ラウンド 6: 斉藤 友晴 vs. 真木 孝一郎

更新日 Event Coverage on 2004年 11月 20日

By Isamu Fujieda

すでにシャッフルのしすぎでカードがぼろぼろの真木。マジックをするためにシャッフルをしているのかシャッフルするためにマジックをやっているのかよく判らないくらいのシャッフル好きだ。

対するは、GPブリスベインで射場本 正巳と共に初日全勝を果たした斉藤。場をしっかりと見極めての、ゆっくりとした確実なプレイングには定評がある。

斉藤は黒白のスピリットデッキで低マナコストにしっかりまとまっておりレアも3枚入っているいわゆる"勝てるデッキ"に仕上がっている。

一方の真木の方は三色で斉藤と比べると多少は落ちるものの、回ればパワーカードの多い(はずの)3色の方が勝つのが道理というもの。

両者ともこのレギュレーションを熟知しており、相手の性格も知っている。一番怖いのは長考による引き分けだろう。なにせ2人は練習の時に斉藤が眠ってしまうほど考えるのが好きなのだから……。

Game 1

ロケットスタートを決めたのは先攻真木。2ターン目の《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》《大蛇の支援者/Orochi Sustainer(CHK)》と順調に展開。斉藤側は《沼》を引ければ2ターン目から《血塗られた悪姥/Wicked Akuba(CHK)》といけたのだが引けずに、エンド。

3ターン目に《沼》を引いて《血塗られた悪姥/Wicked Akuba(CHK)》、4ターン目に《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber(CHK)》を出して真木の《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》を即リムーブ。この環境にある強力アンコモンシリーズの1体である《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator(CHK)》を場に登場させる。

ダメージレースで負けてしまうと、相打ちを取って《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator(CHK)》で拾う最悪モードになってしまうため懸命に殴って行く真木。

両者ともこの環境はよく知っているために、が立っていると全くといってブロックをしないためにノーブロックの殴り合いとなった。

その最中、先に解決方法を引いたのは真木だった。斉藤がフルタップの隙をついて《引き込み/Pull Under(CHK)》で《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator(CHK)》を除去すると《虚飾の道の神/Kami of the Painted Road(CHK)》と《小走りの死神/Scuttling Death(CHK)》で一気に攻めの体制に。

Indomitable Will

斉藤は勿論《祝福の息吹/Blessed Breath(CHK)》を握っており、まさに今しかないと言った状況での引きで状況は真木の方に好転した。

土地が4枚で止まってしまっているのが斉藤には厳しく、常にを残して《不退転の意志/Indomitable Will(CHK)》《祝福の息吹/Blessed Breath(CHK)》を握りながら展開するしかない。

だが、斉藤も救世主ともいえる《兜蛾/Kabuto Moth(CHK)》を引いてきて場に投入、次の真木のアタックこそ通してライフを真木 12 vs. 斉藤9 としてしまうが、場を膠着させることに成功する。

《引き込み/Pull Under(CHK)》以降の引きが芳しくない真木は《侍の処罰者/Samurai Enforcers(CHK)》を一応だすも、《兜蛾/Kabuto Moth(CHK)》入りの戦線には全く対抗できないでいた。

それに対して斉藤は、《つぶやく神/Gibbering Kami(CHK)》、《魂無き蘇生/Soulless Revival(CHK)》で《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber(CHK)》回収と戦線を建て直してゆく。

《侍の処罰者/Samurai Enforcers(CHK)》のアタックも2体ブロックで簡単に殺され、一応《小走りの死神/Scuttling Death(CHK)》で《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber(CHK)》を狙うがこれも予定調和とも言える《祝福の息吹/Blessed Breath(CHK)》。

そのままゆっくりと《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator(CHK)》に反転させて、《小走りの死神/Scuttling Death(CHK)》《つぶやく神/Gibbering Kami(CHK)》と並んだところで斉藤が《影の舞い/Dance of Shadows(CHK)》をキャストすると真木は投了を宣言。

途中での土地引きが続かなければ……と真木にとっては悔いの残るデュエルとなった。

斉藤 1 – 0 真木

Game 2

斉藤の《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator(CHK)》がどうにもならないと色を変えて赤を投入した真木。土地2枚に2マナクリーチャーが2体のハンドのためスタートするが土地を引けずに2マナでストップしてしまう。

そんな状況では勝てるはずもなく、斉藤は《欠け月の神/Kami of the Waning Moon(CHK)》つき《虚飾の道の神/Kami of the Painted Road(CHK)》とゆっくり展開。

普通にまわっていれば斉藤の方が場にだせるカードの質が落ちるために真木に分があったと思うが、土地がなければ何も出来ない……それがマジック。

結局真木は2枚ディスカードした後に、斉藤の攻めが弱いために仕方なく出した《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth(CHK)》によるドローまでしてようやく引いたが時既に遅し。

《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth(CHK)》が除去できずに使えるマナの違いというのはどうしようもないもので、真木無念の敗北。

Final Results 斉藤 友晴 Win

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