ラウンド 13: 藤田 剛史 vs. 大澤 拓也

更新日 Event Coverage on 2004年 6月 12日

By 百瀬 和之

赤緑ゴブリンVS親和。追うもの対追われるものという図式。同系対決を除けば、現在のスタンダードの環境を最もあらわしている対決の1つだろう。

赤単色ゴブリンにアーティファクトを割るためだけに緑を投入して親和に対抗する形。間違いなくお互いに仮想敵として考えているであろうこの1戦。制するはどちらか。

Game 1

ダイスロールにより大澤先行。大澤は最初に与えられた7枚をみて即マリガン。小考の後スタート。藤田は《酸化/Oxidize》《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》《真鍮の都/City of Brass》《山/Mountain》3と、軽めのクリーチャーが無い手札をキープ。

大澤は親和らしく《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》から《彩色の宝球/Chromatic Sphere》《溶接の壺/Welding Jar》と言う立ち上がり。1マナゴブリンを引かない藤田だが、大澤も2ターン目は《大焼炉/Great Furnace》を置くのみで、事実上のファーストアクションは藤田2ターン目の《火花鍛冶/Sparksmith》であった。

これに対し、大澤は《彩色の宝球》を使用しながらの《マイアの処罰者/Myr Enforcer》で攻め手を模索するが、これは返すターン、藤田に即《酸化》される。しかし大澤も負けてられず、動かない藤田に対し《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を用意する。場にアーティファクトは5枚。

《酸化》を使ってしまった藤田はこれに対し小考する。大澤の手札はまだ3枚あり、現在ライフはほぼ満タンとはいえ、あのクリーチャーを下手に本体に通すと、親和のお家芸。全力のパンプアップからの《爆片破/Shrapnel Blast》連射での突然死があるのだ。とはいえ回答策は無く、とりあえず後の布石として《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》を設置。

 そして大澤の攻撃。まずは《電結の働き手》を出し、これを《電結の荒廃者》の能力でサクリファイス。後にトークンを《電結の荒廃者》に移し、とりあえず3/3に。場にアーティファクトは依然5枚。これを下手に通すとやはり突然死の可能性があるため、藤田はこの攻撃を《火花鍛冶》でチャンプブロック。

 ここで藤田、初手から暖めていた《包囲攻撃の司令官》を場に。これでチャンプブロック及びアタッカーを大量に入手し、同時に、ゴブリンのお家芸《ゴブリンの名手》を交えた砲撃も準備完了。大澤はこれに耐えられず、返しのターンに即《爆片破》を《ゴブリンの名手》へ。攻撃はつつがなくトークンにチャンプブロックされる。

戦力は増えていないし、ミサイルは1本へった。相手の戦力はまだ十分。大澤に俄然きつい状況になってきたが、それに拍車をかけたのが、返しのターン、藤田の《ゴブリンの名手》お代わり。貴重なミサイルを1本使ってまで殺したのが帰ってきてしまった。

返しのターン、一応攻撃するもいつもどおりゴブリントークンが1つ減るだけで、戦力の増強も出来ず。そしてターンを返すと・・・

お代わり。今度は司令官。藤田が司令官を手札から見せると大澤即投了。

藤田 1 – 0

Game 2

サイドボード後。藤田は大量のアーティファクト破壊を追加し、大澤は、ゴブリンの天敵《紅蓮地獄/Pyroclasm》を投入。ここからが本当の勝負ともいえる。

しかし、ここで大澤またしても痛恨のマリガン。藤田は、《火花鍛冶/Sparksmith》2体、《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》《つつき這い虫/Clickslither》《森/Forest
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》と、少々不安は残る手札をキープ。

 先手大澤、1ターン《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》から《電結の働き手/Arcbound Worker》。2ターン目《大焼炉/Great Furnace》から《金属ガエル/Frogmite》と、まぁまぁなたち上がり。藤田はこれに《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》からの《火花鍛冶》で応える。次土地引けないと展開が苦しいため、非常に念入りにシャッフル。
 
大澤は防御要員がいない相手に全攻撃をするが、ここでなんと土地セットもスペルキャストも無し。手札は十分にあり、いかにも《マイアの処罰者》を持っていそうな状況だが、親和含めても3マナ。2マナではキャストできない。

 ここで藤田は《森/Forest》を引き込み、土地事故の雰囲気漂う大澤に対し、《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》対象《大焼炉/Great Furnace》。これに大澤は苦い表情。
長考の後、どうせ割られるならと、《爆片破》を《火花鍛冶》に。

そして大澤のターン。・・・土地引けず。辛い。《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を場に送るが、現状全く役に立ちそうにもない。そして藤田は追い討ちに、《火花鍛冶》お代わりから、《頭蓋骨絞め》を場に。攻撃に備えて《ヴィリジアンのシャーマン》に装備。

 返された大澤のターン。土地引いたものの、《囁きの大霊堂》。非常に苦しそうである。手札は《紅蓮地獄》の山か。《マイアの処罰者》の山か。何も出来ずにターンを返す。

 チャンスを逃すなと、藤田は《火花鍛冶》で《大霊堂の信奉者》を射殺。場に《ゴブリンのうすのろ》を送る。

 そして大澤。何もできず・・・力なくドローゴー。藤田側も、まぁ勝ちだなといったムードで《金属ガエル》射殺後、《ゴブリンのうすのろ》と《ヴィリジアンのシャーマン》で攻撃し、攻撃後、《火花鍛冶》を絞めて、引いてきた《つつき這い虫》を出すと・・・

 大澤、《包囲攻撃の司令官》を出されるまでもなく投了。結局2デュエルで大澤が場に出せたクリーチャーは5体のみであった。

Final Results : 藤田 剛史 Win

Fujita Tsuyoshi

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Oosawa Takuya

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