ラウンド 12: 藤田 憲一vs 津村 健志

更新日 Event Coverage on 2003年 6月 21日

By 今井 公雄

日本選手権最終戦。

まずは、おなじみ組長こと藤田憲一。
こちらは長年使いつづけた黒コントロールを使用してこの最後の戦いに望む。

対する津村は、広島にて桧垣、大礒と共に Magic をプレイしている 16 才の新進気鋭のプレイヤーであり、こちらは、ミラーリの目覚めデッキを使用している。

どちらが勝利して最後のベスト 8 の席に細い運命の糸をつなげることが出来るだろうか。

Game 1

先行は藤田

2 ターン目にプレイした 《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》 にて毎ターン土地を全てタップしながら刹那的な攻撃を仕掛ける。

これに対して、津村は 4 ターン目に 《強制/Compulsion》 をプレイし、藤田の攻撃に対しては 《一瞬の平和/Moment’s Peace》 により戦闘ダメージを軽減して手札の充実を図る。

これに対して、藤田は愚直な黒コントロールである。

手札の破壊や、クリーチャーの除去は得意だが、場に出た 《強制》 を排除することは出来ないため、津村が態勢を整える前にライフを削りきるしかない。

次ターンも津村の 《一瞬の平和》 にて戦闘ダメージを軽減されるが、ここで 《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》 を追加のクリーチャーとしてプレイし、津村の 《神の怒り/Wrath of God》 を誘う。

津村はそれに対し、《神の怒り》 をプレイし、一度場のクリーチャーを一掃する。
クリーチャーが少ない黒コントロールに対して 《神の怒り》 を使うタイミングは少ない為だ。

藤田はセットした 《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》 による大量のマナを利用して 《アンデッドの剣闘士》 を複数回サイクリングし、手札の充実を図る。
その上で 《アンデッドの剣闘士》 を再プレイし攻撃の手を緩めようとしない。

津村は次ターンの 《アンデッドの剣闘士》 にて攻撃に対しては、そのままダメージを受けライフを 7 とするが、続けて藤田がプレイした 《堕落/Corrupt》 に対しては 《狡猾な願い/Cunning Wish》 からの 《堂々巡り/Circular Logic》 にてカウンターを行う。

これにより、津村の手札にはカウンターが無いことを藤田に知られてしまう。

次ターン、これ以上ライフを減らすことを嫌った津村は 《アンデッドの剣闘士》 の攻撃に対し、《狡猾な願い》 からの 《懲罰/Chastise》 をプレイしてライフを 10 にもどすが、津村は痛恨の土地が全てタップした状態に。

藤田がこの隙を見逃すわけは無く、《堕落》 を 2枚見せつけ、津村は即投了することになった。

藤田 1-0 津村

Game 2

先行は津村。

この試合、藤田は黒コントロールの完全な展開を見せる。

まず、藤田は 1 ターン目 《強迫/Duress》 にて津村の手札を確認する。

津村の手札は、《狡猾な願い》、《神の怒り》、《ミラーリ/Mirari》、《ミラーリの目覚め/Mirari’s Wake》、土地 2 枚という手札から 《狡猾な願い》 を選択し手札から捨てさせる。

2 ターン目、藤田は 《ナントゥーコの影》 をプレイし津村のライフを一気に奪おうと目論む。

3 ターン目、まず 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》 をプレイし宣言カードは 《神の怒り》。
ここで確認した津村の手札は 《ミラーリ》、《ミラーリの目覚め/Mirari’s Wake》 × 2 後は土地という津村にとってはかなり厳しい手札。

ここで藤田は 《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》 をプレイし、フラッシュバックで 《陰謀団式療法》 、当然宣言カードは 《ミラーリの目覚め》。
津村の手札は完全に破壊されてしまう。

だが、ここで津村はドローにより 《強制》 を手に入れ、ここから逆転の目を探る。

その後も、藤田の 《ナントゥーコの影》 が攻撃を繰り返し、津村のライフを削る。

この後、津村は 5 ターン目、《ミラーリ》、6 ターン目 《神の怒り》 をプレイし何とか場を取り戻したかと思うと、藤田は 《神の怒り》 では対応できない 《アンデッドの剣闘士》 をプレイし津村に休む隙を与えない。

この後、藤田は、《陰謀団の貴重品室》 からの大量マナを利用して 《精神ヘドロ/Mind Sludge》 をプレイするが、これに対して津村は、《対抗呪文/Counterspell》 を 《ミラーリ》 の能力にてコピーして対処する。

次ターン、藤田は 《アンデッドの剣闘士》 にて攻撃を行うが、もうライフが少ない津村は 《狡猾な願い》 から 《一瞬の平和》 をプレイする。

ここで、怖そうな顔をした藤田が見せたカードは 《堕落》。

津村はそれをみて投了することとなった。

これにより藤田はベスト 8 のへのオポーネント勝負に参戦することが可能となったが、ベスト 8 が可能かどうかは神のみぞ知る・・・いや、藤田の場合は悪魔のみが知っているということだろうか。

全ては、ラウンド 12 の全結果がでてからわかることとなる。

Final Result : 藤田 2-0 津村

Ken'ichi Fujita

Download Arena Decklist
クリーチャー (4)
2 Undead Gladiator 1 Nantuko Shade 1 Visara the Dreadful
インスタント (6)
4 Smother 2 Skeletal Scrying
土地 (26)
23 Swamp 3 Cabal Coffers
60 カード

Kenji Tsumura

Download Arena Decklist
ソーサリー (8)
4 Deep Analysis 4 Wrath of God
アーティファクト (2)
2 Mirari
エンチャント (6)
4 Compulsión 2 Mirari's Wake
60 カード

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