ラウンド 5: 黒田 正城 vs. 廣澤 勇太

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 28日

By 松井 健治

ラウンド 5 のフィーチャーマッチは、プロツアーチャンプであり一児の父となった黒田と、高校選手権覇者である廣澤との対決。

意外にもByeが 3 でなかった彼等は既に数度の試合をこなしており、現在が 4 勝ライン。デッキの方もそろそろ暖まってきた所で、同郷対決が行われようとしている。

黒田がゴブリン、廣澤は親和だ。

Game 1

先手廣澤。

親和を操り今回の大会に参加している彼は、まず 1 ターン目の行動を考えるのに 2 分をかける。

結局、そこでとった行動は《大焼炉/Great Furnace》から《電結の働き手/Arcbound Worker》。そこから続けて 2 ターン目に、《電結の働き手》を追加で 2 匹だし、そのまま《金属ガエル/Frogmite》を場へ。

序盤にいい動きを見せた廣澤に対し、黒田は 2 ターン目に《火花鍛冶/Sparksmith》を出し、 3 ターン目にセットランドした所で少し思考をめぐらせる。

現在彼のマナ状況は 2 枚の山と《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》。

ここで撃つ次の行動は《マグマの噴流/Magma Jet》と決め、それを廣澤の《金属ガエル》へ。

ゆっくりと一つ一つの手順を丁寧に行ってゆく 2 人。

そこで廣澤にターンが移り、《物読み/Thoughtcast》で手札を伸ばした後に、そのまま場へ《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》を。それにあわせ、黒田はとりあえず《火花鍛冶》を使って一体《電結の働き手》を除去。そのカウンターはとなりの《電結の働き手》へ。

黒田のターン。

ここで引いた《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をとりあえずセットし、《電結の荒廃者》に《火山の鎚/Volcanic Hammer》。それにスタックで《電結の働き手》(カウンター 2 個)を生贄にして《電結の荒廃者》を救おうとするが、それにさらに黒田は《マグマの噴流》を重ね、そこへまた更に、廣澤が残り 1 枚の《電結の働き手》を生贄にしてこれの除去を回避。

結果的には大きく膨れ上がってしまった《電結の荒廃者》だが、他に廣澤の場にアーティファクトクリーチャーがいない事から、アーティファクト除去カードでこれを処理できる可能性が出てきたのだ。

しかし、返す廣澤のターン。彼は 4 枚目の《電結の働き手/Arcbound Worker》を引いて場に放ち、ここで黒田も対策となるカードを引けなかった。巨大な《荒廃者》によって 1 本目は廣澤の勝利。

廣澤 1 - 0 黒田

Game 2

変わって先手黒田。

《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》、《火花鍛冶》と続けて出す黒田に対し、廣澤も《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《電結の働き手》、《教議会の座席/Seat of the Synod》と並べ、次のターンには《大焼炉》セットから《爆片破/Shrapnel Blast》を迷い無く《火花鍛冶》へ。

そこはめげずに廣澤。

《溶接の壺/Welding Jar》を出してから《モリオックの装具工/Moriok Rigger》を。これを育てて攻めていきたいところで、黒田はこれに《マグマの噴流》を打ち、廣澤は《溶接の壺》で適当な対象に再生壁を張って《モリオックの装具工》を育成。しかし、これはそのまま黒田のメインの《火山の鎚》で墓地に送られる事となってしまう。

さて、場はほぼまっさらな状態に。

ここからのドローに期待がよせられる所で、廣澤は《電結の働き手》、《電結の荒廃者》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》と順に引き当てて場へ放ち、対する黒田は《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を発掘する。

この装備品によって黒田一歩有利になったかと思った所で、廣澤は黒田の場にいるクリーチャーを《静電気の稲妻》や《爆片破》で早急に除去。そう、装備品はそれを纏うものがあってこそだ。

かくて場を押し動かし出したのは廣澤。

黒田は後に引いた《秘宝の障壁/Relic Barrier》でなんとか首の皮一枚と言った感じで耐えてはいるが、廣澤の猛攻を止める事が出来ないでいる。

しかし、諦める事なく黒田は《ちらつき蛾の生息地》に《火と氷の剣》を装備して攻撃を加え、引いて来たクリーチャーをブロッカーとして配備。

《火と氷の剣》の追加能力で《電結の働き手》などの小さなクリーチャーは既に《電結の荒廃者》の栄養となっており、膨れ上がった《マイアの処罰者》と《電結の荒廃者》が廣澤の場にいるのみ。

これを黒田、 1 匹は《秘宝の障壁》で押さえ込み、もう一体はチャンプブロック。

無駄ドローが絡めば即敗北の盤面で、通常ドローと《火と氷の剣》による追加ドローで危険な道をなんとか綱渡りしていく。

そして、それは実を結ぶ。毎ターン 3 点ずつのダメージをコツコツ与えていたおかげで廣澤の残りライフは 7 。ここで手札に貯まったバーンカードを一気に廣澤に叩き付けて、決死の 2 本目を黒田は奪回した。

 

廣澤 1 - 1 黒田

Game 3

持ち前の粘り腰のプレイングで 2 本目を取った黒田。

逆にその 2 本目をとられてしまった廣澤は勢いを失ったか、 1 回のマリガンを経由して 3 本目が開始。

またまた軽快に《電結の働き手/Arcbound Worker》や《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》、《マイアの処罰者/Myr Enforcer》とならべていくが、ここで黒田はそれらを全て即時除去。

廣澤も黒田の《火花鍛冶》などを除去していくが、ここからのドローが急に土地ゾーンに突入したか引きが悪い流れへ。

そこへ黒田。

早々に引き当てていた《火と氷の剣》をゴブリン軍団に装着し、ドローを伸ばしながら廣澤のライフを 0 まで削りきったのだった。

Final Result : 廣澤 1 - 2 黒田

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