ラウンド 14: Nicolai Herzog vs Anton Jonsson

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 5日

By 平林和哉

プロツアーニューオーリンズにおいてスリーデュースでベスト 8 入りしている Jonsson と、最近はチーム戦マスターズの常連( Team Outland )の Herzog のマッチアップ。

このスイスラウンド最終戦。
勝った方がベスト 8 に残れるという重要なマッチである。 

Game 1

初手《狂犬/Mad Dog》《飛びかかる虎/Springing Tiger》《入門の儀式/Rites of Initiation》《激発/Violent Eruption》と非常に好感触な手札の Jonson。
Herzog が初めて出したクリーチャーが 4 ターン目に《遊牧の民のおとり/Nomad Decoy》ということで、赤緑を使う Jonsson のペースでのスタートとなった。

そのまま《アヌーリッドのゴミあさり/Anurid Scavenger》を戦線に追加し、《大音響攻撃/Sonic Seizure》で《遊牧の民のおとり》を除去しようとするがこれは《無視/Pay No Heed》されてしまう。

手札の芳しくなさそうな Herzog は《影の形態/Shade's Form》を《遊牧の民のおとり》にエンチャントすることしかできない。
まさに一気に勝負をつけたい Jonsson はここで出したばかりの《アヌーリッドのゴミあさり》のアップキープ維持を忘れる !?
《狂犬》は《遊牧の民のおとり》で攻撃できなくて死んだため、あっという間に Jonsson 有利だった場が《飛びかかる虎》だけになってしまった。

やや膠着してきている状況で動かないため《考え直し/Second Thoughts》で待っているようにしか見えない Herzog に、《ナントゥーコの信奉者/Nantuko Disciple》《精励する農場労働者/Diligent Farmhand》を出したまま待ち続ける Jonsson 。

だが Herzog は本当に何も引いていないらしく、《遊牧の民のおとり》を出した以降何も動かないのだ!

さすがにずっと待っているわけにもいかず、何もしてこない Herzog を前に手札を全て《入門の儀式》捨てて 総攻撃をしかける Jonsson 。
Herzog は《励まし/Embolden》-フラッシュバックで耐えるが、スレッショルドして一気に《熊人間》《飛びかかる虎》が巨大化してしまい耐えるのが精一杯。

さすがに《尊い癒し手/Hallowed Healer》をチャンプブロックに使うようになってしまっては勝てるわけもない。

Jonsson 1-0 Herzog

Game 2

後手《はじけるこん棒/Crackling Club》《大音響攻撃》《熊人間》とある初手を Jonsson は山 1 枚でキープ。

《巡視犬/Patrol Hound》、《神秘の使い魔/Mystic Familiar》に《影の形態》がエンチャントされるところと 2 連続で《大音響攻撃》を撃ちこんで、苦しい形だが事故気味の序盤を凌ぐ Jonsson 。
何とか後続の土地を引いてきて《狂犬》で攻めにいくのだが、《信仰の証/Testament of Faith》でブロックされて一方的に殺されてしまい、《大音響攻撃》 2 回も含めてさすがにアドバンテージを失いすぎている。

Herzog の《顔なしの解体者/Faceless Butcher》を《液状の火/Liquid Fire》で除去したりはしているのだが、《飛びかかる虎》が《砂岩の落としわな/Sandstone Deadfall》で除去されるととたんに攻め手が欠けてしまう。

そうこうしているうちに登場する《遊牧の民のおとり》。

なんとかスレッショルドする前に《パーディック山の火猫/Pardic Firecat》《野生の雑種犬/Wild Mongrel》で攻め立てる Jonsson の前に《秘教の十字軍/Mystic Crusader》まで現れる。

Nomad Decoy
立ち往生するしか無くなった Jonsson 続けて出てきたのは 2 枚目の《遊牧の民のおとり》・・・

4 体クリーチャーがタップされて勝てる道理もなく。

Jonsson 1-1 Herzog

Game 3

先手 Jonsson は《狂犬》スタート。
手札には《ナントゥーコの信奉者》も控えていて、赤緑としてはなかなかの滑り出しだ。

だが一方の Herzog も 1 ターン目から《信仰の証》《秘教の幻想家/Mystic Visionary》《尊い癒し手》と最高の回りを見せる。

Jonsson は《秘教の幻想家》を《狂犬》でブロックさせた後の《リフレッシュ/Refresh》でアドバンテージを得て、《ナントゥーコの信奉者》を展開。

そこで大御所《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》登場。

《はじけるこん棒/Crackling Club》で《尊い癒し手》を除去し、さらに《精励する農場労働者》を出す Jonsson 。
さすがに赤緑だけあって《陰謀団の先手ブレイズ》がそれ程苦しいわけでもない。

《陰謀団の先手ブレイズ》を展開している Herzog だが、白黒の Herzog にとって Jonsson の《アヌーリッドのゴミあさり》は非常にやっかいだし、それが《ナントゥーコの信奉者》によって強化されるとなると《遊牧の民のおとり》で防ぐくらいしかできないのだ。
しかもついてないことに Herzog の防御の要である《信仰の証》と《陰謀団の先手ブレイズ》が噛み合わない事この上ない。

ほとんど自分から動けない Herzog が《陰謀団の先手ブレイズ》に《影の形態》をつけるところで Jonsson が《大音響攻撃》-それは一応《避難/Shelter》で回避される。その隙に《アヌーリッドのゴミあさり》がワンパンチ。

ライフが少なくなってきた Herzog 、《顔なしの解体者》で《ナントゥーコの信奉者》を神隠して、 Jonsson の場が《アヌーリッドのゴミあさり》ただ 1 体に。

ところが Herzog がタップアウトしたところで、プロテクション黒の《アヌーリッドのゴミあさり》が《筋力急伸/Muscle Burst》と《入門の儀式》で残っていた Herzog のライフをぴったり削りきり、あっけない幕切れを迎えることになったのだ。

Jonsson 2-1 Herzog

これによって Anton Jonsson が 2 回目となるベスト 8 に進むことになった。

Final Result: Jonson 2-1 Herzog

Anton Jonsson Wins! Advance to Final Draft

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