ラウンド 3: Olivier Ruel vs. Antoine Ruel

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 3日

By 森慶太

 場内大歓声。
 昨日の Masters 本戦に続いて Ruel 兄弟の直接対決が Featuring Match としてアナウンスされたからだ。

 兄貴の Olivier が青赤白、弟の Antoine が緑黒である。

Game 1

 大笑いしながらお互いに延々とマリガンしはじめる Ruel 兄弟。
 このカード以外の Feature Match は 3 卓とも真剣勝負そのものであるだけに、ここだけ異様なムードだ。Maro も失笑。

 しかし、あまりのことにジャッジの James Lee が飛んできて「君たちがマリガンしてハンドをゼロにしてゲームをしたいというのならそれは問題ないが、だからといってそれがトーナメントの運営を妨げたり無駄な時間を費やそうという意図があるなら容赦しないよ」とお説教。 

 ともあれ、緊張感のかけらも感じられない中で、それもお互いノーハンドからの Game 1 となった。 

 そして、この「めくりあい」は実に呆気ない幕切れを迎える。
 Olivier が 3 ターン連続してランドをトップデッキし、さらに《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》を引当てたことで状況は決定的だった。

 それでも、Olivier が明らかに「お遊び」プレイを連発したことで事態は長引いたのだが、結局はこの《ものあさり》が最後まで生き延びたことでゲームは決定付けられた。Antoine も 2 体の《薄汚いネズミ人間/Dirty Wererat》を展開した上で《ナルシシズム/Narcissism》を引き当てて善戦することになったが、いかんせん《ものあさり》がどうにもならなかった。結局、《ボールシャンのグリフィン/Balshan Griffin》、《投鎖獣/Chainflinger》といったカードが Antoine にトドメをさした。

Olivier 1-0

Game 2

 Antoine の《薄暗がりを漂うもの/Gloomdrifter》がすべてだった。

 お互い 1:1 での除去合戦が繰り返される中で、Olivier の 2 体の《尊い癒し手/Hallowed Healer》、《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》といったカードだけが場に生き残ったわけなのだが、狙い済ました《薄暗がりを漂うもの/Gloomdrifter》から Antoine がそれらすべてを葬り去ったのだ。そして、《幼年期の怪物/Childhood Horror》を戦線に加えた Antoine があっさりとこの試合を獲得する。

Antoine 1-1
 
Before Game 3

Olivier:...やっぱ初日抜けたいよねってことで
Antoine:まあ、ID します。

 これは一緒に取材した Ben Ronaldson と話したことなのだが、彼らはハナから ID するつもりだったのではないだろうか? ともあれ、兄弟対決とはいえあまりに緊迫感に欠けるマッチだった。
 
Final Results:Intentional Draw

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