ラウンド 6: 大塚 高太郎 vs. 藤田 修

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 20日

By Kenji Matsui

1 敗ラインで迎えるこの 2 人の対戦、大塚と藤田の対決。

大塚は、言わずと知れた 2003 年日本チャンピオンであり、名古屋を代表するプレイヤーの 1 人である。

対する藤田も、 99 年の APAC 準優勝を皮切りに数々の好成績を残している古豪で、プロツアー・アムステルダム準優勝者でもある。

さて、そんな 2 人だが、本日は 2 敗すると初日を抜けるのに非常に厳しいライン設定になっており、ここで負けてしまうとほぼ 2 日目は絶望だろう、という情況での戦いだ。

Game 1

先手大塚が《兜蛾/Kabuto Moth》を出せば、対する藤田も《兜蛾》で鏡打ちするところから 1 本目が開始。

《兜蛾》。出てしまうと、そう迂闊に攻撃を加える事が難しくなってしまうこのカードだが、今回もそのような情況で、互いに 2 , 3 ずつのクリーチャーが静かに盤面に追加されていく。

そこへ、戦闘以外での攻め手として、藤田は《夜陰の本殿/Honden of Night's Reach》を設置。これだけで大塚は一方的にカードを失う事となり、なかなか被害は大きい。

このままジリ貧になるわけにもいかない大塚は、藤田の《兜蛾》をなんとかすべく、《秘教の抑制/Mystic Restraints》を張り、《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》でゆるやかに攻撃を開始。

では、こちらも。と、藤田はそのターンのエンドに、大塚の《兜蛾》を除去し、攻撃を開始する。同じ様な情況にあるにもかかわらず、大塚劣勢に見えるのは、やはり 4 ターン目の《夜陰の本殿》のせいであろう。

手札の具合やタイミングによっては、どうしてもスペルを捨てなければいけない情況がうまれ、それでも《空民の雲乗り》によってライブラリを掘り進めるなど、どんどんパーマネントが目減りしていく。

それでも必死に抵抗し、《伝承の語り部/Teller of Tales》を出すまでに至るが、これは藤田の《汚れ/Befoul》によって退場させられ、その時点で大塚は投了を宣言。

大塚 0 – 1 藤田

Game 2

Kitsune Diviner

先手大塚が《狐の易者/Kitsune Diviner》を出すと、そのまま《武野の大小、正守/Oathkeeper, Takeno's Daisho》を装備し、本来攻撃力を持たないはずのクリーチャーが果敢に戦闘を開始する。

その間の藤田は、 3 ターン目から《兜蛾》、《夜陰の本殿》、《兜蛾》と連打し、強固な場を一気に築き上げる。

だがそこは大塚、《武野の大小、正守》でそれも強行突破。
《小走りの死神/Scuttling Death》などの、パワーが高いクリーチャーに装備しては、藤田へと一気に切りかかる。大塚はスピリットをタップさせ続け、攻撃を繰り返す。

そこで藤田は意を決し、《兜蛾》で装備品つきの《小走りの死神》をブロック。そこへ《不退転の意志/Indomitable Will》を装着した。そのまま自身をパンプアップで事なきを得たつもりだが、《武野の大小、正守》は装備品であり、まさに諸悪の根源は生き続けているのだった。これを、新たに召喚した《空民の雲乗り》に装着させて機会をうかがう大塚だ。

次はフライングのブロッカーか除去を調達する事を強いられた藤田。ここで《蛾乗りの侍/Mothrider Samurai》を出し、なんとかなったかな、と思ったところで、大塚の《秘教の抑制》が突き刺さった。そのまま藤田は殴りきられてしまう事になる。

大塚 1 – 1 藤田

Game 3

1 , 2 本目と《夜陰の本殿》によって大塚を苦しめてきた藤田だが、今回は自身が手札破壊の脅威におびえる事になってしまう。

先手の大塚が2 ターン目に強力なレア、《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》を出し、次ターンから藤田へディスカードを迫ったのだ。

それでも、なんとか序盤のテンポを掴める手札が用意されていた藤田はあまり気にした様子もなくゲームを展開するが、 5 ,6 ターンを過ぎたあたりから目に見えて「違い」が現われるようになってしまうのだった。

大塚は手札を空にさせてから、落ち着いて《痛めつける鬼/Painwracker Oni》と《血に飢えた大峨/Bloodthirsty Ogre》と出して万全の盤面を演出。藤田は絶体絶命だ。
 
ここで藤田は《兜蛾》を残して総攻撃を宣言。大塚は《痛めつける鬼/Painwracker Oni》をブロッカーとして使用し、戦闘を終えてから藤田は《兜蛾》で自身をパンプアップし、そのまま《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》をプレイした。

これによって、なんと藤田の《兜蛾》以外、のすべてのクリーチャーが盤面から消え去ったのだ。

素晴らしいトップデッキに救われた藤田。しかしながら、そんな藤田の手札が空っぽなのに対して、大塚には 3枚の余力が 。この差がでたか、返すターンに大塚は《義理に縛られし者、長雄/Nagao, Bound by Honor》を展回。素晴らしいインパクトだ。

さらに、大塚はなんと《内臓捻りの鬼/Gutwrencher Oni》をも追加。万策尽きた藤田は、なすすべなくこのクリーチャー達に蹂躙されてしまったのだった。

Result :藤田 1 – 2 大塚

最新Event Coverage記事

Featured

2015年 11月 16日

2001 Grand Prix Sendai Coverage by, Wizards of the Coast

2001 Grand Prix Sendai Coverage 相次ぐ新星の誕生 10 年ぶりの記録的大雪とのことで、積雪は 20cm 近かった。 2 日目は初日の豪雪が嘘であるかのような快晴となったものだが、やはり北国の冬らしく深々とした寒さが印象的だった。 細かい点にまで言及してはキリがないが、とりあえず今回の上位陣の顔ぶれを見て特に印象的...

記事を読む

Featured

2015年 11月 16日

2002 Masters Series San Diego Coverage by, Wizards of the Coast

2002 Masters Series San Diego Coverage In the first game of the finals, it seemed that Karma was on the side of Humpherys. Fuller only needed a bounce spell to wa...

記事を読む

記事

記事

Event Coverage Archive

過去の記事をお探しの場合 アーカイブのページをご覧ください。人気の著者による、数千にわたるマジックの記事が残されています。

一覧を見る