ラウンド 4: 森勝洋 vs.今澤良彦

更新日 Event Coverage on 2003年 1月 9日

By 丸山智寛

ここまで2 – 1 と今ひとつ調子の悪そうな森勝洋。デッキは青緑を初めとするビートダウン系のデッキを強くにらんだ構成の青緑白。メインから《復仇/Reprisal》《一瞬の平和/Moment's Peace》を加えた、やりすぎ感漂う構成となっている。
 一方、東京予選初日 9 回戦を勝ち抜いて権利を得た今澤。ここまでに取り立てて戦績はないが、落ち着いた雰囲気を漂わせているプレイヤーだ。デッキはオーソドックスな青緑。ただし、最近流行のいわゆる 8 カウンターではなく、《霊気の噴出/Aether Burst》を加えた構成となっている。

Game 1

森勝洋 先攻は今澤。森、1 回マリガンからのスタート。
 お互いに《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》から《尊大なワーム/Arrogant Wurm》をマッドネス召還、と快調に飛ばす。

 手札に《霊気の噴出/Aether Burst》を抱えた今澤は《尊大なワーム/Arrogant Wurm》で攻撃。あわよくば除去を計るが森、ノータイムでスルー。ターンを得ると、《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》を召還した。

今澤、《入念な研究/Careful Study》を2 回撃ち手札を整えると《尊大なワーム/Arrogant Wurm》で攻撃。この攻撃を受け、今澤のタップアウトされた土地を見つつ森が珍しく長考。結局、スルー。ターンの終了時に森、《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》を起動して《栄光/Glory》を捨てビートダウンに出る。

森は《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》《尊大なワーム/Arrogant Wurm》で攻撃。《栄光/Glory》の起動はなし。今澤、冷静に《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》で《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》をチャンプブロック。
 タイムクロックを掛けられている今澤は《尊大なワーム/Arrogant Wurm》と《野生の雑種犬/Wild Mongrel》で攻撃。森も《尊大なワーム/Arrogant Wurm》で攻撃、ここまでの攻防でライフは森が 5 、今澤は 5 となった。

 ここでここで今澤が大勝負に出る。森のターンエンドに放ったマッドネスからの《尊大なワーム/Arrogant Wurm》は森の《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》起動からの《堂々巡り/Circular Logic》で打ち消される。が、メインで《霊気の噴出/Aether Burst》を放ち、ブロッカーを排除。そして総攻撃を森、やむなく《一瞬の平和/Moment's Peace》。これを巡って《堂々巡り/Circular Logic》の応酬が行なわれ、《一瞬の平和/Moment's Peace》が通る。

しかし今澤も黙ってはいない。2 枚目の《霊気の噴出/Aether Burst》で森の《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》と《尊大なワーム/Arrogant Wurm》を手札へと追いやり、時計の針を大幅に戻して見せた。

 盤上のクリーチャーを失った森は、《一瞬の平和/Moment's Peace》頼みで果敢に《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》で攻撃。《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を出し、青マナ1を含む土地 3 枚を立ててターン終了。《一瞬の平和/Moment's Peace》を前に動きを封じられた形の今澤はやむなくターン終了。

 ターンエンドに《尊大なワーム/Arrogant Wurm》をマッドネス召還した森は総攻撃を敢行。今澤は懸命のブロックを行なうが、頼みの《尊大なワーム/Arrogant Wurm》を《復仇/Reprisal》され、万事休した。

森 1 - 0 今澤

Game 2

今澤良彦 今澤先攻でゲーム開始。両者共にマリガンなし。

森、サイドボードの《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》を 1 ターン目に出す、絶好のスタート。さらに《野生の雑種犬/Wild Mongrel》と、テンポよく攻めていく。
一方の今澤はセオリー通り《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》からのスタート。島が3枚並び、土地事故が心配される。森を求めて今澤が《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》を起動。これに森がレスポンスして《尊大なワーム/Arrogant Wurm》をマッドネス召還。特異なキャラクターの目を奪われがちだが、このあたりの神経の細かさこそ、森の真骨頂と言えるのではないか。今澤、《不可思議/Wonder》を召還。タップアウト。森、《森を護る者/Sylvan Safekeeper》を通し、磐石の態勢。今澤、《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》を出し、手数からの逆転に望みを繋ぐ。

 ここで森、一見不可解な全員攻撃。《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、《尊大なワーム/Arrogant Wurm》、《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》、《森を護る者/Sylvan Safekeeper》。《尊大なワーム/Arrogant Wurm》が3/ 3 になった《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》、《不可思議/Wonder》にブロックされる。今澤のライフを削るものの、不利な交換と終わった。続くターンでは《野生の雑種犬/Wild Mongrel》で攻撃するが《尊大なワーム/Arrogant Wurm》をマッドネスから召還される。《復仇/Reprisal》で応じるも《対抗呪文/Counterspell》され、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を失ってしまう。強引に攻めた森だが、今澤に上手くさばかれ、徐々に苦しい形になっていく。

 とはいえ、今澤のライフは 3 まで減っている。今澤は《尊大なワーム/Arrogant Wurm》を連打するが、一方の森も《尊大なワーム/Arrogant Wurm》、《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》と召還し、今澤にプレッシャーをかけつづける。
  森の2 体の《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》で大きく待ったを掛けられている今澤は、ここで冷静に《不可思議/Wonder》のみで空から攻撃。じわじわと森のライフを削りにかかる。さらに2体の《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》がもたらす圧倒的なドローにより、大量のクリーチャーを並べる今澤。そして、ついに今澤の《不可思議/Wonder》が墓地に落ちる。

ターン終了時に森の《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate》2 体に《霊気の噴出/Aether Burst》。さらに、森の《極楽鳥/Birds of Paradise》にも《霊気の噴出/Aether Burst》して総攻撃。

 森は《一瞬の平和/Moment's Peace》に望むを託すが、あえなく《対抗呪文/Counterspell》。この攻防でマナを消費した森はこれをフラッシュバックできず、一瞬でライフを失ってしまった。

森 1 - 1 今澤

Game 3

 森先攻。《森を護る者/Sylvan Safekeeper》2 体を連続召還。しかし、中盤以降で真価を発揮するクリーチャーだけに、もっと強力なものが欲しいところ。今澤、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を召還、さらに《入念な研究/Careful Study》でデッキを掘り進む。

 森の《森を護る者/Sylvan Safekeeper》 2 体に、今澤の《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》が襲い掛かる。《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》を《森を護る者/Sylvan Safekeeper》でブロック。パンプ能力の起動に応じて《一瞬の平和/Moment's Peace》と、細かいプレイングで場を支えるが、場の不利は瞭然としている。

今澤は《入念な研究/Careful Study》で《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》《不可思議/Wonder》を捨て、《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》をフラッシュバック。一気に詰めに入る。

森も必死に応戦するがいかんせん、対抗策を見出せない。快調な廻りを見せる今澤が、勢いのまま森を下した。

Final Result 今澤 Win

Mori Katsuhiro

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Imazawa Yoshihiko

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