ラウンド 14: Tom van de Logt vs. 森勝洋

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 4日

By 森慶太

4th Draft 1-1 というライン上で森勝洋と Tom van de Logt がマッチアップされた。
両者ともに青黒デッキであり、ともに Top 8 進出の目はない。一般論では上家だった森が有利なのだろうが、対戦相手は天下の世界王者様であるだけに、予断を許さない状況だ。

Game 1

 先手森勝洋の《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》が開戦の号砲となった。《占骨術/Skeletal Scrying》、《モルグの窃盗/Morgue Theft》、《影の形態/Shade's Form》といった他候補をよそに、唯一のクリーチャーである《飢えたる食屍鬼/Famished Ghoul》が Remove された。

 《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》などを使って必死に《島》を引き当てようとする黒単色状態の Tom を尻目に、《屍肉ワーム/Carrion Wurm》をはじめとした攻撃陣が一気に展開されてしまうのだった。

 世界王者だろうが、事故ればそこまでだ。

森勝洋 1-0

Game 2

 先手 Tom van de Logt は、今度は 3 枚目のランドを置けないというマナ事故に陥ってしまった。《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》こそ《麻痺の感触/Stupefying Touch》してみせたものの、《ハイドロモルフの守護者/Hydromorph Guardian》に《エイヴンの風読み/Aven Windreader》と、《幻影の仔/Phantom Whelp》一体で戦線を支えることは不可能に等しい状況だ。ジリジリとライフが削られていく Tom。

 しかし、ここで Tom は《エイヴンの風読み》を《霊気の噴出/AEther Burst》して《最後の儀式/Last Rites》x=3 キャスト...と戦況を一変させようとした。バウンスからのディスカードというのは黒青デッキの戦略としてはそう珍しいものではないだろう。しかし、《ゾンビ化/Zombify》、《エイヴンの風読み》、《公証人/Scrivener》、《霊気の噴出》というすさまじい森のハンドを目にして世界王者も思わず苦笑。それにしても、二人ともマネードラフトなどを通じての親交があるだけに、プロツアー最終戦ながら終始和やかなムードだった。

 結局、ここで森のハンドには《霊気の噴出/AEther Burst》が残されることとなり、このバウンススペルが間もなく戦況を決定付けた。Tom van de Logt は潔く敗北を認め、さわやかな握手で彼らの Pro Tour Nice は締めくくられた。

「(森のデッキを手に取りながら...)上家だけあってそっちのがずっといいデッキだね。うん、こんなもんだね。カツ、おめでとう」-Tom Van de Logt

森勝洋 2-0

Final Results:森勝洋 wins 2-0 Tom van de Logt

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