ラウンド 5: 岡本 尋 vs. 佐藤 健治

更新日 Event Coverage on 2003年 6月 20日

By 百瀬 和之

現在6点。つまり2勝2敗。崖っぷちに立たされた、おなじみ岡本尋。その上、相手は《戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful》《正義の命令/Decree of Justice》の強力なカードを併せ持つ佐藤健治。

フューチャリング席に着くなり、「公開処刑?」などと言い出す岡本だが、さて、崖っぷちで踏みとどまるのはどちらか。

Game 1

ダイスロールで勝利した岡本の先手。3ターンに出した変異が佐藤の《陰謀団の執政官/Cabal Archon》にブロックされると、ダメージがスタックに乗った後に青マナを払い、変異が《詐欺の壁/Wall of Deceit》に。しかし、ここで岡本の土地がストップし、佐藤が4ターン目に何もできないものの、岡本も次ターンも土地を引けず、変異を追加するだけにとどまる。

ここで佐藤が動く。《腐れざる喧嘩屋/Embalmed Brawler》を増幅無しで場に。そして《罪の意識/Guilty Conscience》を変異に。しかし、これは裏目に出ることになる。

次ターン、岡本が、《罪の意識》付のクリーチャーで攻撃。明らかに疑わしいが、ここでブロックしては元も子もないため、本体に通すと、これが《憑依された死者/Haunted Cadaver》。4枚あった手札が突然3枚に。1対4交換となってしまう。

そして場は平和に。

壁と《腐れざる喧嘩屋》がにらみ合う状況から、佐藤は《鞭草の絡め手/Whipgrass Entangler》。岡本は相変わらず土地を引かず、変異を追加。カードアドバンテージを稼いでいる岡本だが、いかんせん土地が増えないため、戦力を展開できない。そして、佐藤も、《熟達の刃の精鋭/Deftblade Elite》を追加するも、防御ラインが固まっていくだけで、《詐欺の壁》の前に、ろくな攻撃ができない。そして、岡本が変異を表にすると、それが《激浪計画の生き残り/Riptide Survivor》。

手札を調整しつつ、待望の土地を手に入れ、次ターンから展開始めるよーと、やる気満々。
しかし佐藤も黙ってはいない。すでに充分なカードアドバンテージを稼がれ、こうなっては殴るしかないと、《盲信の審問官/Zealous Inquisitor》を追加し、有り余るマナを利用して、ブロッカーに《鞭草の絡め手》を起動し、殴る殴る。《気まぐれなトビ/Mercurial Kite》を出されても、起動して殴る殴る。しかし、いかんせんクリーチャーが小粒すぎて入るダメージも小粒。それでもコツン(19)コツン(17)と削れていく岡本のライフ。

ならば展開で勝負。岡本が場に出したのは《未来予知/Future Sight》。どうも、あれだけカードアドバンテージを稼いでもまだ足りないらしい。さらにコツンと殴るが、ついに恐怖の《未来予知》付メインフェイズが。

どう展開するのが1番効率いいかと少考後、ライブラリーの上から島を置き、めくれたライブラリーの上にあった《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》を変異状態で投入。さらに手札からは《変容スリヴァー/Shifting Sliver》。

一気に劣勢にたたされた佐藤は、クレリックを複数起動しつつ、なんとか戦線を支えようとするも、ライブラリーの上から《すがりつく不死/Clutch of Undeath》を《鞭草の絡め手》に貼られた戦線崩壊。2ターン後《正義の命令》の白命令で2体の天使を出し、戦線を支えようとするも、時すでに遅し。《変容スリヴァー》によってブロック不能となった《霧衣のウミツバメ》が佐藤を撲殺することとなった。

岡本 1-0 佐藤

Game 2

先手佐藤が《荷降ろし/Unburden》サイクリング>変異。岡本が《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》サイクリング>《霧衣の壁/Mistform Wall》といった立ち上がり。

佐藤も変異で攻撃するものの、壁にブロックされ、何も起こらず。《急降下爆撃兵/Dive Bomber》を戦線に追加。これに対し《霧衣のウミツバメ》を表で。これは《急降下爆撃兵》をブロックして相打ちにするが、壁が再度ブロックした変異が今度は《堕ちたる僧侶/Fallen Cleric》に。これが壁を貫通し、場には土地と、《堕ちたる僧侶/》だけが残る。これをブロックすべく颯爽と場に現れたのは《変容スリヴァー》しかし、返すターンに相手が出したのは何と《戦慄をなす者ヴィザラ》。

一瞬終わったかと思われたが、岡本は答えを用意していた。《長引く死/Lingering Death》である。しかし、このヴィサラが死に際に《変容スリヴァー》を道連れにし、攻撃>変異と、《腐れざる喧嘩屋》を追加(増幅無し)。3対ゼロと、岡本圧倒的不利に。

しかし、ここでナイスブロッカーが颯爽と場に現れる。《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination》リジェネマナ付。これにもかまわず佐藤フルアタック。変異がブロックされると、これが何と《にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon》。《よじれた嫌悪者》にも殺されないナイスガイ。

しかし、このナイスガイが、むしろ《よじれた嫌悪者》に、1対1で殺されないことが後々のガンとなる。返すターンに岡本が2体の変異を追加したことで、場が硬直。殺さば殺せと《にやにや笑いの悪魔》を突っ込ませるが、すでにデーモンが佐藤にとって邪魔者でしかないとだとわかっている岡本は、《よじれた嫌悪者》単体でデーモンをブロックし、場に残す。

そして、その隙に何気なくアタックした変異が本体に通ると、これが再度《憑依された死者》。佐藤の手札が空になり、岡本俄然有利に。《煙吐く発動者/Smokespew Invoker》も場に追加し、さらに変異が表帰るとそれが《激浪計画の生き残り》。手札が空だった岡本は、なんのデメリットもなく3枚のカードを引き出す始末。

もはや、佐藤の苦し紛れの攻撃も、発動者が起動可能になっている岡本に軽くいなされ、《にやにや笑いの悪魔》以外のクリーチャーは皆殺しに。

最後は、デーモンによって削られた佐藤のライフをフルアタックで削り取った。

岡本Win 2-0

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