ラウンド 12: Olivier Ruel vs. Wielfried Ranque

更新日 Event Coverage on 2002年 3月 16日

By 松井健治

 もう殆どベスト 8 入りが確定している Ruel と、Wielfried との対戦。
 お互い同じフランス人と言うことで、親しげにフランス語で会話しているが、英語の会話もやっと聞き取れるかどうかと言った私には、もう異次元の言葉である。

Game 1

 先手は Wielfried 。
 3 ターン目から《熊人間/Werebear》、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》と展開し、それを《無垢の血/Innocent Blood》、《よろめく大群/Shambling Swarm》、《もぎとり/Mutilate》と綺麗に除去。

 一瞬にして序盤の攻防戦が終わり、 Wielfried の 2 匹目《熊人間》がスレッショルドする頃には、 Ruel の場にも 4 枚の沼と、 2 枚の《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》を敷いた上での《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》を用意していた。

 そのまま 3 枚目の《熊人間》を出し、《ナントゥーコの影》に《霊気の噴出/AEther Burst》を撃って、攻撃。
 もう一度《ナントゥーコの影》を出すが、それも《霊気の噴出》で返され、突然 Ruel のライフが 4 まで落ち、対策を考えている間に、そのまま 1 本目を Wielfried が先取。

 流石、同郷同士の戦いは意思の疎通が容易で、試合の展開が早くて良い。

Ruel 0 - 1 Wielfried

Game 2

 変わって先手の Ruel は 2 ターン目に《ナントゥーコの影》を出し、 3 ターン目にフルパンプしながら攻撃をすると、しっかり《霊気の噴出》でバウンスされてしまう。

 返す Wielfried は《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》、《行き詰まり/Standstill》といきなり嵌めた感じである。

 だが、Ruel も動かないわけには行かないので、《無垢の血》を撃ち、更に《ナントゥーコの影》を呼び、更に次のターンには《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》を出し、Wielfried の動きを封じにかかる。」

たまたま、Wielfried の土地が 2 枚しか出ていないところへの《陰謀団の先手ブレイズ》かなり効いたようで、結局そのターンも土地を引かずに土地が 3 枚に減り、そこへとどめの《腐臭の地/Rancid Earth》が Wielfried を更に減らし、そのまま《ナントゥーコの影》を出し、そのまま殴りきった Ruel はなんとか 2 本目を取り返した。

Ruel 1 - 1 Wielfried

Game 3

 再び先手を取った Wielfried はマリガンをするも、 1 ターン目に《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》を出してくる。
 対する Ruel はまたまた 2 ターン目に《ナントゥーコの影》、 3 ターン目にも《ナントゥーコの影》と、このマッチでいったいどれだけの初手率なのだろうか。
 
 なんとか 1 匹に《麻痺の感触/Stupefying Touch》を引いて《敏捷なマングース》と相打ちにするが、どうしてももう一匹が止まらない。

 このまま押し切ってしまいそうなところで、更なる《陰謀団の貴重品室》を求めて《魔性の教示者/Diabolic Tutor》を撃ったところで、 Ruel が悩み出す。

 3 分ぐらい考えただろうか。
 突然眺めていたライブラリから目を離し、フランス語で Wielfried と会話を始めるが、何の話をしているのか全くわからない。
 
 そして 2 人とも席を立ち発した言葉が、

 「 Intentional Draw 」

 Ruel は現時点で 30 点あり、ここを勝ちか引き分けでベスト 8 確定なのだが、相手のWielfried はあと 1 勝が必要であり、ここは同じ国でプレイする友人に敗北を渡すぐらいならと言った考えであろうか。

 ともかく観戦記事としてはここで終わりである。

Final Result:ID

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