ラウンド 4:岡本 尋 vs. Mattias Jorstedt

更新日 Event Coverage on 2004年 5月 14日

By 森 慶太

Jin Okamoto

インビテーショナルからの連戦組が2nd Draftの緒戦でフューチャーマッチに招待された。双方ともここまで2勝1分とのことだ。

Mattias Jorstedt。発音は「またいあす・よーすてっど」。彼は栄光のインビテーショナル決勝戦へとコマをすすめているプレイヤーであり、プロツアーの予選ラウンド終了後、土曜日の晩に自身を模したオリジナルカードのデザイン権をかけて戦うことが既に決まっている。一方の岡本尋は初日終了の段階では暫定2位タイという素晴らしいポジションにつけていたのだが・・・最終的には7勝8敗というところまで落ち込んでしまったのだった。

岡本は赤緑、Jorstedtが白緑での再戦となった。

Game 1

岡本は開幕ターンに《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》、2ターン目にも《レオニンのボーラ/Leonin Bola》を展開するというすばらしい立ち上がり。

一方の先手Jorstedtは3ターン目に《ヨーティアの兵/Yotian Soldier》を最初のクリーチャーとして送り込み、それに岡本は《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》召喚で応じた。

ここでJorstedtが4ターン目に何もプレイできなかったのに対して、岡本は《老いざる精体/Ageless Entity》召喚。しかし、Jorstedtは即座にこれを《拘引/Arrest》してみせた。

岡本は《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》と《クラーク族の火焚き/Krark-Clan Stoker》を展開し、続くターンには《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》を纏わせようとしたが、装備にスタックしての《供犠台の光/Altar's Light》がJorstedtから飛んでくる。しかし、一安心といった風だったJorstedtの前に次なる脅威が襲い掛かった。

緑色の悪夢。そう、《腐食ナメクジ/Molder Slug》だ。

苦笑しながら Jorstedtは《ヨーティアの兵/Yotian Soldier》を生贄にささげ、《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》を召喚してターンエンド。岡本は《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》を生贄にささげつつ、この《ナメクジ》でのアタックをスタート。戦闘後には《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》に《レオニンのボーラ/Leonin Bola》を纏わせてターンを終えた。

何とか打開策を模索したいJorstedtは《タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith》と《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》を場に展開してターンエンド。Jorstedtの《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》はもちろん《レオニンのボーラ/Leonin Bola》によってタップアウトされる。
岡本はアップキープに《レオニンのボーラ/Leonin Bola》を失いながらも、やはり《腐食ナメクジ/Molder Slug》でアタック。Jorstedtはまばたきしながらこれをスルー。

Molder Slug

そのJorstedtは《空狩人の若人/Skyhunter Cub》を展開。これと《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》と《タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith》で《腐食ナメクジ/Molder Slug》をトリプルブロックし、ともかく目先の脅威を何とかしようと躍起になった。

しかし、岡本は《戦闘の成長/Battlegrowth》によってこの戦闘に一方的に勝利し、《タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith》と《空狩人の若人/Skyhunter Cub》が墓地へおくられることになった。

Jorstedtは淡々と《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》でのアタックを繰り返しつつ、《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》を戦線に追加する。しかし、やはり《腐食ナメクジ/Molder Slug》がどうにもならない。

そして岡本は1/2《社交家》、5/7《ナメクジ》、2/2《火焚き》という3体のクリーチャーでアタックを敢行。Jorstedtのブロック宣言後に《捕食者の一撃/Predator's Strike》をプレイして勝負を決したのだった。

岡本-1 , Jorstedt -0

Game 2

先手マリガンスタートながら、2ターン目に《レオニンのシカール/Leonin Shikari》、3ターン目に《兵士の模造品/Soldier Replica》と軽快なスタートを果たすJorstedt。対する岡本は後手2ランドという条件でキープした初手から土地が引けず、ディスカード《捕食者の一撃/Predator's Strike》という有様だ。思わせぶりな《発見の旅路/Journey of Discovery》がなんとも憎々しいハンドである。

Jorstedtはにこにこ笑いながら《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》を展開しつつアタックをこなしてターンエンド。岡本はここでようやく待望の3マナ目を引き当て、《クラーク族の兵卒/Krark-Clan Grunt》をプレイした。

Jorstedtは《レオニンのシカール/Leonin Shikari》、《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》、《兵士の模造品/Soldier Replica》でフルアタック。ブロックに参加した《クラーク族の兵卒/Krark-Clan Grunt》を《兵士の模造品/Soldier Replica》の能力で葬り、戦闘終了後に《銀のマイア/Silver Myr》を加えてターンを渡した。

ここで岡本は《発見の旅路/Journey of Discovery》プレイからのセット《山/Mountain》のみでターンを返し、Jorstedtはフルアタックから《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》召喚。

ようやく岡本は緑デッキ待望の5マナ域へと到達し、《腐食ナメクジ/Molder Slug》をプレイしてターンエンドを宣言した。

「・・・またかぁ」と苦笑しつつJorstedtは《銀のマイア/Silver Myr》を生贄にささげ、《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》でアタック。ライフはこれで8(岡本)対20(Jorstedt)という状況になる。

6マナ目をセットした岡本はここで《腐食ナメクジ/Molder Slug》でアタック。
Jorstedtはこれを当然スルーしたわけだが、ライフレースで押されながらもブロッカーを残さなかったという岡本のプレイがやはり気になるようだ。

この手のシチュエーションは6マナのインスタント・タイミングで召喚が可能な対空クリーチャーである《絡み森の蜘蛛/Tangle Spider》がハンドにあるときによく見られる「誘い」の光景で、強豪たちはそれを逆手にとって、ハンドに《蜘蛛》がないときにもわざとらしくこのようなアタックをすることがあるのだ。

そんなわけで、うんうん唸りながらJorstedtは「…Spider?」と岡本の顔色を覗き込む。
ポーカーフェイスが売りの岡本は、ここで小首をかしげるのみ。

結局Jorstedtは《空狩人の若人/Skyhunter Cub》を召喚したのみでターンを返し、すると岡本はここで《絡み森の蜘蛛/Tangle Spider》をエンドステップにプレイしたのだった。

Mattias Jorstedt

そして岡本は《腐食ナメクジ/Molder Slug》でアタック。これがスルーされると、戦線に《ファングレンの狩人/Fangren Hunter》と《銀のマイア/Silver Myr》を加えてみせた。

なんとか序盤のリードから逃げ切りたいJorstedtはここで《タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith》をプレイ。しかし、・・・ここでライブラリーのサーチはおこなわれなかった。

岡本は《絡み森の蜘蛛/Tangle Spider》、《腐食ナメクジ/Molder Slug》、《ファングレン人/Fangren Hunter》でアタック宣言。Jorstedtは4体でこれをブロックしたが、岡本は《捕食者の一撃/Predator's Strike》によって脅威の三対零交換を果たすことに。

結局、この《捕食者の一撃/Predator's Strike》が決定的な一撃となり、岡本尋はインビテーショナルのリベンジを成し遂げることとなった。それも、《手綱取り/Grab the Reins》を手札に抱えたまま。

岡本-2, Jorstedt -0

Jin Okamoto

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Mattias Jorstedt

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