pyroclasm》! 自分の《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》は犠牲となるが、森田に1対多交換を迫る。というか、これでブロッカーが足りなくなって勝利できるはずだ。

どうにもならない森田はそのまま通し、場が流れいざ戦闘フェイズ。これでちょうど間に合う…と思っていたらしい中野だが、実は攻撃に出そうとした《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》のうち1体がこのターン中にプレイしたもの。ジャッジに指摘され、攻撃を取りやめる羽目になってしまう。

とはいえ森田もどうにかできるわけでもない。中野が追加のクリーチャーを出すたびにトップデッキでブロッカーを調達して「ふー」とやってはみるものの、手札の《爆片破/Shrapnel Blast》《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》が腐るようでは持ちこたえられない。
結局、2度の攻撃で森田の抵抗を封じた中野が、なんとか生き残りマッチを制したのだった。

森田「早めに《モリオックの装具工/Moriok Rigger》で攻撃に出るんだった」

中野「《電結の働き手/Arcbound Worker》のカウンターを《金属ガエル/Frogmite》に置いてたら《紅蓮地獄/Pyroclasm》直後に勝ってた」

両者の成績によるものか、どうもミスが多かった印象。実力者も、いつもいつも完璧というわけにはいかないようだ。

森田 1-2 中野

中野 圭貴、勝利!

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