ラウンド 13 : 岡本 尋 vs. 志村 一郎

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 21日

By Kenji Matsui

2 敗 1 分同士で当たるラウンド 13 。
名古屋の岡本と千葉の志村の対決が始まろうとしている。

2 敗 1 分。言わばがけっぷちゾーンであり、残り 2 試合を勝利しなければベスト 8 に残ることが出来ない。

Game 1

先手志村からゲームが開始。軽快に 2 ターン目に《大蛇の野伏/Orochi Ranger》を出せば、返す岡本は平地 2 枚からいきなり《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails》を展回。

これは即座に除去したいが、手には除去を持たなかった志村がとった 3 ターン目の行動は《木霊の手の内/Kodama's Reach》でマナを伸ばすこと。

さて岡本側だが、《八ツ尾半》を出したとは言え、この序盤でマナを残すことなど当然できない。《兜蛾/Kabuto Moth》、《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》とたて並べる。

対する志村。
マナを伸ばしたところから《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》を設置し、続けて、《刻みを継ぐもの/Burr Grafter》、《燃えさし拳のずべら/Ember-Fist Zubera》と展回して攻撃を開始。

これで「空」対「地上」の構図が出来上がったわけだが、赤緑を使用する志村の地上部隊は非常に優秀なのだが、《八ツ尾半》 1 枚で封殺されている感もある。

そこへ志村、岡本が《狐の裂け目歩き/Kitsune Riftwalker》を出した次のターンのドローで《山伏の炎/Yamabushi's Flame》を引き当てる。たまたまマナがなかった岡本の《八ツ尾半》除去に成功した。

さて、地上はこれで切り開いたかと思ったが、ちょうど出てきた《狐の裂け目歩き》が障害として立ちはだかり、気がつけば白青特有の、空からゆったり攻めつつ、地上がガッチリと守られているという王道路線が展回されてしまっている。

そこへ人間・モンクである《聖鈴の僧団/Order of the Sacred Bell》を志村は用意して岡本に一撃を加えるが、それをも《返礼/Reciprocate》で除去されてしまい、文字通りになす術をなくした志村は、岡本の飛行部隊に殴りきられたのであった。

岡本 1 – 0 志村

Game 2

先手は再び志村。

2 ターン目の《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》サクリファイスから、3 ターン目に《聖鈴の僧団/Order of the Sacred Bell》とを展開。ここまででも十分だが、更に今回の志村は一味違う。

後手 3 ターン目を《兜蛾》セットで終わった岡本に対し、志村は山セットから土地を振るタップし、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を召喚!

さっそく《聖鈴の僧団》をコピーしてトークンと共に攻撃を加えて、一気に岡本のライフを 8 点削る。

起こってしまった事は仕方が無い。

気を取り直して岡本は《蛾乗りの侍/Mothrider Samurai》を出してターンを終えると、そこに志村は《山崎兄弟/Brothers Yamazaki》と《謙虚な武道家/Humble Budoka》を配置してターンエンド。

次ターンの岡本も、とにかく展開せねば、と《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》を置いてターンエンドを宣言。すると、岡本のターンの終わりに志村は《鏡割りのキキジキ》を使って《聖鈴の僧団》コピーを作って残し、訪れた自身のメインターンにも《聖鈴の僧団》を再びコピーして総攻撃。

これを全てスルーするといきなりゲームが終わってしまうため、岡本は渋々ブロックを選択する。しかし、戦闘終了後に《苦痛の神/Pain Kami》を志村が出すと、岡本は苦笑いしながらデッキを片付けはじめた。

岡本 1 – 1 志村

Game 3

先手は岡本に移り、ゆっくりと《狐の裂け目歩き》、《蛾乗りの侍/Mothrider Samurai》と展開。志村は《桜族の長老》、《松族のおとり/Matsu-Tribe Decoy》と、 2 本目ほどの勢いはないようだ。

過去のエキスパンションを振り返ると、緑は飛行に耐性のあるカードがそこそこ用意されていたものだが、この環境の緑の飛行対策は稚拙なものが多い。それだけに、飛行をさっさと出して攻撃を始めてしまえば、あとは地上の防御をかためるだけで基本的には良いのである。

さて、これを踏まえた上で、赤緑のドラフトデッキを使用するなら、やはり序盤の勢いが命なところがある。しかし、残念ながら志村はその勢いも上手く岡本に絡め取られ、満奥にダメージを与えられず、真綿で首を絞めるかの如く、岡本は志村のライフを奪って行く。

 岡本にダメージを与える為の手段も乏しくなった所へ志村は《鏡割りのキキジキ》を引き、ぼーっと立ってるのも勿体無いと攻撃した所、この攻撃は通るが、ターンエンドに《返礼》を《鏡割りのキキジキ》に喰らって逆転の目も無くなる。

 もう岡本も恐れるカードはないと、落ち着いて《八ツ尾半》を出して負けの目を完全に摘み取って、ゆっくりと志村のライフを 0 とした。

Final Result : 岡本 2 – 1 志村

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