ラウンド 2: 橋本 怜 vs. 福田 和弘

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 19日

By Yukio Kozakai

第2ラウンドでは、早くも2人目のGPチャンプが登場する。

橋本 怜
2002年のGP宇都宮(オンスロート・ブロック)で覇権を握り、MTG黎明期からのプレイヤーである橋本が旧知の友と喚起に沸いたのも今は昔。同じリミテッドのGPである今大会で復活のロードを描き、再びリミテッダーの頂点となるべく、緑黒+青の"蛇デッキ"で戦いへ臨む。

対する福田は、キレイなマナカーブで構築された緑黒+白のビートダウンデッキで橋本に相対する。

伸脚、屈伸、ストレッチと。入念に準備運動とシャッフルを終えた橋本が席に着いた刹那、試合開始の合図が会場に響き渡った。

Game 1

福田が先攻2ターン目の《大蛇の支援者/Orochi Sustainer》でリードを得ようとするが、橋本も《大蛇の支援者/Orochi Sustainer》を鏡打ち。しかし、3枚目の土地が引けない福田は《狩猟の神/Kami of the Hunt》をプレイグラウンドに送るのみでターンを返し、しっかり土地を引き込めた橋本は《大蛇の卵張り/Orochi Eggwatcher》から《樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver》に連絡して、展開力で一歩リードする。

ここまでで、橋本がプレイしているクリーチャーは、全て"蛇"。今のところ手札には無いが、この"蛇"を生かす「上」のシナジーが仕込まれているとしたら……

Sosuke, Son of Seshiro

ようやく4マナ目となる《沼/Swamp》をプレイ出来た福田は《残忍な詐欺師/Feral Deceiver》を召喚し、パンプアップした《狩猟の神/Kami of the Hunt》が殴りかかる。《困窮/Distress》で《摩滅/Wear Away》をディスカードさせて橋本に牽制球を投げつけた上で、《野太刀/No-Dachi》をプレイ。これで《樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver》を突破する力を得た格好だ。

橋本は、延々《大蛇の卵張り/Orochi Eggwatcher》でトークンを量産する。福田は《虚飾の道の神/Kami of the Painted Road》で突破口を切り開こうとすると、橋本が《苔の神/Moss Kami》で応える。

《野太刀/No-Dachi》を携えた《虚飾の道の神/Kami of the Painted Road》が橋本に斬りかかる。突破の糸口となったのは《灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera》のプレイだったが、橋本の場にはもう《大蛇の卵張り/Orochi Eggwatcher》が反転するのには充分なクリーチャー数が揃いつつある。《野太刀/No-Dachi》を持つ前に、手札の《小走りの死神/Scuttling Death》で《大蛇の卵張り/Orochi Eggwatcher》の反転を阻止すべきでは無かったのだろうかとも思ったが、結果的に橋本は《汚れ/Befoul》で《虚飾の道の神/Kami of the Painted Road》を排除し、《空民の雨刻み/Soratami Rainshaper》を戦線に加えたのみでターンを返す。

福田は《汚れ/Befoul》で邪魔な《樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver》にご退場願い、《狐の易者/Kitsune Diviner》で《苔の神/Moss Kami》を封じる動きに。

しかし、"蛇"を産み続けていた橋本に、ついに「上」のシナジーが姿を現す。

《せし郎の息子、そう介/Sosuke, Son of Seshiro》。

もはや、蛇なのかバジリスクなのかわからなくなった橋本の陣営は、黒緑という地上戦力に依存する福田にとって、茨の道どころの騒ぎではない。しかも延々2/1バジリスク能力の蛇が増え続けていくのだ。

《空民の雨刻み/Soratami Rainshaper》《苔の神/Moss Kami》《せし郎の息子、そう介/Sosuke, Son of Seshiro》の一斉攻撃。

触れる事も、触れざる事も禁じられた福田は、大蛇の大群を前にどうする事も出来なかったのだった。

GP Utsunomiya Champ 1-0 福田

Game 2

Seshiro the Anointed

《森/Forest》は無いが、3枚の土地がある福田はこれをキープ。橋本もマリガン無しから《大蛇の支援者/Orochi Sustainer》と好調な立ち上がりから《木霊の手の内/Kodama's Reach》プレイで、瞬きしている間に5マナ揃える事に成功する。

《野太刀/No-Dachi》プレイからの《灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera》召喚でビートダウンをしてみせる福田だったが、《森/Forest》が見えてこない。一方順調に6マナ目を引き込んだ橋本は、注文通りの《苔の神/Moss Kami》最速召喚に成功。2体目の《灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera》をプレイするに留まった福田に対して、2枚目の《木霊の手の内/Kodama's Reach》プレイからの《樫族の肉裂き/Kashi-Tribe Reaver》! さらに《清められし者、せし郎/Seshiro the Anointed》!!

THE Snake !!!

そう呼んでいいくらいに、完璧に蛇デッキを体現した橋本が幸先の良いスタートを切った。

GP Utsunomiya Champ 2-0 福田

Results : Winner is GP Utsunomiya Champion !!!

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