ラウンド 14 : 橋本 玲 vs. 金子 真実

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 21日

By Isamu Fujieda

某テレビ局のキャッチフレーズを借りるならば"絶対に負けられない戦い"というやつになった14回戦。

橋本は既に33点あるので本来ならばIDで抜けられたのだが、不運にも31点の金子と当たってしまう。

橋本はこういう場面での「IDできない組み合わせ」に当たること既に3度目。そういう星のもとの人だ。既にベテラン組の中でも年上という部類になってしまった橋本だけに、ここでの気合の入れ方やトークには独特なものがあって、若い人ばかりになってしまったマジック界で貴重な存在だと痛感した。

金子 真実。通称"かねぴー"は日ごろ浅原連合と言われる集団(Blogつながり等色々)で研鑽を積んで今回初のベスト8をかけて予選ラウンド最終戦を闘う。

Game 1

コインフリップによって金子先攻。序盤から《よだれ舌のずべら/Dripping-Tongue Zubera》《燃えさし拳のずべら/Ember-Fist Zubera》とずべらを2体並べて《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》を召喚と順調に進む。

橋本側はというと《川の水神/River Kaijin》《霜投げ/Frostwielder》とゆっくりブロッカーを並べて金子のアタックを跳ね返せる体制を整える。

だが、金子の場に2体目の《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》が現れてしまい、ほぼブロック不可能な状態となり今後の展開を再考するために、若干長考する橋本。

手札にクリーチャーが無く《秘教の抑制/Mystic Restraints》《不気味な行列/Eerie Procession》《抑えきれない怒り/Uncontrollable Anger》とあり、

"《不気味な行列/Eerie Procession》で秘儀を持ってくる"
or
"《秘教の抑制/Mystic Restraints》を使う"

の2択で後者を選択。

手札に《木霊の力/Kodama's Might》などタフネスを上げるインスタントが有ると即死まであるために懸命な選択だったが、橋本が1手動く間に2手動く金子に軍配が上がる。

《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》1体は《秘教の抑制/Mystic Restraints》で止められるが、《霜投げ/Frostwielder》にブロックされた《よだれ舌のずべら/Dripping-Tongue Zubera》に《蛇の皮/Serpent Skin》。

橋本が《よだれ舌のずべら/Dripping-Tongue Zubera》を《不気味な行列/Eerie Procession》から持ってきた《消耗の渦/Consuming Vortex》で戻せば、またもや2体のクリーチャーを場にだして対抗。

最後は《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》を橋本が《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》でブロックし《抑えきれない怒り/Uncontrollable Anger》で一方的に勝とうとしたところに《木霊の力/Kodama's Might》。

自分のクリーチャーを全く殺させずに、更にクリーチャーを召喚していくという、いわゆるブンマワリ状態の金子が1本目を制す。

橋本 0 – 1 金子

Game 2

ベスト8のために絶対落とせない橋本。3ターン目から《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》《空民の鏡守り/Soratami Mirror-Guard》と順調に展開。

それに対して、好調金子も1マリガンくらいでは勢いは衰えない。《狩猟の神/Kami of the Hunt》《残忍な詐欺師/Feral Deceiver》と順調に展開していく。

橋本は《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》こそ相打ちにされたが、続けて《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》をキャストしてパンチ力は全く衰えない。

金子もなんとか追いすがろうと必死だが《不気味な行列/Eerie Procession》で《氷河の光線/Glacial Ray》を持ってこられ、《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》の能力で《狩猟の神/Kami of the Hunt》を返されると、一気にダメージレースでつき離されてしまいどうしようもなくなる。

返された自分のターンに最後のあがきとして《狩猟の神/Kami of the Hunt》《山崎兄弟/Brothers Yamazaki》と展開するも、あえなく《消耗の渦/Consuming Vortex》(連繋《氷河の光線/Glacial Ray》)で対処されてしまい、金子は2本目を落とした。

橋本 1 – 1 金子

Game 3

金子2本目落としたのが効いたのか、土地は2枚あるもののクリーチャーは4マナ1枚の5マナが2枚と相当いまいち。マリガンの選択で非常に悩み結局マリガンを選択。

もしスタートしていても土地を引けば序盤のクリーチャーを引けず、3マナからのクリーチャーを引いてもキャスト出来ずになるのでマリガンして正解だろう。

マリガンしたハンドは《貪る憤怒/Devouring Rage》と《松族のおとり/Matsu-Tribe Decoy》に土地が4枚、マリガンした後にしては十分だが若干不安が残るハンドとなる。

逆に橋本はというと3ターン目に《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》。4ターン目にうっとうしい《松族のおとり/Matsu-Tribe Decoy》に《秘教の抑制/Mystic Restraints》。と、かなり好調。手札が若干重めなのでここから土地を引くと最高の回りが発揮できる。

土地こそ引かないものの《苦痛の神/Pain Kami》、さらに2枚目の《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》とガンガン攻める橋本だ。

金子も順次クリーチャーを展開していくのだが、数もサイズも全く追いつかない。

2体の《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》が全く止まらずに《目覚めの悪夢/Waking Nightmare》(連繋《氷河の光線/Glacial Ray》)で《溶岩の魂/Soul of Magma》を除去され、《火の咆哮の神/Kami of Fire's Roar》もチャンプブロックで使ってしまうという始末。

後には何も残されずに金子敗北となったのだった。

橋本は2回目のロチェスター・グランプリ優勝へ向けて、まずはベスト8進出だ。

Final Results : 橋本 玲 Win

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